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第55回関東学生剣道選手権大会
5月10日 日本武道館
竹越が3位入賞!4人が全国に挑む
エンジの剣士たちが、初陣を飾った。今年で55回目を迎える関東学生剣道選手権大会。剣道部としては新体制となって以来初めて臨む公式戦だ。早大からは7人が出場し、竹越充(人4)が見事3位に入賞。また、この大会は7月に大阪で行われる全日本選手権の予選を兼ねており、早大は竹越を含めた計4人が、見事全日本選手権の出場権を勝ち取った。
全日本出場を懸けた大会、さらには負ければ終わりの個人戦とあって、選手たちにかかるプレッシャーは計り知れない。「実力的に誰が優勝してもおかしくない状況」(雨谷水紀主将・スポ4)も相俟って、総勢500人近い剣士たちの真剣勝負が、聖地・日本武道館で繰り広げられた。
その中でも早大勢は、7人全員が1回戦突破を果たす上々の立ち上がり。大事な初戦を突破し、このまま難なく上位まで行くかと思われた、その矢先だった。前年度に準優勝を果たし、今大会優勝候補の筆頭だった平田啓(スポ4)の試合。プレッシャーからなのか、なんと2回の竹刀落としによる反則で一本を献上してしまう。誰も予想しなかった「自滅」に近い形で、平田は2回戦敗退に終わった。さらに2人が3回戦までに姿を消し、気がつけば半分近くが脱落。早大の応援席に、嫌なムードが漂った。
しかしその悪い流れを断ち切るかのように、安定した強さを見せたのが、竹越だった。前年度のこの大会、そして前年度の全日本選手権で共にベスト8と、実績は十分。「立ち合いで勝負になったときは自信がある」と語った通り、この日は特に出ばな小手や飛び込み面がさえた。堂々とした試合運びで、竹越は危なげなく準決勝まで駒を進める。
準決勝は一進一退の攻防が続き、試合は延長に突入。延長戦は、どちらかに一本が入った時点で勝負が決まる。ここまでの7試合で、何度か延長戦も勝ち抜いてきた竹越。「体力が無くなっていた」なりに「気持ち」で踏ん張ってきたが、さすがに集中力に限界が見え始めていた。竹越は自信のある立ち合いから、虚を衝く会心の突きを決められ、惜しくも敗退。決勝進出はならなかったが、自身最高の3位入賞を果たした。
善戦したのは竹越だけではない。7人中最年少の西村龍太郎(スポ2)は上級生相手に果敢に攻めベスト32入りを果たし、初出場ながら全国選手権の出場権を獲得。後輩に負けじと、渡邉雄太(スポ3)も4回戦で敗れながらも敗者復活を勝ち抜くと、「一度負けて心が折れてしまいましたが、キャプテンの意地で立て直しました」と振り返る主将・雨谷も意地を見せ、敗者復活戦で勝利。結果、去年の倍となる4人が、大阪への切符を手にした。
もちろんこの結果は、手放しで喜べるものではない。だが個人・団体日本一を目指すうえで、選手の中で手応えがあったのは確かだ。大阪の本戦まで、約2ヶ月。「今度は優勝」(雨谷)するために、ただ稽古するのみだ。
(竹内宏介)
【結果】
竹越 3位(全日本選手権出場)
西村 ベスト32(全日本選手権出場)
雨谷 4回戦敗退(全日本出場決定戦で勝ち抜き、全日本選手権出場)
渡邉 4回戦敗退(全日本出場決定戦で勝ち抜き、全日本選手権出場)
鎌谷 3回戦敗退
高橋 2回戦敗退
平田 2回戦敗退
※同・女子学生選手権大会は今月16日に行われます。
◆コメント
竹越
(3位という結果について)やっぱり優勝を狙ってたので、悔しいです。(今日の試合振りかえって)体力がなくなってたんで、気持ちでやってました。(安定した強さを見せていましたが)そうですね。立ち合というか、構えて勝負になったときは自信があるので、もうそこでだけで勝負していこうと決めていました。それが、安定していたように見えたのかもしれませんね。(課題は)やはり、先程の話で出た、体力ですね。(今年が最後になります、全国選手権に向けて意気込みを)去年は関東でも全国でも両方ベスト8だったんで、今年は関東3位になったので全国ではできればもう一つ上で、優勝かなと。(新体制の雰囲気はいかがですか)雰囲気はみんなすごく良かったですよ。今日出場した7人ともみんな全国行くと思ってました。去年は2人だったんで。今年は4人行くので、それくらい新体制としての力も上がってきてる。いいスタートがきれていると思います。
雨谷主将
(今日の試合を振り返って)キャプテンだったのでプレッシャーをひどく感じていました。少しでも上に上がるという気持ちではいたのですが、一度負け、敗者復活での全日本への道しかなくなってしまい、そこで一回気持ちがとぎれてしまいました。ですが、監督にも言われ、立て直し、全日の切符を取れたので今度は優勝したいです。(最後まで苦しい戦いだったが)元々負けるとくじけてしまう性格なので、一度負けて心が折れてしまいましたが、キャプテンの意地で立て直しました。(全国に向けて)今回の大会は実力的に誰が優勝してもおかしくない状況でしたが負けてしまいました。ですが、上を狙えないわけではないと思います。やはり、団体はやる側としても魅力があるので秋の団体で優勝したいですね。(今年の新体制の雰囲気は)とてもいいです。全日に4枚というのは、昨年の2枚よりも選手のモチベーションが上がると思うので、部の全体にも良かったのではないかと思います。(自身の大学ラストイヤーに対する意気込み)後悔の無いように必死にやるだけですね。これからまた、全日や団体戦、最後の早慶戦も含め頑張りたいと思います。
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