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wasedasports.com >  2005年度卒業記念特集 >  後藤俊也


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 卒業記念特集(18) 中野祐介 



 関東最強の男――卓球部・中野祐介主将(人)インタビュー

 走り続けた4年間だった。新人戦優勝、関東学生選手権連覇、インカレ優勝、関東リーグ優勝と取れるタイトルを総なめにし、卓球の名門・ワセダの復活に大きく貢献した。そんな関東最強の男、中野祐介(人)は4年間、何を感じ、何を思い走り続けたのか――。

中野祐介  ―どうして当時2部だったワセダに入ったんですか
 ワセダからはなかったんですけど、他大からは特待生として色々な勧誘はあったんです。でも、高校の先生から勧められた、ということと文武両道という道を選びたかった。自分としては卓球バカにはなりたくなかったんで。勉強もしたかったし。

 ―新人戦で優勝するなど、華やかなデビューを果たしましたが、大学の卓球はどう感じましたか
 初めはちょっとレベルが高くて、勝てるのかなって思ったんですけど、環境にも次第に慣れていきました。初めの方は(西早稲田と所沢の)行き帰りもあって中々(生活に)慣れなくて(成績が)落ちた時期もあったんですけど、1年の冬頃から慣れてきて、そこら辺からだんだん勝てるようになってきた。大学のレベルの高さというよりも環境の変化に苦しみました。電車通学もしたことなかったし、授業も1限から4限くらいまで入ってて。それから練習するみたいな感じ。

 ―2・3年時の関東学生選手権連覇、3年時のリーグ・インカレ優勝などの大会の中で最も印象に残ったことは何ですか
 3年のインカレ優勝ですかね。僕的には初めてとったタイトルで、あと高校の地元の東山で出来たっていうことも大きかったです。高校の先生とかも応援に来てくれたんで。時吉・下山君など(当時)1年生で良い選手がいたけど、メンタル面でまだ好不調の波があったから自分が安定して勝たないと、と思いました。何とか良い流れを作ろうとね。そういう意味ではあの大会は良かったと思います。

 ―早大復活の立役者になったと思われるんですが、そのあたりはどう感じますか
 いやいや、そんなことないです。先輩について行っただけです。1部から2部に落ちたということもあって、(当時の)4年生がもう一度1部でやりたいという気持ちが強かったんで、そこで僕がサボるわけには行かなかったですね(笑)。良い先輩良い後輩に恵まれました。これが4年間で1番良いことでした。みんな真面目に練習するし。良いチームだと思います。俺が良いチームにしたのかな(笑)。あとは全日本選手権ですね。今ちょっと学生が元気ないんで、大学だけの大会じゃなくて、一般も混じってやる大会で勝たないとダメです。

中野祐介  ―3年時はエース、4年時にはキャプテンとしてチームを引っ張っていけたと思いますか
 欲を出せばインカレとか全部優勝したかったけど、他の大学も一生懸命がんばっていたからできなかった。でも全体的には良くなったと思う。(キャプテンに)なりたての頃はみんな仲が良過ぎて、仲良し部じゃないけど、そんな感じだった。そこら辺を厳しくしたかった。あんまり良くなかったね、初めは。キャプテンは小・中・高とやらせてもらって、大学が1番がんばったかな。だけどみんなもう大人だから「俺が言ったこと又言わすな。やるべきことは何なのか、自分で判断して欲しい」と思った。

 ―後輩に優れた選手がたくさんいましたが、その環境はどう感じてましたか
 良い環境でした。チーム内でも良い競争関係を作れたし、負けたくないという気持ちもあった。すごい良かったけど、キャプテンとして言わせてもらえば、個々の選手はプライドが高く「俺はこうやりたい」という考えをしっかりもっている人がたくさんいるから、それをまとめるのが大変だったね。時吉・下山はそういった感じだけど、ワセダってのは方やただ卓球が好きで入ってくる人もいて、そこら辺をどう、まとめていくかが大変だった。だから、チームの目標はインカレ・リーグ優勝、個々ではトーナメント一回戦勝つなり、世界に向けて頑張るなり、「個々では頑張ってくれ、でもチームの目標はこれだ!」みたいな感じで目標を定めてやりました。強い選手がたくさんいると良いこともあるけど、悪いこともあるんです。

 ―4年間で成長したことは
 卓球はもちろんなんですけど、人間的にも。ワセダに入ってOBだとか、卓球関係者だとかめちゃくちゃ多くの人に出会って、色んな人の話を聞けて、人間的に成長したと思います。人との出会いが。人脈もすごい出来たし。そういう意味ではワセダに入ってホントに良かったと思います。卓球ならどこでも出来るけど、色んな人に出会って、色んな話をしてホントに良かった。どんだけおごってもらったんだ俺(笑)。

中野祐介  ―卓球をする中で辛かったことなどあったと思いますが、その支えになったことなどはありましたか
 支えというより親が高い金払ってくれてたんだから、やっぱりちゃんとやんなきゃね。地元とか応援してくれる人も多かったね、俺の場合。

 ―4年間を振り返ってどうですか
 卓球にしろ勉強にしろもっとやれたんじゃないかっていう悔いはあります。悔いがあるから、今出来ることをしっかりやっとかなくちゃいけないなって思う。どっかでやっぱね、妥協しちゃったり、もうこんなもんでいいだろうっていうのがあったから、卓球にしろ勉強にしろ。もうちょっと真面目にやってりゃもっと出来たんじゃないかって思う。マイルストーンで楽な授業ばっかり取ってたからね、星4つしか取ってなかった(笑)。

 ―今後の進路は
 シチズン時計に。(卓球は)やりますよ。(目標は)オリンピック代表で。一応ね(笑)。でも、今や高校、大学、社会人とレベルは一緒なので。難しいですけど、がんばります。

 ―後輩に伝えたいことは
 特にないですけど、卓球出来るうちはオリンピック目指して、引退したら社長目指してがんばります(笑)。

(取材・編集 長田洋平・富永俊矢) 








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