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2007年度卒業記念特集
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卒業記念特集(21) 野口洋平×山田祥子
ラクロスに魅せられて
「大学生活そのもの」(野口洋平=人)。「今の自分」(山田祥子=スポ)。
この言葉は、昨年1年間早大ラクロス部を牽引した野口、山田両主将にラクロス部での4年間を一言で表してもらったものだ。
「ラクロスをやっていなかったら学生生活は語れない」(野口)。「今の自分ができたのは4年間頑張ったから」(山田)。
最後の試合からもう何ヶ月経つだろうか。当たり前のようにあった練習もなくなり、「心の中にポカンと空間が出来た」(野口)と語るほどラクロスは大きいものだった。
「真面目に打ち込めるものをやりたい」(野口)、「ラクロス部に入ろうと思ってワセダに入った」(山田)。入部動機をそう回想する2人は共に下級生の頃から試合に出場し、チームの勝利に貢献してきた。そして、4年生の時には主将になった。
時には、部員数100人を越えラクロス界でも大規模なチームであるワセダにおいて、チームをまとめることは容易ではない。3年時に副将を務め、就職活動で4年生が不在の時チームをまとめていた野口は、チームをまとめる苦しさ、つらさを味わい当初は引き受ける気はなかった。だが、悩んだ末に「僕じゃないとダメだといわれた」ことをきっかけに、一念発起し「プレーでみせるキャプテン」を目標にチームを鼓舞してきた。主将に就いてからは、3年時のように苦しむことはなく、みんなでチームを作り上げ、雰囲気よく、楽しくできたという。
一方、山田はチームを運営することの難しさに直面し、とまどい、苦しい時もたくさんあったという。時には、自分の主将像に首をしばられたこともあった。でもそんな時には、「周りの人が助けてくれた」。勝ったり、先輩から声をかけてもらったり、同期から感謝されたり、そのひとつひとつが山田に元気を与えたようだ。主将に就任することへの決断、主将としての苦悩、様々な逆境を乗り越え過ぎ去った1年間。「いい感じでチームが作れて良かった」(野口)。「1年間が濃かった。大変でもあり充実していた」(山田)。そう振り返る。
卒業後は2人ともラクロスを続ける。野口は、クラブチームに声をかけられ日本一という言葉を聞くたびに燃え上がってくるという。仕事の関係で夏頃まで東京にいないが、そこまでに体を作り、戻ってきてから「日本一に向けて頑張る」予定だ。山田は、クラブチームに声をかけられてはいるが、同期のユースで作ったチームに籍を置く。伝統のあるチームではなく、あえて新しいチームに入るのは「主将をやってきたこともあり、自分たちで作るのも楽しい」からだという。
取材中、終始笑顔で時には2人で笑い合うこともあった。その笑顔からは、大学4年間が充実したものであることがうかがえた。新しい舞台へ走り出した2人。ラクロスに魅せられた2人の物語はまだまだ終わらない。
(一橋孝顕)
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