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wasedasports.com >  2005年度卒業記念特集 >  前田和樹


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 卒業記念特集(9) 前田和樹 



 楽しんで、強くなる

前田和樹  昨年、19年ぶりの関東リーグ2位、20年ぶりの全日本インカレ3位と、大きく飛躍した男子バレーボール部。下級生中心の若いチームで絶対的な信頼を得ていたのは、エース・前田和樹(人)だ。183センチと身長は決して高い方ではない。しかし大事な場面で観る者をうならせる巧さ、そして精神力がある。さらに前田の最大の強みはレシーブ力だ。安定したレシーブは早大の多彩な攻撃を支えた。

 「勝てなくて悩んだこともあった」。1年生からレギュラーとして活躍したが、2、3年時は2部リーグとの入替戦を経験するなど、チームは下位に低迷していた。辛い時期を経て、最終学年になった昨年、藤森亮介主将(人)ら4年生とともに作り上げたチームは、とにかく明るかった。「チームを引っ張るという感じじゃなくて、盛り上げるために」ひときわ大きな声を出していた前田。常に口にしていたのは「バレーを楽しみたい」という言葉だ。その気負いのない、純粋にバレーを楽しむ姿勢がチームを上昇気流に乗せた。

 卒業後はVリーグのNECブルーロケッツに進む。4年間見守り続けた菊池巌監督(昭54教卒)は「1、2年時とは比べ物にならないほど安定した大黒柱になった」とその成長に目を細める。選手の自主性に任せられた環境で、常に忘れなかったのは向上心とバレーを楽しむ気持ち。それは新しいステージでも、更なる成長の源となるだろう。

(釜谷美穂) 








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