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第62回全日本大学準硬式野球選手権大会 準々決勝
9月2日 兵庫・淡路佐野運動公園野球場
『大学日本一』見えた!22年ぶりベスト4進出
準々決勝
1
2
3
4
5
6
7
8
9
計
早 大
2
0
0
0
2
0
1
2
0
7
長崎県立大
0
0
0
2
0
0
0
0
0
2
(早)原田健−古跡
◆三塁打:武田
全日本大学準硬式野球選手権大会(全日)は準々決勝を迎えた。相対するは、大会2連覇中の中大に1回戦で競り勝ち勢いに乗る立命大を2回戦で破ったダークホース・長崎県立大。しかし、今大会絶好調のワセダナインを前にしては九州の雄も敵でなかった。先発の原田健希(先理4)が相手打線を4安打に抑えこみ完投すれば、打線も15安打の猛攻で手厚く援護。横綱相撲とも言える完勝で実に22年ぶりとなる全日ベスト4進出を決めた。
後輩たちが用意してくれた中1日の休養は原田健にとって十分過ぎるほどだった。「体調は万全」の言葉通り立ち上がりからエンジン全開の原田健。4回に自らのバント処理ミスとパスボールから2点を献上し同点を許したが、ここで大崩れしないのが百戦錬磨の背番号19だ。「相手がストレートを張っていたので変化球主体に切り替えた」とあくまで冷静。中盤以降は相手打線に的を絞らせず、全く危なげがない。味方を鼓舞するが如く、普段あまり見せることのないガッツポーズも再三飛び出した。最後の打者を中飛に打ち取った瞬間も両手を突き上げ、喜びを爆発させた原田健。奪三振9、与四死球わずかに1。クールに燃えた左腕エースの熱投124球が、四半世紀閉ざされていた4強のカベを遂にこじ開けた。
打線は絶好調の上位陣がこの日も猛威をふるった。初回から4番武田和之(スポ3)の適時打などで先制すると、同点に追いつかれた直後の5回には連日当たりに当たっているリードオフマン・白石大智(人2)の中前安打を口火に、3番阿部聖(人2)、5番石川龍(教2)の適時打で勝ち越し、原田健を助けた。8回には阿部がこの日2本目となる適時打でダメ押しに成功。点が欲しい時にしっかり得点できる現在の稲穂打線を象徴するかのような、理想的な攻撃で効果的に加点していった。「打撃にスキがないです」(武田)というコメントもあながちビッグマウスではない。心配なのは共に5打数無安打と良いところがなかった古跡勇太主将(スポ4)、市川真也(文構4)の6・7番コンビ。上位打線へのマークがきつくなる残り2戦、下位打線を固める最上級生の奮起がカギを握ってくる。
『全国制覇』――春シーズンの低迷を考えれば、これまでどうしても現実離れして聞こえてきた目標。だが、今のワセダの試合を見ればもう大言壮語などと言えない。準決勝の相手は優勝候補筆頭の法大。近年の東京六大学リーグ戦では惨敗続きの鬼門だが、現状では五分の力関係と見て良いだろう。頂点まであと2つ、明日で終わらせるつもりなど毛頭ない。
(記事、カメラ 塚本一成)
早大出場メンバー
打順
守備
名前
学部・学年
1
(中)
白石 大智
人2
2
(三)
渡部 翔大
スポ2
3
(遊)
阿部 聖
人2
4
(一)
武田 和之
スポ3
5
(左)
石川 龍
教2
6
(二)
市川 真也
文構4
7
(捕)
古跡 勇太
スポ4
8
(投)
原田 健希
先理4
9
(右)
陣野原翔哉
政経2
◆コメント
原田健
(今日の投球を振り返って)昨日は石田投手のおかげで休むことができましたし、1回戦も66球で終えることができていたので、今日の体調は万全でした。相手は1番打者がいいと聞いていたので、初回の入りに気をつけて投げました。しっかり準備ができていたので序盤から調子が良かったです。(4回は自らの失策が絡んで失点してしまいました)あのエラーとパスボールは完全に自分のせいでした。その後の回で味方が点を取ってくれたので助かりました。ほんとに心強いチームメイトです。今日の自分は打てず守れずだったので、投げるだけに専念しました。(四死球1、奪三振9の投球内容に関してはどうですか)三振のことは気にしてないです。相手がストレートを張っていたので4回以降は変化球主体に切り替えました。(終盤はアウトをとるために気合いのガッツポーズを繰り返してましたね)自分のせいで追いつかれたので、味方が勝ち越してくれた後は強気にいきました。(いよいよ明日は準決勝です。どのような投球をしたいですか)今のチームの投手陣は自分だけではないので心強いです。それに頼もしいチームメイトがいます。トーナメントなので一戦必勝で勝ち上がっていきたいです。
武田
(ベスト4進出をどう受け止めているか)チームの状態が大会前の想像以上に良いですね。打撃にスキがないです。(打撃に関して特にポイントを挙げるとすれば)1番の白石がしっかり塁に出てくれるので得点パターンができあがっているのが大きいです。(春のリーグ戦から最も成長した部分は)夏休みは『勝負強さ』、点を取れるところで取るということをテーマにやってきて、その成果が出ていると思います。(きょうの自身の打撃を振り返って)今までは力が入りすぎていましたが、昨日一本出て大分力が抜けたのが良かったと思います。(準決勝の法大戦に向けて)法大にはリーグ戦でやられていますが、調子は良いので、自分たちの力を信じてまたきょうのような試合をしたいです。まずは相手どうこうより一打席一打席自分の仕事をこなしたいです。
阿部
(22年ぶりのベスト4入り)今までの野球人生の中で一番うれしかったです(笑)いろんな人に感謝したいです。(3試合全てで先制点、必ず打席が回ってくる3番として)1・2と4・5番に良い選手がいるので、僕はそのつなぎ役としてプレーできればと思っています。もちろん自分が返す時は一生懸命やりますし、(4番の)武田さんに任せるときは任せる、そういった形が出来ていると思います。(5回に勝ち越し適時打)自分は良い打者ではないので、身体を捨てるくらいの勢いでやろうとしていたことが形になって良かったです。(今大会、好調をキープしているが)スタッフの方たちがやってくださっていることを信用しているので、それが結果につながっています。(今日は守備でも好プレーがあったが)自分は内野をやり始めたのが2月からなんですが、人に見せても恥ずかしくない程度のプレーになって良かったです。(硬球に比べて、特に遊撃守備は難しいと思うが)失策しても良いので、とにかく突っ込んで行けばグラブに入るという思い切りの良さを心掛けてます。(日本一まであと2つ、意気込みを)自分のためにももちろんなんですが、今まで支えてくれた家族や友人、そしてベンチから外れて悔しい思いをしている仲間もいるので、また来年・再来年この場所に帰ってこれるように、頑張ります。
石川
(全国大会ということで)とくに何も考えることはなく、思いっきりプレーすることだけを考えています。 (今日を振り返り)良いところで打てたので良かったです。 (打順が3番から5番に移って)ランナーが塁上にいればそのランナーを返すだけで仕事自体は変わってないので特には気にしていません。 (チームの雰囲気)勢いがあり、リーグ戦の時よりも1つになれていると思います。 (法政戦に向けて)優勝というよりも目の前の一戦一戦を死ぬ気で戦いたいと思います。
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