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第88回東京箱根間往復大学駅伝応援
1月3日 東京・アーバンネット大手町ビル前
新体制で臨んだ大舞台
就任後初の舞を見せた太田新主将
正月の風物詩といえば東京箱根間往復大学駅伝(箱根駅伝)。その名物風景となっているのがゴールである大手町の沿道で繰り広げられる各大学による応援合戦だ。4年生が引退し、新体制の応援部も他の大学に負けまいと、精一杯の応援で選手のゴールを待ちわびる多くの観衆をわかせた。結果は残念ながら総合4位に終わったものの、「みんなが役割を理解し、それなりに機能した」と主将の太田祐輔(商3=東京・海城)が語るように、これからの活動に弾みをつける初陣となった。
昨季12月4日に代交代を行い、主将の太田を中心に新たなスタートを切った。新体制になってから迎えた初めての大舞台は、日本中が注目する箱根駅伝だ。往路を2位で折り返し、迎えた2日目。1位の東洋大とは5分以上離されてはいるものの、逆転を信じ、多くの駅伝ファンが応援に詰めかけた。9区からアンカー区間の10区へとタスキが渡ると、大手町にはワセダの校歌が響きわたり、いよいよ応援が始まった。
大手町に帰ってくる市川を太田主将をはじめ部員一丸となって応援する
早大校歌に始まり、『紺碧の空』、『応援曲メドレー』、『燃ゆる太陽』、『Blue Sky WASEDA』などのべ10曲以上の応援歌が披露され、早大大応援団を先導した。アンカーがゴールに近づくにつれ、応援は盛り上がりを増し、『タスキをゴールへワセダ』、『自分を信じて走りぬけ』と選手を励ますコールを送りアンカーの帰りを待つ。そしていよいよ1位東洋大のアンカーが大手町に帰ってくると、観衆のボルテージは最高潮に。しかし早大の姿はまだ見えない。1位に遅れをとること10分以上、やっと早大最終区走者の市川宗一朗(スポ3=愛知・岡崎)が大手町へ。優勝は逃したにもかかわらず、応援団は渾身の力で「いちかわー」と声援を送り、市川がゴールテープを切ると、東京箱根間を見事走りきった選手達を校歌と『紺碧の空』で労った。
「箱根は世代交代しての初めての大舞台。やはり特別なもの」と副将の金井佑介(法3=千葉・八千代松陰)が話すように、応援部はこの箱根を、1年を占う上で最も大切な日と位置づけている。「試行錯誤しながら、自分たちのいいと思うものをすべてだせた」と副将の岸野友美(教3=東京電機大高)が語るように、新体制の上々の滑り出しに満足げであった。しかし野球の春季リーグ戦をはじめ、2012年のワセダの戦いはこれからである。選手達に応援を送り、それを力に変えてもらえるよう、応援部はさらなる精進を重ね、新たな時代を切り開く。
(記事 坂田謙一、カメラ 奈良圭)
◆コメント
太田祐輔主将(商3=東京・海城)
――代交代があって初めての大舞台でしたが、感想をお願いします
学年が代わり役割が変わるということで、往路のスタートではドタバタしていたのですが、復路のゴールではみんなが役割を理解し始めて、それなりに機能し始めたかなと思います。
――4位という悔しい結果でしたが、応援は選手に伝わったと思いますか
ある程度効果はあったと思いますが、応援を力に変えるという点では、多々足りない点があったと思います。課題は来年に活かしていただきたいと思います。
――大勢の人が詰めかけてくれましたが、緊張はしましたか
緊張と言うより、多くの人に集まっていただいて、ワセダの力を感じました。
――これから、どんな代にしていきたいですか
早大生にとって応援部が身近な存在で、あまり浮いた存在にならないようになればと思います。
――最後に、今年度の抱負をお願いします
昨年は野球で優勝できなかったので、応援を力に変えて野球部に優勝してもらい、他のワセダスポーツに力を届けられるような応援部にしていきたいと思います。
金井佑介(法3=千葉・八千代松陰)
――箱根応援の感想を
見た目だけだと結果として往路2位で総合4位ということだったのですけれど、自分たちがやったことは、たぶん届いているのではないかなと思っています。またリーダーと吹奏楽団とチアリーダーズがそれぞれ全力は尽くしましたし、世代交代してから間もないのですが、その間準備をしてくれた下級生もいて、それがしっかり実った応援だったのではないかなと思っています。
――結果に関しては今どのように思われていますか
昨年総合優勝を経験しているので、どうしても落ち込んでしまうのかなと思いますが、実際、選手たちはしっかり走ってくれましたし昨日は(競走部の)渡辺(康幸=平8人卒、千葉・市立船橋)駅伝監督から直接お言葉をいただく機会があり、競走部のみなさんも走ったのは10人ですけれど、それをサポートしながら監督、コーチ、まわりのそれ以外の部員の方々も全力を尽くしての結果だと思います。私たちは応援させていただいている側なので、4位だから(落ち込む)とかいう気持ちはないです。本当に応援させていただいて良かったなと。むしろシード権取れたのでまた来年出来るので良かったなと思っています。
――箱根駅伝の応援は他の応援とは違い、特別なものはあるのでしょうか
応援部は世代交代が12月中旬に毎年行われるのですが、そのあとに行われる大きな応援というと箱根駅伝になります。部員の中でも帰省している者もいるので、関東圏にいる者はこちらで参加させていただいて、世代交代して4学年揃わず3学年なのですけれど、その中でもいる人間が世代交代して初めて3学年で行われる応援です。さらに観客のみなさんもいっぱいいて社会的にもすごく注目される大会の中での応援になるので、やっぱり特別なものという意識はありますね。野球と駅伝というのは大きな、少し特別視してしまう応援ですね。
――世代交代された今、感じることは
責任というか、やっぱり一応4学年の中での4年生ということで、今までは上の学年の先輩方がいたので自分たちが少し道を外したら正してくれていたと思います。でもそれをしてくださる方がいなくなったので、自分で自分を正さなくてはならないし、逆に下の子たちがちょっと間違ったことをするのなら正さなくてはいけない立場になりましたので、正しく美しく活動していきたいなと思っています。
――これからの1年間、どのように応援していきたいですか
応援という意味では、すごく大好きなので楽しくやりたいです。また応援部はその場の雰囲気をガラッと変えられる役目を担っていると思うので、ちょっと負けているときだったり相手を追っていたりするときに、空気をワッと盛り上げるようにしたいです。逆にすごく勝っているときに油断しないでいきましょうと言う係だと思うので、そういうところはしっかり雰囲気を、空気を操るということを大切にしていきたいです
岸野友美(教3=東京電機大高)
――箱根応援を終えて
応援部として、年度はじめの応援でした。応援担当の者がずっと準備して作ってきている応援です。少ない秒数、(選手が)前を通る際に『紺碧の空』が流れてきちんと「○○待ってた」という文字をみてもらえるようにということで、色々な応援を組みました。箱根応援に対する思い入れはみんな強くて、結果は残念だったのですが思いは伝えられたかな、と思います。
――往路2位、復路4位という結果に対しては
2日の夜に、箱根の宿舎で競走部の監督の方から「ワセダらしい走りを復路するので」というお話をうかがいました。私たちも意識が高まっていたのですが、東洋大学さんもすごくがんばっていて、昨年度の結果もふまえてこの駅伝に望んでいることがわかりました。しかし、ずっとあきらめないで走り続ける姿は、ワセダらしい走りでした。また来年以降に期待して私たちも応援をがんばりたいと思います。
――新体制になってからはじめての応援でしたが
4年生全員が仕切り、許可をだし責任をとる立場になってから初めての応援でした。試行錯誤しながら、自分たちのいいと思うものをすべてだせたと思います。
――箱根応援は普段の応援とはすこし違いましたね
泊りがけというところも違いますし、応援形態もいつもと違いました。だからこそ、選手が前を通過する時を待っているお客さんの気持ちをいかに高めて、通過した際にみなさんで大きな声をだせるかということが私たちの役割だと思いました。本日も前日もたくさんの方が来てくださってすごく恵まれていると思いました。これだけの方が応援してくださるワセダなので、私たちはそのみなさんの気持ちに応えられるようにどんどん応援を導いていけたらと思います。
――幹部として一年間、どのようにすごしたいですか
やりたいことをやりきって、自分の目標や理想を叶えたいです。また下級生には伝えたいことを全部伝えきって3年間の集大成をみせたいと思います。
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