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卒業記念号 アウトライン

わたしは涙もろい。曲の詞に共感して泣き、漫画を読んで泣き、映画館でも感動すると人目もはばからず号泣する。
そもそも涙を流すという行為のゆえんは、大別すると喜怒哀楽の「喜」と「哀」によるものがほとんどだろう。スポーツで言えば、オリンピックで金メダルを取ったときの選手の涙、高校野球で甲子園に校歌を響き渡らせることができなかったときの球児の涙はそれぞれこれにあてはまる。
早スポに入ってからさまざまな競技、選手との出会いがあった。幸運にもこれまで幾度も優勝に立ち会うことができたし、活躍した選手の声を直接聞く経験もできた。それに比例して選手の「喜」と「哀」も近くで見てきた。宿敵を死闘の末制したときの歓喜の涙、わずか1点で敗れたときの悔し涙…。これらはどれも「一つのことを必死にやってきた結果」の涙。「何かを目標に、頂点を目指してやってきた結果」の涙。時代と時代の色合いが変わっても、わたしが見てきた選手の涙の純粋さは変わらない。何かを目指して涙が出たことを、自分のなかで誇りにできる。そしてどんな時代であってもスポーツに打ち込んでいる、勝負に賭けている人たちの熱い心も永遠に変わらないだろう。
早いものでわたしの早スポ生活もあと1年になった。きっとこれからも多くの選手の涙を見ることになるだろう。それが「喜」であれ「哀」であれ、そのとき味わった感動をたくさんの人に伝えられるようにしっかりとこの眼に焼きつけていこうと思う。
(高本睦美)

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