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 イケイケ!New comers! 青木祐喜 7月6日 早大剣道場



 【最終回】青木祐喜/剣道

 ニューヒーロー達のトリを飾るのは剣道部の期待の星、青木祐喜(スポ1)だ。将来の早大剣道部を背負って立つであろう新星に様々な角度から迫ってみた。

「美しく、しなやかに、強く」

笑顔で取材に応じる青木 ――大学生活は慣れましたか
 だいぶ慣れました。

――面白い授業はありましたか
 ほとんどの授業が面白いですけど、体を動かすのが好きなのでバスケットボールの授業が面白いですね。

――今は一人暮らしですか
 東伏見の紺碧寮に入っています。

――東京での生活はどうですか
 人が多くて、人ごみは苦手ですね。

――スポーツ科学部ということですけれども、練習場のある早稲田キャンパスまでの移動は大変ではないですか
 そうですね。でも稽古が出来るので移動も苦にはならないですね。

――では、剣道を始めたきっかけは何ですか
 兄が二人いるんですけど、二人とも剣道をしていたので、その影響で私も始めました。

――他にも強豪校がある中でワセダに進学を決めた理由は何ですか
 今の4年生の方々が強いし、3年生の西村龍太郎(スポ3)さんに憧れがあったのが一番の理由です。

――入部する前のワセダの剣道部のイメージはどんな感じでしたか
 あんまり入部前に練習に来てなかったので、もう少し楽かなと思っていたんですが、入ってみたらイメージより厳しかったですね(苦笑)。

――高校の時と違いはありますか
 高校の時は常に先生がいて、ピリピリした雰囲気の中での練習だったのですけど、大学では自分たちで考えて練習したり、部員の中でどうするかを考えたりするのが一番の大きな違いですね。

――大学での場合だと自分を律したりするのが難しくないですか
 そうですね。でも先輩たちがアドバイスをくれるのでそれを参考にして自分の剣道を作っていきたいです。

――高校の時に素晴らしい実績を残されていますが、それが自信になっているところはありますか
 高校の実績は高校の実績なので、その自信は別にしておいて、大学での剣道の自信を早くつけたいと思います。

――今はどのような練習を中心に行っていますか
 基本的なことを中心に先輩たちが練習を組んでいるので、私も基本の練習を中心に組んでいて、試合形式の練習の中で基本を応用して、頭で考えてできるようにしています。

――毎日の練習の中で心掛けていることはありますか
 剣道は集中力が勝負なので、練習中に気を抜くことはないようにしています。

――試合で一番大切にしていることは何ですか
 試合が始まったら技術面では急に変わるようなことはないので、常に気持ちの面でコンディションを整えて、相手に勝てるように強気でいくようにしています。

――今までの剣道人生のなかで一番嬉しかったこと、また悔しかったことは何ですか
 嬉しかったことは高校の時のインターハイで優勝できたことで、みんなで取れたものなので格別でした。悔しいというより辛かったのは、噂では日本一練習がきついと言われている高校での練習が死ぬほど厳しかったですね。

――具体的にはどのように厳しかったですか
 呼吸が出来なくなるぐらいでした(苦笑)。でも楽しいこともいっぱいありました。

――なにかゲン担ぎみたいなものはありますか
 ゲン担ぎはあまりしないほうですけど、1回試合前にトンカツを食べました。でも結果は引き分けでした(笑)。なので、もうゲン担ぎはしてないですね。

――防具や胴着などにこだわりはありますか
 動きやすくて、見栄えの良いものを選んでいます。

――やっぱり道具にはお金をかけるほうですか
 小手や面とかは消耗品ではないので、そこにはお金をかけますね。

――青木選手自身の剣道の持ち味は何だと感じていますか
 落ち着いた剣道です。

――得意な技は何ですか
 突きです。高校の時に一日100本ぐらいやりました。

――素人から見ると突きは怖く見えるのですが実際はどうですか
 最初は怖かったんですけど、練習しているうちに恐怖心は消えました。でも相手は怖いと思います(笑)。

――逆に難しいと感じる技は何ですか
 逆胴とかですね。

――理想のプレースタイルはありますか
 美しく、しなやかに、強くが理想です。

――理想の選手はいますか
 全日本(選手権)を6度優勝されている宮崎(正裕)先生(神奈川県警察)が憧れですね。

――身近な目標というのは誰ですか
 関東学生(選手権)で2位になった3年生の西村龍太郎さんです。

――西村選手とは食事を一緒にしたりするのですか
 寮が一緒なので部屋に行ったり、一緒に食事をすることもあります。

――部内で仲の良い人はいますか
 同期はみんな仲良いですね。

――部内でライバルと言える人はいますか
 ライバルと言えるかどうか分からないですけど、女子のスポーツ推薦の横尾(由布子=スポ1)が全日本女子学生(選手権)でベスト4に入ったのでライバル視はしますね。

――剣道をやっているとつい出てしまう癖や職業病みたいなものはありますか
 剣道は礼に始まり礼に終わると言われるので、あいさつする時とかにちゃんとお辞儀をしてしまうことはありますね。

――傘を持つと剣道の構えをしてしまったりすることはないですか
 それはちょっと危ないのでしないようには気をつけていますけど、でもたまにしてしまうことはありますね(笑)。


「授業中は寝ないです(笑)」


――他に好きなスポーツはありますか
 バスケットボールが大好きですね。特に見るよりするほうが好きです。

――今ワールドカップが行われていますが、観ていますか
 日本戦は観ました。

――ワールドカップに出ている国の中ではどこのチームは好きですか、それから注目している選手はいますか
 ドイツですね。特にクローゼに注目しでいます。

――好きなテレビ番組はありますか
 あまり見ないですけど、もう終わってしまったんですけどタンブリングが良かったです。

――好きな歌手はいますか
 九州男が好きですね。

――ちなみにAKB48は好きですか
 普通ですね(笑)。

――誰か推しているメンバーはいますか
 あまり分からないですけど、大島優子ですね。

――マイブームとかありますか
 昼寝とかですね。でも授業中は寝ないですね(笑)。

――何かチャレンジしたいことはありますか
 高校時代に朝練とかしていたのですけど、まだ大学生活に慣れていないので、早く生活リズムを作って朝練や自主練を増やしたいですね。

「試合への過程が面白い」


強く踏み込むため、床には継接ぎの跡がみられた ――入部してからいくつかの大会がありましたが、プレイヤーとしては出場出来ませんでしたが観ていて感じたことはありましたか
 ワセダの剣道は全国的にも通用しているところやまだ足りないところもあるように感じたのでその足りないところをワセダの剣道に付け足していって、全国制覇できるようにしたいです。

――1年生ながらも出場している選手がいましたが、負けたくない気持ちは強いですか
 その気持ちは強いですね。高校時代に試合をしたことのある人も大会に出ていて、劣っているとも思っていないので、試合に出たいし、勝ちたいなと思っています。

――やっぱり自分の剣道に絶対の自信を持っているんですか
 現段階では大学に入ってから、自信を打ち崩されていますけど(苦笑)。ここから自信をつけていって、先輩たちの教えを守りながら自分でも考えて、レベルアップをして、ライバルたちを倒せるような人生設計をしています。

――秋には団体戦がありますが、そこのメンバーには食い込んでいきたいですか
 食い込んでいきたいです。

――メンバーに入るためにも今の自分に必要なことは何だと思いますか
 1年生は仕事もありますし、練習以外の面でも練習の面でも厳しいんですけど、その中でも自分に余裕を持たせて、そこの余裕を増やして、剣道のことを考えたり、練習量を増やしていきたいです。

――青木選手にとって剣道とは何ですか
 道ですね。

――どのような意味で道なのですか
 私がたどってきた中心が剣道ですし、これからも剣道で学んできたことが未来の道を作ってくれると思うのでそういう意味で道ですね。

――剣道の面白さとは何だと思いますか
 やってない人からみれば当てっこゲームとかに見えるかもしれませんが、打つため にも色々しなければならないし、試合が始まる前の過程も厳しい練習とかして、それ で試合に勝てれば嬉しいですし、その試合の喜びとか過程が面白いと思っています。

――最後に今後の抱負と目標をお願いします
 まずはワセダが日本一になることとその後に私個人が日本一になることです。

(取材・編集 楮佐古博文、中村俊介、山田周平、カメラ 山田周平) 





◆青木祐喜(あおき・ゆうき)
力強い字で「初心」と書いてくれた  173センチ、72キロ。茨城・水戸葵陵高出身。スポーツ科学部1年。09年高校総体団体優勝、玉竜旗全国高等学校大会準優勝。得意技の突きについて、本当に突いているのかを聞いてみると、「本当に突いちゃうといじめになっちゃうんで、当てるだけです(笑)。」とのこと








◆早スポルーキーの感想
楮佐古博文(教1)
取材に応じる姿はまさに現代に生きる武士のような感じさえした青木選手。取材当日は部活がオフにも関わらず先輩たちと自主練習をする姿勢に剣道に対する熱い想いを感じました。そんな青木選手のマイブームはなんと昼寝だそう。そんなところにも親近感が感じられました。

中村俊介(教1)
物静かで、且つ闘志みなぎる語り口調は私には彼が如何に剣道に対する意思が強いかを物語っているように思えました。そして、同じ釜の飯を喰う同期とは非常に仲が良いが、それと同時に皆ライバルであると彼が語った時、私は切磋琢磨という四文字の本質がそこにあるように感じました。今後はプレーだけでなく選手の内面にも注目して見ていきたいです。

山田周平(文1)
今回の取材が私にとって初めての取材でした。自分の考えた質問に丁寧に答えていただいた時は記者冥利に尽きるなぁと感じました。また、青木選手には忙しい練習の合間を縫って取材に応じていただき、感謝の気持ちでいっぱいです。私は主にカメラを担当したのですが初のカメラということもあり、なかなかうまくいきませんでした。ですが、今回の取材を自分のスタートとして今後の取材でいい記事が書けるように精進していきたいと思います。


※今回を持ちまして、全11回にわたりお届けした2010新人特集「イケイケ!New comers!」を終了します。ご愛読ありがとうございました。取材にあたり、各部の皆さまにはお忙しい中大変お世話になりました。ご協力厚くお礼申し上げます。
早稲田スポーツ新聞会






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