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wasedasports.com >  2004年度卒業記念特集 > 山本亮平


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 卒業記念特集(3) 山本亮平 



 復活から常勝へ、仲間と果たした日本一

山本亮平  『ツイていた。もともと運は強かったんです』。全日本学生弓道選手権大会(インカレ)男子団体で43年ぶりに優勝した理由を聞かれると山本亮平主将(社)ははにかみながらこううそぶく。しかし日本一を果たしたその陰には仲間とともに試行錯誤した日々があった。

 山本が弓道を始めたのは高校時代。「袴を着てみたかったから」と動機は単純であったが、すぐに熱中する。他の生徒が引退しても、一人3年の2学期まで練習を続けた。その努力の甲斐あってか入学直後に才能が開花。全関東学生弓道選手権大会でいきなりの個人部門優勝を果たした。当時は100射中94中する時もあり「自分の矢が当たることが楽しくチームの成績には興味が無かった」。そんな山本が主将になったのは仲間の影響が大きい。同学年には全国レベルの実力の者もおり自然に団体日本一を意識するように。「発展途上のチームを的中率の高い自分が引っ張る」意識が芽生えたのだ。

 早稲田が日本一になるためには克服しなければいけないものがあった。本番での弱さだ。一矢の差で勝負が決することもある弓道。大会で普段の力を出すために主将になった山本は仲間とともに練習方法を苦心した。けんかや言い合いをすることもあったがその中で普段の練習に団体トーナメントと同じ方法の導入することを決断。的中数にノルマを設定することでつねに勝負を意識し本番でのプレッシャーを克服した。本人は「(弓道部代々で)だんだん強くなった」とあくまでひかえめ。だが代々の勝利への「執念」を練習という「形」に変えての達成した日本一であった。

 弓道部、長年の目標を遂に果たした山本は「弓道をしてきて得た一番の財産」、仲間とともにまもなく卒業。今後は法科大学院へ進学する。復活から常勝へ。次なる挑戦始める後輩同様、彼も法曹界という新たな的に照準を合わせる。

(小嶋一輝) 






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