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秋季リーグ戦・対東大
10月13日 神奈川・川崎球場
東大に辛勝も、早大開幕4連勝!
早 大
東 大
7
1Q
10
17
2Q
7
10
3Q
0
21
4Q
14
55
total
31
開幕3連勝で迎えた早大の今節の相手は東大。今年は例年になくオフェンスの得点力が目立つチームとの対戦だった。決して負けが許されない中、試合は55−31で勝利する結果に終わったが、立ち上がりが悪く前半流れに乗り切れなかったため苦戦を強いられた試合展開となった。
試合中、観客席からは歓声とため息が交互に響いていた。前半開始2分28秒。先手を打ったのは早大だった。相手ボールをファンブルリカバーしたLB井田將仁(商2)が35ヤードのランTD。早々と先制点を決めた。このまま早大は波に乗ると思いきや、東大は簡単にそうはさせない。早大ディフェンスが東大のQBにことごとくパスを許してしまい、得点してもすぐに追いつかれる展開に。また、オフェンスもチャンスはつくるものの、東大ディフェンスに粘られフォースダウンまでにTDを奪うことができなかった。まさに趙学来主将(政経4)が反省したように「オフェンスとディフェンスが噛み合ってない」状態だった。しかし、第2クオーター6分6秒、東大痛恨のファールの後QB芳賀太郎(教2)のショートパスからRB藤堂善生(政経3)が31ヤードのランTDを決める。さらに前半終了間際、東大にエンドゾーン間際まで攻められたところでの、早大ディフェンスの必死の守り。このプレー流れが大きく変わった。東大の追撃をかわし、24―17で前半を終えた。
つづく後半戦。早大は徐々にリズムを取り戻し、QB芳賀からのパスも次第に通り始め、早大オフェンスの元へ。その後も確実にゲインを奪い、東大を突き放した。ディフェンスにおいても残り4ヤードからのFGをDLスコット・ダフィー(国4)がキックブロックするなど、ペースは完全にワセダのものに。途中から控え選手が出場したということもあり終盤に2TDを許したが、早大はそのまま逃げ切り55−31で試合を終えた。
今回の試合は前半でのパスミスが目立ったうえ、「悪いリズムを変えられる人がいなかった」(RB藤堂)ため攻撃陣が試合の流れを作ることができなかった。またディフェンスも立ち上がりから失点を許し、「ディフェンスとして負け試合」(DB杉本勲央=スポ4)と評するほど厳しい戦いだった。特に1対1のプレーで捕らえるえることができず得点を許す場面が多く見られた。しかし反省が多く残るものの、RB藤堂、RB末吉智一(政経1)はいつものように攻撃の中心となりチームを引っ張った。藤堂は試合後、自身のTDについて「誰でもできるようなTDだったので満足していません」と謙虚に語るも、やはり持ち味の突破力は健在のようだ。次は2003年以来の公式戦での対決となるライバル・慶大。最大の山場である日大戦まで決して黒星は許されない。「練習からノーミスで、一つ一つのプレーをしっかりやる」と趙主将が反省するように、今回のミスを練習で修正し、フィールドで成果を出すことができればクラッシュボウルにまた一歩近づくに違いない。
(西尾貴仁)
◆コメント
朝倉孝雄監督(平3商卒)
(東大への対策は)今年はQBがランもパスもよく、攻撃力があります。小細工せず、1対1の力でやっていこうと思いました。オフェンスにやられて、QBにもいいように走られてしまいました。早大ディフェンスは立ち上がりがよくなく、オフェンスもランプレーができてなく押し切れなかったのでこちらも立ち上がりはよくなかったです。(前半、東大のリードブロックやパスでゲインを許してしまいました)0点ですね。ディフェンスは特に一人一人のレスポンスができてなく守り切れませんでした。パスは東大のQBが身長もあって肩もいいので通してしまいました。(後半は調子が上がってきました)前半のプレーを修正してディフェンスも落ち着いてできました。立ち上がりの展開が重要ですね。ターンオーバーも4つ取ってボールへの意識が出てきました。(ファインプレー)ダフィーはよかったですね。欠かせない存在となっています。運動量が豊富で絡んでいき、常に100%のプレーをします。(慶大戦への意気込みを)死んでも負けられないので、叩きつぶします。
OL趙主将
(今までの相手より一段上のチームとの対戦、どういう気持ちで臨んだか)3連勝してて、肝になる試合でした。気持ちを緩めずにやり、いかに日本一を目指すイメージをする事が大事でした。目標は70対0。でもイメージして練習できたかといえばそうではない。それが結果に繋がりました。(序盤から相手にたびたびロングゲインを許すなど、なかなか引き離せなかったが)立ち上がりはいい感じだと思ったが、そこで緩んでしまった。オフェンスも全然駄目。それが東大のリズムに繋がってしまった。(相手はハンドリングでのミスもあったが、パスでもランでもリズムをとりもどせるチーム。DFとしてはとめる事ができたか)同じプレーを出され続けたことがよくないです。すぐに修正しないと。適応能力がまだないです。慶大も東大と同じようなスタイルだから、もっと練習からやっていく必要があります。(相手のFGを阻止したあたりから完全に早大ペースに)ターンオーバーがあったのはよかったです。でもそのあと点をとれなかったのは駄目。オフェンスとディフェンスが噛み合ってないです。ターンオーバーがなかったら、こんな試合になってなかったです。(ただ終盤に2TDを許した)控え選手が出てたこともありました。選手層が薄いです。(チームの課題)今までの取り組みが甘かったのがわかりました。オフェンスもディフェンスも粘り強さが足りないですね。(次はリーグ戦では2003年以来の慶大との戦い)ついに来たという感じです。向こうもやる気あるので。練習からノーミスで、一つ一つのプレーをしっかりやります。
DB杉本
(きょうの試合を振り返って)ディフェンスとしての目標は完封だったがうまくいかなかったです。そういう意味ではディフェンスとして負け試合。準備していたこともできず、練習でやられてしまったことがそのまま出ました。準備の段階からまだまだという感じです。(東大対策について)いいQBが二人いて14番は自分で持ったまま走ったりしてからのプレーが得意で、15番はパスがいいということが試合前のスカウティングの段階でわかっていました。ゲームプランもその得意なプレーを出させないようにしたかったが、14番の選手には走られてゲインを許したし、15番にはパスからそのままTDにつなげられたり、TDパスも許しました。やっぱり中途半端になってしまいました。(31失点について)QBにやられたというのもあるが、1対1のディフェンスでフィニッシュが甘く捕まえ切れていないです。そういう状態が続くとこれからはそのままTDに持っていかれてしまうし、修正が必要です。(前半に比べ後半はディフェンスが安定した)DBがかなりやられていたのでそこをしっかり見れるようにアジャストしたことがうまくいきました。パスもケアできるようになったしフェイクにも引っかからなかったです。ファンブルリカバー3つ、インターセプト1つといい形でターンオーバーできたのは今年の最初から徹底しているボールには絶対アタックしていくという成果だと思います。。
RB藤堂
(今日の試合を振り返って)満足できていません。とてもミスが多かったです。(前半は特にリズムが良くなかった)悪いリズムを変えられる人がいなかったです。自分がプレーなどで変えられれば良かったです。(2TDとりました)誰でもできるようなTDだったので満足していません。とにかくミスが多かったです。今日の試合をやったら次の慶大に勝てないので切り替えていきたいです。(東大の印象は)ヒットが強いと感じました。でも相手どうこうではなかったです。自分たちが反省しなければいけないです。(次への課題は)1対1の場面をもっていくことと、パスプロです。(次は早慶戦)勝つことは前提として、(慶大の)村岡さんよりも走りたいです。目標は100ヤードです。
QB芳賀
(自身の調子は)点数をつけるなら0点。立ち上がりのパスが良くなかったです。後半は、少しは自分のパスで試合をコントロールすることが出来たが、序盤からはそれが出来なかったです。(QBとしてチーム全体の動きは)ディフェンスは立ち上がりから良かったです。それに対してオフェンスが悪かった。これは毎試合そうです。オフェンスが失敗しなければ、もっと良い試合運びが出来ます。前半からもっと試合をコントロールしなければならなかったです。(慶大戦にむけて)早慶戦だし勝つしかない。一からやり直していく つもりです。
RB末吉
(きょうのオフェンス)ランをあまりせず、パス中心で攻める形をとりました。(東大の印象は)未経験で1から始めているのにも関わらずヒットの当たりが強く、気持ちが入っているなと感じました。(キックカバーでソロタックルをかなりしていましたが)きょうはオフェンスよりカバーのほうが、貢献できたと思います。(カバーのポジション変化について)専大戦まではアウトサイドからのカバーだったのですが、専大戦でインサイドをかなりやられていたので、今回はインサイドに入ってプレーすることになりました。(オフェンスで意識していること)前回までは穴を決めつけて走っていました。そのせいで専大戦は結構止められてしまう場面が多かったので、今回はブロックを意識してプレーをするように心がけました。きょうはその反省をうまく生かせたと思います。(次戦の早慶戦)ランが最近出ていないので、早慶戦では、まずランでオフェンスが組み立てられるようにしていきたいです。(早慶戦に特別な思いはあるか)ライバル意識はもちろんありますし、絶対に負けられません。
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