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 卒業記念号



 エンジの誇り胸にはばたけ 未来へ

一面  今年もキャンパスに新たな旅立ちの日が訪れました。卒業生の皆さま、ご卒業おめでとうございます。この4年間でワセダは創立125周年を迎え、野球、ラグビー、競走などワセダのスポーツが大いに日本をにぎわせました。今号では、学生日本一を奪還した権丈太郎主将(スポ)率いるラグビー蹴球部を筆頭に、ワセダを彩り続けた選手たちの4年間の軌跡をご紹介します。


 今季『Penetrate』をスローガンに、2年ぶりに学生日本一の座を奪還した権丈組。関東大学対抗戦は50連勝を記録、7連覇を果たし、歴史にその名を刻みつけた。貫いた思いはただ一つ、優勝歌『荒ぶる』をうたうために。思い続けた『荒ぶる』をうたった瞬間は、極上のひとときだったに違いない。だが、そこにたどり着くまでの道のりは、決して平たんではなかった。

 大学ラグビー界屈指の精鋭が集うラグビー蹴球部。その中で、権丈、五郎丸歩、畠山健介両副将(ともにスポ)が、入部直後から主力となってワセダを支え続けてきた。2年時には大学選手権優勝のみならず、日本選手権で社会人・トヨタ自動車を破る快挙に貢献。チームの一翼を担う。

 学生においては負けなし。勝つことは当たり前であり、3年生になり中竹竜二監督(平9人卒)が就任した際も、照準は大学選手権優勝よりも『打倒・トップリーグ』だった。「『荒ぶる』をうたうのが普通のことになっていた」(三井大祐=教)。新しい監督の下で一からのチーム作り。1年間手探りの状態は続き、結果、ワセダ史上初の大学選手権3連覇の夢は宿敵・関東学院大の前にもろくも崩れ去る。初めて味わう苦い挫折。「1日たりともあの日を忘れたことはない」(権丈)。ここから権丈組はスタートを切ったのである。

 最後の一年、『荒ぶる』をうたうことを使命に課し、とにかく勝ちにこだわり続けた。精神的にも実力的にも「ブレないチーム」(中竹監督)を作ろうと、練習やミーティングから普段の生活に至るまで、徹底的に頂点を目指すことだけを心掛けた。昨季、Bチームが準優勝であったジュニア選手権で優勝したことからも、その意識がチーム全体に浸透していたことがうかがえる。全員が一丸となって、ようやくうたい上げた『荒ぶる』。最高の形で「最高の4年間」(権丈)を締めくくった。

 それでも、使命を果たした後の日本選手権でも権丈組は最後まで果敢に挑み続けた。ワセダは「常に勝たなければいけない集団」と臼井陽亮(スポ)は語る。この精神こそがワセダの王者たるゆえんなのだろう。ワセダで4年間を過ごした自信と誇りを胸に、権丈組4年生の新たな挑戦が始まる。

(圷萌奈) 


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