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2007年度卒業記念特集
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卒業記念特集(6) 五郎丸歩
激
日本代表キャップ4。五郎丸歩(スポ)のスター性を端的に表す数字である。ルーキーイヤーからアカクロの15を背負い続け、その恵まれた体格を生かした突破、精確なキック、そしてトップレベルの経験で磨きがかったゲームメイクで、観る者を魅了してきた。ごく自然に、五郎丸は早大にとって必要不可欠な選手となり、今季の大学選手権準決勝・帝京大戦がまさにそうだったように、欠場はただちにチームの危機を表すほどとなった。
入学から2年間は、負ける日が来ようとは「1日も思ったことはなかった」。屈辱から始まった今季。BK陣の中核・司令塔であることに、バイスキャプテンとしての役割が加わり、東条組の4年生から託された『荒ぶる』の奪還は、チームと個人両方にとっての責務となった。そのために、若き天才・山中亮平(スポ1)に英才教育を施し、試合ではどんなに圧勝しても決して満足せず、チームや自分に足りない部分を探し続けた。
そして何より4年間思い続けた、プレーはいつも「激」しく。決戦前の寄せ書きに常々書いてきた「激」の文字だが、今季はその中に、今までの年以上に「体を張る」決意を込めてきた。背負ったものの大きさゆえに、大学選手権決勝の勝利の瞬間、重圧から解き放たれた五郎丸は、自然と涙を流したのだろう。
卒業後は昨季まで早大でともに戦った、矢富勇毅(平19スポ卒)も在籍するヤマハ発動機ジュビロでプレーする。今季の日本選手権2回戦の東芝ブレイブルーパス戦後、「いけるような気がする」と手応えをつかみ、トップリーグでも活躍することがますます期待される。次なる舞台で更にレベルの高いプレーをすれば、再び五郎丸が桜をまとう日は近い。世界に羽ばたくその瞬間を、全ラグビーファンが待ち望んでいる。
(林修史)
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