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卒業記念号
さらば!!エンジの戦士たち そして…ありがとう
今年もまた新たなるスタートの日がやってきました。卒業生の皆さん、ご卒業おめでとうございます。皆さんが過ごされた4年間は、ワセダスポーツが大きな飛躍を遂げ、人々に感動と勇気を与え続けた4年間でした。今号では、エースとして、主将として、野球部を支えた宮本賢(スポ)を中心に、ワセダ躍進の先導役となったアスリートの4年間を紹介します。
六大学リーグ通算23勝。この数字を見れば、宮本を『エース』と呼ぶ事に、何の異論もないだろう。盟友・大谷智久(スポ)とともに早大のマウンドを守り続けた左腕は、完全燃焼で4年間を終えた。
2003年(平15)春、「ここで4年間頑張ればプロに行ける」という希望を胸に、宮本は早大野球部の門をたたいた。鳥谷敬(平16人卒=現プロ野球・阪神)らを擁して黄金期を迎えていた当時の早大のなかで、1年秋から神宮のマウンドを経験。随所に巧みな投球を見せ、チームに欠かせない戦力として投手陣に定着していった。
そして宮本が投手として大成していく転機となったのは、3年時のことだった。冬場の猛練習が実り、春はシーズン6勝を挙げる活躍。「優勝できたし、防御率やベストナインのタイトルも取れて、大きな自信になった」(宮本)。
迎えた最終学年。そこには第96代主将としての宮本の姿があった。早大野球部史上、投手で主将を務めたのはわずか4人にすぎない。「最後に、自分が主将で良かったと言ってもらいたい」という一心で大役を引き受けた宮本は、ほかの4年生の心強いサポートにも恵まれ、チームをまとめていった。
最後のシーズンは、宮本・大谷の2枚看板でフル回転。自身4度目となるリーグ優勝を手にすると、続く明治神宮大会でも決勝戦まで進出する。決勝の亜大戦では、大会前に肩を痛めていた宮本が打ち込まれ、惜しくも優勝は逃した。だがチームからの信頼は、最後の瞬間まで揺らぐことはなかった。「頑張った宮本で負けても悔いはない」という応武篤良監督(昭56教卒)の言葉が、すべてを物語っている。
入学時に抱いていたプロ入りという夢は、現実のものとなった。全力で駆け抜けたこの4年間。その過程で多くの事を学び、多くの人と出会い、一歩一歩成長してきた。今、宮本はあらためて自身の大学生活を振り返り、心からこう思うという。「ワセダにきて本当に良かった」と。
(千田幸平)
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