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 卒業記念特集? 宮尾祥慈 

 エースの歩んだ道のり

 才能と実力を持つ人には独特のオーラがある。宮尾祥慈はそのオーラを持つ選手である。昨年のインカレではダブルス優勝。一昨年、三年前は早大の王座優勝を中心選手として支えた。現在日本ランキング・男子シングルス32位。上位をほぼプロ選手が占めるこのランキングにおいて大学生として最初に登場するのは宮尾である。

 2001年10月、宮尾は早大のエースとして王座決勝に臨んだ。相手は近大。実力は互角。勝負は最終戦、両校エース同士の試合までもつれこみ、宮尾は自らの手で早大8年ぶりの王座優勝を決め、MVPを獲得した。翌年10月、再び王座決勝。宮尾は早大の二番手として登場するが、近大・五藤健介に敗れる。チームとしては勝利し王座二連覇を達成したが、悔しさも残った。 実力としては大学一と言える。しかし4年間を通じてインカレ・シングルス優勝は一度もない。笑顔がこぼれた2年生の秋から一転、その後は腰の故障を抱えるなど、本来の力を出し切れない日々が続いた。

 だが、宮尾は成長を止めたわけではない。2003年6月、早大対全米学生選抜の一戦、宮尾は身長約2メートルの強烈なパワーを持つアメリカ人選手を相手に戦った。試合は相手選手優位かと思われたが、そこで際立ったのは宮尾の巧さだった。サーブの正確性、ボレーゾーンでの勝負強さ。結果は惜敗となったが、堂々とした戦いぶりはさすがのものだった。そしてその夏のインカレ、ダブルスでは金山敦思(人3)とのコンビネーションも冴え渡り、見事優勝を勝ち取った。 早大庭球部における宮尾はエースと呼ぶにふさわしい本物の実力者だった。卒業後はプロとしてさらなる高みを目指していくことになる。再び目の前に現れたとき、彼を包むオーラはさらに輝きを増しているだろうか。楽しみである。
(五藤祐子) 
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