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 卒業記念特集? 長島和幸 

 長島へのありがとう

 誰もが彼の虜となる。闘う男・長島和幸(人)。彼を形容するには、レスリングにおける数々の輝かしい栄冠、それだけでは足りない。初めて試合を見た日から、もう長島に夢中。長島と出逢った人は、彼の持つ引力に惹きつけられる。

 高校3年時に4冠を達成した長島は、ワセダ入学後もインカレ(全日本学生選手権)3連覇、内閣総理大臣杯全日本大学選手権2連覇(02フリースタイル74キロ級、03同84キロ級での2連覇)。学生最強をまざまざと見せつけた。しかしそれもこれも、すべてはアテネに続く通過点。長島には倒さなければならない相手がいた。夢のアテネに続く道、その最後の最後に立ちはだかる大きな壁、小幡(綜合警備保障)。同じく74キロ級でのアテネ出場を狙う彼に、長島はずっと勝てずにいた。自分の夢を掴み取るには、どうしてもその壁をぶち破らなければならない。

 1月、天皇杯全日本選手権。小幡越えを成し遂げ、アテネの切符を手にするラストチャンス。しかし叩き付けられた結果は1回戦敗退というあまりに辛すぎるものだった。そして、74キロ級アテネ五輪代表は小幡に決定した。各階級たったの1人しか手にすることの出来ない五輪出場権。それは想像を絶するほど過酷で熾烈な争い。まさに聖戦だ。長島がワセダを選び、ワセダでオリンピックを目指したことに感謝したい。闘うその姿は私たちの心を熱くさせ、涙と勇気を与えてくれた。

 全日本を終えての長島の言葉、「レスリングにありがとう」。ここに彼の4年間が凝縮されている。長島のワセダでのレスリング生活はついに終わりを迎えた。階級を一つ上げた84キロ級でのアテネ出場再挑戦が決定し、現在はそれに向けての練習の日々。新天地で彼は必ずやる。世界中を虜にする。闘え、長島。
(佐藤香苗) 
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