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第10回東日本学生選手権
8月27日 早大・東伏見グラウンド
攻守で圧倒!宿敵倒し2年ぶりの栄冠!
東日本インカレ優勝を果たした女子ホッケー部
PCを放つ末森
宿敵撃破でタイトル奪取!4年連続同一カードとなった東日本学生選手権(東日本インカレ)決勝。対戦相手の駿河台大には2年前の東日本インカレで初勝利を挙げて以降、1分けをはさんで4連敗を喫していた。前半は均衡するも、後半にPC(ペナルティコーナー)からMF末森千滉(スポ3=島根・横田)が待望の1点をもぎ取ると、そのまま逃げ切り完封。2年ぶり2度目の東日本インカレ制覇を果たした。
『鉄壁』。まさにその言葉が似合う。東日本インカレを通し、失点は0。この決勝でも駿河台大にPCすら与えない完封劇を守備陣は見せた。その中でも軸となったのはDF高城千佳主将(教4=富山・石動)とGK堀部晶瑠(スポ2=大阪・羽衣学園)。「向こうのFWのドリブルのこぼれ球やパスを見極めて、カットすることを徹底した」。そう語るように、高城主将は絶妙なタイミングで飛び出し相手の攻撃の芽を摘み取り続ける。万一、サークル内に入られても後ろには絶対的守護神・堀部が控える盤石な布陣。「守り切ろうと思って必死にゴールを守った」(堀部)とファインセーブを連発し、駿河台大の攻撃を何度もはねのけ続けた。
抱き合って喜ぶ松本(左)と高城主将
一方の攻撃陣も負けてはいない。前半こそシュート数は1本に抑えられるも、後半は何度も素早いパスから攻撃を仕掛ける。後半10分、一瞬のスキを突き、ルーキーMF高橋可奈(スポ1=栃木・今市)が単騎サークル内へ突入して価千金のPCを奪い取った。すると、ここぞとばかりに早大が動く。「決勝まで隠していた」(末森)パサーが出したパスを再びパサーに戻すトリックプレー・『パサー返し』で末森が押し込み先制点を挙げた。2年前、初めて駿河台大を倒した時の決勝点も末森のPCからの得点。まるで2年前の初優勝の再現を見ているかのような状況で、宿敵の牙城を崩した。
「少ないチャンスをものにする」(澤谷保典監督=明大OB)と狙い通りに攻守が機能した女子ホッケー部。だが、この結果には満足してはならないと部員は口を揃えて言う。「継続して駿河台大に勝ち越せるようにレベルアップする」(高城主将)。続く秋季関東学生リーグでも、両校が相見えることは必至だ。本番は秋。女子ホッケー部におごりはない。
(記事 渡部拓真、カメラ 畑野良多、千歩まゆあ)
第10回東日本学生選手権
早大
1
0−0
1−0
0
駿河台大
【得点者】
(早大)後半10分 末森
◆コメント
澤谷監督
――東日本インカレを終えて率直な感想をお願いします
ほっとしたというのが率直な感想です。
――東日本インカレを振り返って
夏に選手たちが頑張ってくれたおかげで結果がしっかりついてきたんだなと思っています。
――きょうの試合を振り返って
正直あそこまでできるとは思ってなかったんですけど、選手たちは最後まで足を止めずに頑張ってくれました。ほぼ作戦通りです。
――その作戦とは
あんまりチャンスがないのは分かってたんで、ペナルティーコーナーで1点とる、少ないチャンスをものにするということですね。選手たちが集中したおかげで、それができたと思います。
――ペナルティーコーナーからの得点シーンについて
実は、この大会が始まる前から決勝であのパターンを使うって決めていて。今まであのパターンを1回も見せずにここまで来たことは、ほぼ作戦通りかなというところです。
――ゴールキーパーの堀部選手の好セーブ
まだ2年生なんですけど、しっかり成長してくれてるなと思いますね。あそこで(堀部)晶瑠の頑張りがあったから、今回は0におさえられたかなというところです。
――全体的にどのような指示をしたか
基本的には駿大さんはうちよりも人数が多くて経験豊富なチームなので、胸を借りるつもりで当たって砕けろじゃないですけど、全部の力を出し切ろうという指示はしました。
――秋リーグに向けて
上位進出をするためには駿河台を倒すことは避けて通れないと思いますので、また勝てるように頑張りたいです。今まででこの試合を含めて2回しか勝ったことがないので、3度目4度目があるように日々の練習を頑張って結果を残していきたいです。
高城主将
――優勝おめでとうございます。いまの率直な感想を
春も駿河台大と戦ったんですけど、その時は負けてしまいました。その春の悔しさから夏合宿や練習試合を通じて、体力面を強化し経験を積むことで、本当に個人個人が追い込んだトレーニングすることができました。その努力が実った結果だったと思います。
――2年前の同大会決勝で勝って以来、駿河台大には苦汁をなめさせられ続けていたが
技術的には(早大も駿河台大も)どちらも2年間互角という感じでした。けれど、きょうしっかり勝てたのは全体がいい雰囲気だったり、気持ちで負けることがなかったからかなと。技術面でもしっかり戦うことができたんですけど、それよりも勝ちたいという思いを全面に出してこの大会に臨みましたし、この試合一本に懸けることができたので、勝てたんだと思います。
――駿河台大を零封。高城主将も再三パスカットしていた
向こうのFWはボールキープがうまいので、自由にボールを触らせると失点につながることがいままでの経験からわかっていたので。あとはDF陣それぞれがマークについて向こうのFWに仕事をさせないことを徹底しました。それで、わたしは向こうのFWのドリブルのこぼれ球や打ち込んでくるパスを見極めて、カットすることを徹底したので防げたんじゃないかなと思います。
――この夏を終えて、強くなった実感があるのでは
さっきも言ったんですけど、ゲームを何本も何本もやって技術アップをはかったりチームの動き方をしっかり確認したりと、充実した夏合宿を過ごすことができたからですね。また、夏合宿の後も個人で走り込みをしたりウエイトトレーニングをしたことも大きかったと思います。
――ケガ人もなく万全なチーム状況なのでは
大きいケガをしている人はいないですね。トレーナーが調整だとかケガ防止のメニューとか組んで頑張ってくれて、その成果が出ていると思います。
――続く秋リーグに向けて、意気込みを
この大会で駿河台大に勝ったことで満足しないで、秋リーグも継続して駿河台大に勝ち越せるようにまた一歩一歩レベルアップしていくことと、しっかり秋も試合で勝って決勝まで進んで山梨学院大相手でも優勝を狙える試合ができたらいいなと思います。
末森
――試合を振り返って、いかがですか
このチーム始まってからの目標が駿大に勝つってことだったので、とりあえず勝ててめっちゃうれしかったです。
――得点シーンについて
わたしの得点はペナルティコーナーの「パサー返し」って言うんですけど、決勝まで隠して駿大戦で絶対決めようって感じだったんで、ほんと決まって良かったです。
――駿河台大には2年ぶりの勝利ということでしたが
前に勝ったのがわたしが1年のときだったので、ことしの春リーグも残り5分くらいで負けちゃったんですけど。この試合は今の4年生のためにも絶対勝ちたかったので、練習でもしっかりチームで一つ一つプレーを確認しながら行いました。本当にチームワークで勝った試合だなって思います。
――2年前の東日本インカレも末森さんの得点があって優勝しましたね
あれはリバウンドだったかな。ペナルティコーナーのリバウンドで。
――今回の東日本インカレに特別な思い入れなどは
とりあえず前の農大戦では得点できなかったので駿大戦では絶対に自分で得点を決めて勝ちたいなと。基本仕事はパスを配ることなので。パサー返しでもリバウンドでも絶対決めてやろうと思って。
――秋のリーグに向けて
やっぱりシュート決まるまですごい時間掛かって。なかなか決めきれなかったというのがチーム全体の印象なので、次はもうちょっと落ち着いて早い段階でシュートを打ちたいです。もっと積極的にワセダのペースで勝ちたいです。
堀部
――優勝の感想をお願いします
春のリーグや去年とかずっと駿大には勝てずにいたのですが、きょうはしっかり最後まで守り切ることができてすごくうれしく思います。
――相手は駿大ということでどのような気持ちで試合に臨みましたか
やっぱり負けが続いていたので、自分はディフェンスの最終ラインとして、ディフェンスを動かしてしっかり守り切ることをしっかりと目標にして試合に入りました。それを達成することができてよかったです。
――好セーブがたくさんありましたが、どのような気持ちでゴールを守っていましたか
今までは簡単に失点してしまうことが多かったんですけど、やっぱりせっかく1点を決めてくれたので、それをしっかり守り切ろうと思って必死でゴールを守りました。
――最後に秋リーグに向けての意気込みをお願いします
やっぱり東日本インカレで勝っても、秋リーグで勝たないと勝ち切ったことにはならないので、秋リーグもしっかりと次は大差で勝てるように頑張っていきたいと思います。
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