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2005年度卒業記念特集
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卒業記念特集(22) 酒井祐樹
離れられない
「やめようと思ってもなかなかやめられないんです」。大学テニス界屈指のハードヒッターである酒井祐樹(人)が、早稲田で過ごした4年間をそう振り返った。最初は「趣味程度でやっていた」小学生時代からずっとテニス漬けだった日々。酒井にとって、テニスはもう人生の一部なのだ。
あともう一歩で殻を破れなかった。強打から繰り出される鮮やかな試合運びは、観る者を魅了する。だが、タイトルの4文字がなかなか手に入らなかった。そんな中、3年生の関東学生リーグ戦、全日本大学対抗王座決定試合(王座)とエースとしてシングルス1を任される。「絶対に勝たなければいけない」重圧は大きかった。しかし、その重圧が彼を精神的に成長させる。
そして自らもターニングポイントと語る、3年生冬のインカレインドア(全国学生室内選手権)。彼はその持ち味であるハードヒットを存分に発揮する。強烈なサーブを放ち、ボールが潰れんばかりにフォアハンドを叩き込み、他を圧倒した。そして得た、初の学生日本一のタイトル。ただ決勝に残れたのと、優勝できたのとでは全然違う。優勝した者だけが味わえる感覚。そこで得た自信は、とても大きなものだった。この大会がきっかけで酒井はユニバーシアード代表にも選ばれ、リーグ戦、王座でも、エースの一角として活躍し、優勝の原動力となった。
何度も「きつくてやめたい」と思った事もあるテニスだが、さまざなプレッシャー、きつい練習を経て得た精神力は、今後も社会人としてテニスを続ける彼にとって大きな糧となった。社会人になると、練習量は学生の時よりどうしても減り、体力的にきつくなる。しかし「4年間で鍛えられた」精神力を糧に、新たな舞台での活躍を期待したい。
(寒河江真奈)
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