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 秋季リーグ戦・対慶大 10月26日 東京・アミノバイタルフィールド



 今後を左右する早慶戦を制し、早大破竹の5連勝

6つものスコアリングキックをあげたWR木村
早 大 慶 大
 1Q 
14 2Q 12
 3Q 
 4Q 
34 total 12

 リーグ戦も後半戦に入り、迎えた相手は早大にとって永遠のライバルであり春の対抗戦で苦戦を強いられた慶大。公式戦では5シーズンぶり55回目となるこの早慶戦を34−12で快勝した。早大はこれで開幕5連勝となった。

 試合は開始1分44秒いきなり動き出す。ディフェンス陣がプレッシャーをかけ相手QBをサックし、ファンブルしたボールをDL窪木信利(文構2)がリカバーし敵陣2ヤードまで迫る。「最初のプレーであれが出て試合を優位に進められた」(DB面條翔太=スポ3)と語るように、早大は続く攻撃でRB末吉智一(政経1)がダイレクトスナップでTDし早々と先制点を奪う。また第2クオーターもQB芳賀太郎(教2)からWR木村洋(政経4)へのロングパスで流れをつかむ。そして、最後は第2クオーター4分4秒藤堂善生(政経3)がランでTD。だが、慶大も負けじと反撃し、53ヤードの独走TDを奪い14−6とし追い上げる。慶大は選手、応援共々盛り上がり、一気に反撃ムードになるかと思われた。しかし、直後のキックオフ。ここで早稲田はRET木村がキックオフリターンTDという圧巻のプレーをみせる。また「今日のキーポイントはキッキング」(趙学来主将=政経4)と言わしめるほどに木村はKとしてもFG2本を含む6本全てのキックを成功させチームを勢いづけた。また後半はディフェンス陣が慶応オフェンス陣を完全にシャットアウト。最後はWR吉川雄介(商4)のパスTDを決め、5年ぶりの早慶戦に決着をつけた。

開始早々ファンブルリターンでチームを勢いづけたDL窪木  きょうの試合、点差以上に内容は上回っていた。前節の東大戦と比べ攻守共に動きが良く、修正がきっちりとなされてきた。それでもなお「パスをまだしっかり攻撃に生かせていない。とって走るという基本的なことをしっかりしたい。またパスに関してQBにまだ要求できることがあるし、OLもまだまだ出来ると思う」(WR木村)、「立ち上がりのミスがあるし、それを直していかなければならない」(DL窪木)と選手たちに油断の色は全くみられない。きょうの試合後には選手たちが秋季リーグ戦に入って初めて、皆で紺碧の空を謡う盛り上がっていた姿がみられた。ここ5年連続でブロック2位に甘んじてきている早大。日大との大一番を迎える前に、次戦の一橋大戦にしっかりとした内容で勝ち上がってほしい。そして日大戦後には万年2位にピリオドを打った歓喜の紺碧の空が聞けることを信じている。

(前納 拡) 






★WR木村がプレイヤー・オブ・ザ・ウィークに選出!
 1部リーグの各試合において、その試合のターニングポイントとなったプレーに関与した、あるいは随所にキーとなるプレイをした選手を「プレイヤー・オブ・ザ・ゲーム」として選出し、その中で最も良いパフォーマンスをした選手1名が「プレイヤー・オブ・ザ・ウィーク」に選ばれる。1部リーグAブロック第5節を終えてWR木村洋(政経4)が見事「プレイヤー・オブ・ザ・ウィーク」に選ばれた。レシーバーとしてパスを確実にキャッチし、スコアリングキックに加え、キックオフリターンでTDを奪うなど、慶大戦でのキーマンとなった。


◆コメント
朝倉孝雄監督(平3商卒)
(きょうの勝利のポイント)オフェンスは始めからランもパスもよく、立ち上がりからドライブしてリードしました。勝負どころでレシーバーとして木村、WR梶川航平(社1)が機能してファーストダウンに持っていけたのが大きいです。ディフェンスは前半2本TDを通してしまったけれど、後半アジャストしてシャットアウトできたのでよかったですね。(早慶戦ということで普段とは気持ちも違ったのでは)緊張感とプレッシャーが違いますね。慶大に負けたら日大への挑戦権がなくなると考えていたので。普段以上の気持ちで臨みました。やっぱり早慶戦に勝つと気持ちいいですね。(開幕戦で試合を通して成長していきたいとおっしゃってましたが、ここまできて)オフェンスはラインのコンビネーションが整ってきました。QBの芳賀、広野も安定してきましたし、レシーバーがここにきてよくなってきましたね。ディフェンスはけが人が多いので治して最終戦までに調整していきたいです。(一橋戦は)力とスピードでねじ伏せて、理屈抜きの力で勝負していきます。

OL趙主将
(きょうの試合)とりあえず勝ててよかった。ただディフェンスが前半でたたみかけることができたはずだし、オフェンスも攻めあぐねていた。第3クオーターまで接戦になってしまった。完封もできたはずだし50点台も取れたはず。その点では日大戦に向けてまずいです。(慶大ということで特に負けられないという思いが強かったのでは)早大は気持ちで上回っていた。慶大は一敗して、一つになっていると思ったがそうでもなかった。早大は練習から慶大を意識してやってきたので勝てたと思う。(試合中の選手への声かけは)3年前の春に慶大と対戦した時は第4クオーターで逆転された。先週そのビデオを部員に見せて思い出させた。ディフェンスには止めても次止める、オフェンスにはTD取っても次もTDを狙うよう、最後まで油断せずに常に前を向くよう言った。(お兄さんが慶大のコーチ)慶應に対する意識は強くなりました。慶大を倒して、兄と違う道(早大への進学)に進んでよかったということを証明したかった。兄がいなければここには来ていないので、兄を尊敬している。(お兄さんからアドバイスなどを受けることは)去年はW杯で韓国代表として一緒にプレーをしていた時にはありましたが今年に入ってからはないですね。向こうも(早大ということを)意識していると思う。(試合のキーポイントは)キッキングですね。木村が一発決めてくれた。いいポジションでできた。例年、早大はキッキングがよくないのですが今回はキッキングの重要性を部員全員に伝えることができたと思う。(次戦の一橋大戦にむけて)きょうはディフェンスがリズムをつくれたので、次はオフェンスでゲームをコントロールしたい。一橋、日大の順で試合をやるのと日大、一橋の順で試合をやるのでは全然違う。だから次の試合は重要。日大が一橋大に62−0で勝ったので僕らは63−0で圧倒したい。4年生がリーダーシップをとって部員をしめて、63点という得点にこだわる。

WR木村
(きょうの試合について)勝ててよかったです。試合をしていて楽しかった。自分は慶大に相性がいいんです。全勝を守った意味でも勝ててよかった。(80ヤードのリターンタッチダウン)リターンの場面では相手がスクイーブキックでやってきたのであの場面は自分がリターンでボールを触るのは初めてだった。ただボールを持ったら一発やってやろうと思っていたし、趙と末吉がすごくいいブロックをしてくれたので自分はもう走るだけでした。(ギャンブルやスペシャルプレーなど積極的なオフェンスが目立った)どんな場面でもレシーバーとしてやることは変わらない。今日はパスプロテクションがうまく利いていたのでレシーブをしっかりやるだけ。OLやいいところでパスをくれたQBに感謝です。(大事なところでのFG)FGは拮抗した展開で蹴ることになったのではずせない、失敗していいムードを壊せないと思っていた。スナッパーとホルダーがしっかりしていたので迷いなく自分の力を出せました。相手がTFPで失敗していたがウチのブロックがとてもよかっただけなので変に意識することはなかった。(オフェンスの出来)オフェンスはスタートでドライブがうまくいかず、オフェンスから持っていこうとしていただけに少し…。後半のFGはとりきれずにせざる得なくなったことですし。パスをまだしっかり攻撃に生かせていない。とって走るという基本的なことをしっかりしたい。パスに関してQBにまだ要求できることがあるし、OLもまだまだ出来ると思う。(次戦の一橋大戦)自分はスカウトチームで一橋大の担当で先週からビデオをたくさん見ています。去年よりは落ちるのですが一昨年の専大に負けたようなこと(※2006年度、全勝でリーグ戦を消化し、法大戦を迎えたい早大だったが、専大得意のキッキングゲームにはまり宿敵と戦う前に痛恨の1敗を喫してしまった)もあるので120パーセントしっかり出し切って勝ちたい。あとはレシーバーのユニットとしてまだまだ上げていかないといけない。きょうも途中からWR吉川や梶川が出場したが次の試合でも展開しだいで機会があると思うし、ユニット全体のレベルが上げられるようにしめていきたい。

DL窪木
(ファンブルリカバーについて)こけてしまいました。ピックアップの練習はしていたんですが走る練習はしていませんでした。このプレーで緊張はほぐれたんじゃないかと思います。(きょうのディフェンス)ゲインされたプレーは全部自分たちのミス。後半相手をゼロに抑えられたのは自分たちのミスが無くせたからだと思います。一人一人では相手より優位に試合ができたと思います。(早慶戦に特別な思いは)そうですね。いつもとは比べ物にならないくらいありました。練習にも気合が入っていましたね。(ディフェンスの目標は)34番の村岡を止めること。これはある程度できたんじゃないかと思います。また、自分たちの足を止めずに最後までやることを目標にしていました。(今後の課題)個人としては、ボールを持って走ることですね。またディフェンス全体としては立ち上がりのミスをなくすことです。(一橋大戦に向けて)きょうの早慶戦の勝利に満足することなく一橋にも全力で勝ちに行きたいです。

DB面條
(単なるリーグ戦の1試合以上の重みがあったのでは)常に慶応には負けてはいけないと言われ続けていますからね。プレーでも、気持ちでもすべてにおいて相手を圧倒しようと話していました。(あれだけ早い時間に先制できたのは大きかったのでは)窪木がリカバーして、足遅いのに必死になって走ってくれて(笑)最初のプレーであれが出て優位に試合を進められました。(1回ビックゲインを与えた以外は終始相手を封じ込めていたのでは)ただディフェンスは一発をやられたらいけないんです。きょうは大丈夫ですが、これからもっと強いチームに対してはこれが本当に致命傷になりかねないので気を付けないといけません。ただ点を取ったあとにフレッシュを与えなかったことで相手の息の根を止めることができました。(喜びもひとしおだったのでは)ずっと勝って紺碧を歌おうと言っていたので、みんなで歌えて気持ち良かったです。(日大の前に一橋大を倒さなければなりません)日大は62−0で勝っていたので、オフェンスは62点以上、ディフェンスは完封で日大戦に弾みをつけたいです。







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