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 川崎カレッジボウル 1月14日 神奈川・川崎球場



 残り7秒での大逆転!鄭がチームを勝利へ導く

1部A 1部B
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日大DLを押さえ込むOL池野  関東大学リーグ1部Aブロック選抜とBブロック選抜のオールスター戦である川崎カレッジボウルが寒風吹く川崎球場で行われ、アメフトシーズン最後を飾るに相応しい見応えある試合を見せてくれた。Aブロックに所属する早大からは、OL池野拓、DL福山晃司、QB井上友綱、DB横井貴志(ともにスポ4)、WR加藤翔大(商4)、TE鄭秀孔(教4)、LB田嶋克吉(人4)、OL藤田雄一(理工2)の8選手が出場し、各々の持ち味を存分に発揮し、活躍を見せた。

 試合は序盤から両チームとも積極的な攻撃を見せる。クラッシュボウルの覇者、日大の選手を中心に編成してきたBブロック選抜の破壊力ある攻撃と「最初の練習のときからとてもチームワークが良かった」(池野)Aブロック選抜の堅守とのぶつかり合いで、試合が進み、第3クオーターまでに20−10とBブロック選抜がTDとFGを1本ずつリードされる。

激しいタックルで日大RB金を抑えるDB横井(中央)  試合が本格的に動いたのは第4クオーター。1分にAブロック選抜がTDを奪うとその2分後、横井がBブロック選抜からファンブルリターンを奪う。このプレーをきっかけにAブロック選抜はモメンタムをつかみ、すぐさまTDを奪い逆転。勝利を引き寄せたかに見えた。しかし、その2分後、Bブロック選抜がTDを奪い再逆転。その後は両チーム前半以上の激しい攻撃の応酬を見せ合い、逆転に次ぐ逆転のきわどい接戦を演じる。そして試合終了30秒前、Bブロック選抜が13ヤードのパスプレーでTDを奪う。TFPも成功させ、27−34と勝負を決したかに思われた。しかしAブロック選抜最後のオフェンスシリーズで残り7秒、36ヤードの一橋大QB加藤からのロングパスを武工大WR渡部がキャッチし33−34と1点差に縮めると、TFPで2ポイントコンバージョンを選択。そこで、「本当はLBの田嶋に投げるプレーだったんですけど、直前にQBに「俺に投げて」って頼んで投げてもらいました」(鄭)という相手の裏をかいた即興のスペシャルプレーで見事に鄭がQBからのパスをキャッチし35−34と大逆転。そのまま残り時間を消費して試合終了のホイッスル。鄭の活躍で見事、残り7秒からの大逆転劇で早大が所属するAブロック選抜が勝利を収め、卒業する4年生プレーヤーに花を添えた。

 数々の激闘が繰り広げられた今シーズン、その最後はまさにそのシーズンの激しさを象徴するような試合であった。これから早大をはじめとして各チーム、3月からの春季オープン戦開幕までの間、来るべきアメフトシーズンに向けての準備に入る。今シーズン、最後の最後まで死闘を演じてきた早大BIG BEARSも、すでに新チームの始動に向けてその準備を着々と進め始めている。来季こそ、非願の「日本一」を奪取して、最強の王者として、この川崎カレッジボウルを迎えてほしい。

(濱中征司) 


◆コメント
朝倉孝雄監督(平3商卒)

(きょうの結果について)今日はみんな楽しんでプレーしていたので良かった。楽しんだ上に勝ちがついたことも良かったと思う。(出場した早大選手のプレーについて)とにかく笑顔で楽しくプレーできたので選手たちも楽しめたのでは。(4年生の選出選手が多いなか2年生の藤田選手も頑張っていました)彼は来季、チームの中心になってもらいたい選手の1人。今回、彼にとって良い経験が出来たのではないか。(今季を振り返って)ラグビーや野球、駅伝など、今年度のワセダは良い成績を収めている競技が多かったので、アメフトもその中に入りたかった。でも、リーグ戦最終節で(昨季学生王者の)法大とあれだけの素晴らしい試合が出来たのは本当に良かった。来季に向けてつながる意味のある試合だったと思う。(来季に向けての抱負)勝負強さを身につけていくことが課題。今まで以上のしっかりとしたチームを作って、来季こそ「日本一」をつかみたい。

OL池野
(きょうの感想)いや、もう楽しかったです。リーグ戦のときとは違った雰囲気で楽しい練習と楽しい試合ができたし、その上勝利という結果もついてきたのでうれしいです。(今回、東伏見で合同練習をして試合に臨みました)最初の練習のときからとてもチームワークが良かった。それがこの試合でも出たと思います。(自身のプレーについて)良くできたと思います。パスプロやダウンフィールドが特に良かったですね。(チームとしての出来は)きょうは「Enjoy Football」でプレーしようと言っていたのですが、それができたと思います。(最後のTFPの時の心境は)リーグ戦の法大とのタイブレークの時と同じぐらい緊張しました。でも鄭が決めてくれたので良かったです。(笑)(相手はクラッシュボウル覇者・日大の選手を中心に組んできました)やっぱり日大の選手達は強かったですね。特にDLの小宮君は当たってみて強いと感じましたし、ポテンシャルの高い選手だと感じました。(学生最後のプレーとなりましたが、今後は)今は仕事優先で考えているので、今後については仕事と相談しながら、という感じです。

DL福山
(きょうの感想)なんか、怖かったです。(苦笑)でも最後はああいう形で勝てたので良かったです。(自信の出来について)パスラッシュが最初うまくできなかったが後半しっかりできたのでそれは良かったです。今年は1年を通して思ったようなパスラッシュがかけられていなかったのですが、最後にそれがちゃんとできたので良かったです。(チームのディフェンスの出来は)相手をしっかり止めようと言っていたのですが、前半はミスが多かったです。でも後半から修正をしてミスなくできたと思います。(相手は日大の選手を中心に組んできました)相手は最初から真剣勝負できていたので、強かったですが、勝ててよかったです。(笑)(最後のTFPの場面はどんな思いで見ていましたか)ヒヤヒヤしていました。でも鄭が決めてくれた時はうれしかったです。(卒業後は先日「日本一」になった松下電工でプレーされますが)そうですね。「日本一」のチームでプレーするというのはうれしくもありますが、反面、怖さもあります。でも松下電工には素晴らしい選手がたくさんいらっしゃるので、そういう選手の良い部分をどんどん吸収して試合に出られるように頑張りたいです。また一からのスタートだと思って頑張ります。そして近いうちにライスボウルでワセダと戦いたいですね。

TE鄭
(劇的逆転TDを決めた感想は)あれはスペシャルプレーで、本当はLBの田嶋(克吉=人4)に投げるプレーだったんですけど、直前にQBに「俺に投げて」って頼んで投げてもらいました。(笑)(試合を振り返って)自分達Aブロックは、試合前集まって練習した時もわりとアットホームというか、和気あいあいとやっていたんですけど、Bブロックが本気で練習やっているって聞いて、ヤバイってなって。今日も、いざオールスターだって自分達は会場にテンション高く行ったら、相手は本気の表情で、オフェンスも(大学日本一の)日大で揃えてきたりでヤバイなって思ったんですけど、逆にこれで勝てたら最高だって思いました。(笑)うまいことシーソーゲームになって、勝てて良かったです。(MVPは惜しくも逃しました)自分が決めた時が、試合終了7秒前で、もうその前にすでに決まってたみたいです(苦笑)(今後アメフトをやる予定は)就職先の仕事が大変みたいなので、たぶんやる暇ないので今のところは考えてないです。

OL藤田
(きょうの結果について)勝ったことはうれしいです。個人的にはきょう、良い経験をさせてもらったので、今度はそれをチームに還元していきたいです。(相手は日大の選手を中心にしてきました)日大の選手達は格が違って強かったです。でも、来季は同じブロックで、勝たなければ甲子園ボウルには出場できないので、もっとウェイトやフィジカルを強くしていきたいです。(自身の出来は)パスプロもランブロックもあまり良くなかったし、きょうはダメでした。(理想とするプレーヤー像について)ランプレーでもパスプレーでもしっかり自分の仕事が出来るようになりたいです。自分は身体が小さいので、最後まで足を掻いたり、ランブロックなどをちゃんとできるようにして、どんな場面でも的確に判断して動けるようになりたいです。(来季に向けての意気込みをお願いします)来季は今季の主力だったOLが3人抜けて、再建と言われているので、自分が少しでもチームの力になって、先頭に立つぐらいの気持ちを持って「日本一」になりたいです。







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