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箱根駅伝号
「ごめんなさい」と、ありがとう。この言葉は全く違うもののように思えるが、実は同じ状況で使う人が多いと思う。それはほかの人に何かしてもらったときに感の気持ちを込めて発する言葉だ。わたしはそういった場合、確実に前者を使う。
中学時代、所属していた部活動の顧問の先生は新婚だった。先生に夫婦生活で心掛けていることはと尋ねたところ、何かしてくれたときは必ず、「ありがとう」と言うことだと言っていた。その当時のわたしは、バスケットボール部主将で髪の毛は刈り上げ。どちらかというと男の子のようにぶっきらぼうな性格だった。そのため、わたしには先生の話がとても印象的であり、また少し信じられなかった。
「ありがとう」という言葉はあまりにも純粋で飾らない言葉だ。あれから6年経ったが、今でもなかなかなじめない。だから、言う場合も言われる場合も何となく気恥ずかしいため、感謝している時にはどうしても「ごめんなさい」や「すみません」などといった消極的な言葉を使ってしまう。しかし、実際自分が言われる立場に立つと、どちらがうれしいかというとそれは当然、「ありがとう」だ。そこで、この場を借りて自分の 感謝の言葉を伝えたい。
頑固なわたしに、きちんと助言をしてくれる人。いつもわがままなわたしを、遠くから何も言わずに見守ってくれている人。言葉足らずなわたしの、心の言葉を読み取ってくれる心優しい人。わたしのことをいつでも無条件で受け入れてくれる人。そして、私が迷惑をかけているすべての人。心から感謝しています。ありがとう。これをきっかけにもっと素直に人に感謝するという行為をできるようになりたい。それがわたしの人生における最大の目標だ。
(吉村夏希)
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