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4年間を誇りに 早大飛躍

サクラ舞うキャンパスに、門出の日が来ました。卒業生の皆さま、ご卒業おめでとうございます。この4年間は、サッカーW杯、ソルトレーク五輪、アテネ五輪と、スポーツが世界を包み込みました。今号では、学生日本一に輝いた、諸岡省吾(法)率いるラグビー蹴球部を筆頭に、スポーツでワセダをにぎわし、我々に多くの感動や勇気を与えてくれたエンジの精鋭の4年間を特集します。
宿敵・関東学院大から2年ぶりの王座奪還。春から連勝街道をひた走り、プロップ諸岡主将率いるFWは『史上最強』とうたわれてきた。優勝歌『荒ぶる』に酔いしれる歓喜の瞬間は、来るべくして訪れた。今季の結果のみを取り上げれば、そう振り返ることができよう。だが、諸岡組はこの時を迎えるべく入部したエリート集団ではない。入部する前年度の早大は、対抗戦3位、大学選手権2回戦敗退。清宮克幸監督(平2教卒)に4年間指導を受けた最初の代だが、就任を知らず入学を決めた。1年時の対戦では敗れた慶大に今季は73―17と圧勝。スコアが4年の重みを物語る。「あの経験があるから今の自分たちがある。負けから多くを学んできた」(諸岡)。
今季大学王者に返り咲いたのも「昨季(大学選手権決勝で)負けた悔しさがあったから」(諸岡)。春はかつて導入したことがないほど基礎的な練習に時間を割いた。FWばかり取りざたされる陰で不振と言われたBKも、4年生の復活とともに夏以降調子を上げ、秋には「どこからでも点の取れるチームになった」(諸岡)。オックスフォード大相手に52年越しの初勝利、対抗戦は史上初の4年連続全勝優勝と、諸岡組は歴史の樹立者として卒業していく。
とはいえ、最後は敗戦に散った。日本選手権2回戦、大会準優勝したトヨタ自動車に9―28で敗れた。だが、後半30分まで相手を1トライに抑え、リードを守ったディフェンスは「格上の大きな相手にでも、小さくても体を張れば勝てる」(桑江崇行副将=人)という確信を生んだ。その理論こそが、アカクロの心臓部に流れるチャレンジャー精神。諸岡主将が1年間口にし続けた言葉でもある。Aチームの選手だけではない。「どのチームの4年生も最後までアカクロをあきらめず、少しでも上を目指した(諸岡)。ワセダで培ったチャレンジャーのDNAは生涯の産物。競技を続ける続けないにかかわらず、「人生で一番充実した4年間」(後藤翔太副将=教)を終えた今こそ、挑戦者たちはどん欲に新たなるフィールドを目指す。
(青崎未来)

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