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 秋季リーグ戦・対専大 9月30日 神奈川・川崎球場



 リベンジ成功!チームに勢いつく3連勝

早 大 専大
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ディフェンスの守護神、DL田中(左)  4年連続越えられなかった11月23日を乗り越えるためには一つも負けられない。もし途中で1敗し、法大との直接対決を制して甲子園の道が切り開かれたとしても、だ。そう誓って始動した池野BIG BEARSは「リーグ戦を通しての最初のキーポイントとなる」とOL池野拓主将(スポ4)が以前から語っていた専大戦が、雨の降りしきる川崎球場で行われた。

 第1クオーター、両チームともミスが続きなかなかモメンタムがつかめない。前半終了間際、K益子繕謙(商4)がFGを狙うも決めることが出来ず嫌な空気が流れ始める。だが、その不穏な空気を振り払ったのはRB前橋直人(商3)だった。第2クオーター開始直後、降りしきる雨の中、OL陣が切り開いた一本の活路を一直線に駆け抜け先制のTDを決めた。その後も益子のFGを決め、点差をさらに広げる。ディフェンス陣も調子を取り戻したDL田中秀(スポ3)がQBサックを決めるなど、前半は専大にモメンタムを握らせなかった。

 この試合は因縁の対決でもあった。昨季5連勝で迎えた早大が、宿敵法大の前に戦ったのが専大だった。中大、日大と強豪校を下し、その勢いのまま専大も下して、全勝対決で法大との決戦に臨むはずだった。だが、既に優勝戦線から外れていた専大を相手に序盤からリードを許し、なかなか反撃をすることができない。そして最後までBIG BEARSのフットボールが出来ないまま迎えてしまった苦い敗戦。法大に勝てばクラッシュボウル進出は出来たものの、全勝同士で法大に挑もうとしていた矢先に起きたこの痛すぎる敗戦はチームに暗い影を落とした。一度歯車が狂い出したチームは、再びかみ合うことなく、不完全な状態で11月23日を迎えてしまう。そして屈辱の惨敗。あの瞬間から専大へのリベンジは早大にとって至上命題とされ、早くからスカウティングを徹底的に行い照準をこの日に合わせていた。  そして、ついにその瞬間は訪れた。後半に入って追加点が奪えないものの、気持ちの入った決死の守りで専大に得点を許さない。DL田中のファンブルリカバーなどで専大の攻撃を次々にしのぎ、第4クオーターに入る。雨の影響もあり、パスが上手く通らず差は広がらなかったものの、武蔵工大、帝京大と満足できる良い結果を残せなかった早大にとって、今年のリーグ戦で初めてチーム全体が歓喜に包まれた。

 「オフェンスのターンオーバーがなければ100点」と朝倉孝雄監督(平3商卒)は、勝利の喜びをかみ締めながらこう語った。溢れ出る笑みからは今後に向けての手応えも感じられたのであろう。試練を乗り越える度に進化を遂げるBIG BEARS。約2カ月後に迫った11月23日の呪縛を解き放つ準備は着々と進んでいる。

(山田 豊) 


★早大を勝利に導いた恵みの雨?!
 朝から雨が降り続く中で行われたこの試合。ボールは雨を吸い、また滑りやすくなったことにより、ボールの扱い方が勝利を分ける結果になった。元来ラン攻撃が伝統である早大は、ランプレーを多く用い、手によるボールキャリーでゲインを稼ぎゲームを作った。一方、キックによるゲームメイクを得意とする専大はボールが雨により重くなり、また滑りやすくなったためにキックでのボールコントロールがつかず、得意のリターン攻撃が機能しなかった。まさに早大にとっては雨が勝利への「呼び水」になったのではないだろうか。

★アメフト部でもハンカチ世代、活躍中!
 野球部の斎藤佑樹(教1)、卓球部の福原愛(スポ1)、ラグビー蹴球部の山中亮平(スポ1)など、1年生の活躍が多い早大。アメフト部でも1年生の活躍がめざましい。この日の試合ではDL窪木信利(文構1)が4人のDL陣の一角として出場し、QBサックを決めるなど大活躍。この試合でのプレイヤー・オブ・ザ・ゲームに選出された。またプレイヤー・オブ・ザ・ウィークには、QB芳賀太郎(教1)が開幕戦の対武蔵工大戦で選出されるなど1年生の活躍が光っている。次節でも、彼ら1年生の活躍が見られるか楽しみだ。



◆コメント
朝倉監督

良かったです。今まで課題だったディフェンスの立ち上がりも、前半きっちり専修の勢いをシャットアウトすることができた。オフェンスは雨が降っていたため、ラン中心でロースコアになりましたが、集中力を切らさず、また気持ちが出ていた。(キックで攻めてくる専大が相手でした。雨は功を奏した)そうですね、追い風ですね。でもパスが通ってないから5分5分ですね。(一時は不調といわれていた田中秀選手がQBサックを決めるなど好調でした。それに関しては)大きいです。ディフェンスの柱なので、調子が上がってきたのは良かった。フロントは4人でしたが窪木もいい働きをしましたね。(点数にすると)OFのターンオーバーがなければ100点ですね。(課題は)ボールのハンドリングですね。あと前半のサードダウンで決めきれなかった。ドライブしきれなかったことですね。(1つの山を越えたが、次の目標は法大)その前に日体大と全勝で当たると思うので、いかに切り抜けていくかを考えていきます。(次の横国大戦に向けて)横国は力でねじ伏せて4勝無敗で後半に臨みます。

OL池野主将
きょうの勝利は本当に嬉しいです。帝京大戦の後、このままでは専大に負けると言われて、4年生も危機感を感じていた中で練習をしてきたので。きょうの試合は気迫で勝つことが出来たのが結果につながったので、この勝利は本当に大きいです。(試合の出来は)専大はディフェンスが動いてきていろいろなスタンツをしてきたので、最初はそれに上手く合わせられなかったが、試合を通して徐々にアジャストしていくことが出来たのが良かったです。また、ロングドライブがもう少し出せたと思います。最後までドライブが出なかったのはきょうの反省です。(雨の中での試合でしたが気をつけたことは)ボールセキュリティをしっかりとしようと気をつけました。またターンオーバーなどにも気をつけました。現にきょうはディフェンスがターンオーバー出来たので、そこでオフェンスもしっかりやろうということを言っていました。(きょうの勝因は)気持ちですね。とにかく勝とうという気持ちが、きょうの勝利をつかんだと思います。それと、きょうは本当にディフェンスが頑張ってくれてオフェンスを助けてくれたので、感謝ですね。(次節に向けて)この2週間の練習や気持ちをこのまま切らさずに続けていきたいと思います。きょうの勝利で安心して気を緩めてしまったら、また去年の終盤の二の舞になってしまうので、これからも真剣に、抜かりなく練習をしていきたいです。また、1対1で圧倒していくことも忘れずにやっていこうと思います。

RB前橋
(きょうは戦術的にはどのように攻めていこうと)早いタイミングからランで攻めて、ランを止められたら裏のパスというのを徹底しようと。試合前はずっとそういう練習をしていました。(雨でしたが、プレーに影響は)ボールは滑りやすくなるし、芝は濡れると走りにくくなるから何度も滑った。でもファンブルしたのは自分の責任なのでそこは反省ですね。(TDを決めました)ブロックしてくれたラインのお陰。自分はその穴を通っただけ。(調子が良いようですが、何か気をつけていることは)相手をしっかり見て、人がいない穴を通っていこうと。でも自分はまだまだ。もっと走れるし、自分で穴をもっと見つけなくてはいけないです。(これからの課題は)きょうTDを決められたのは本当にオフェンスラインのお陰で、自分自身は不甲斐なかった。だから、オフェンスをもっと自分の力で引っ張れるようにしたいし、次は自分がみんなに恩返しするくらいの気持ちでプレーしたいです。(次の横浜国立大戦への意気込みを)自分は課題を克服して、もっとオフェンスに貢献できるプレーをしたいです。

DL田中
(きょうはキックの良い専大が相手でしたが)向こうはキックが良くてそこからの攻撃がいいのですが、きょうは不調だったので助かりました。でもこっちのキックのミスが相手のミスであまり目立たなかった、勝つことはできたがFGを二つはずして最後が9−0になってしまった。もし決まっていれば15−0で最後のプレーも変わっていたと思う。そういうところは負けていた。(きょうは昨年負けている専大でしたが)やっぱりきょうは山場だったと思う。優勝するためには勝つことで踏み台にして成長していかなければならない。ここからは負けられない戦いが多くなる。きょうは相手QBにパスは封じたが、走られたりしたのでDLのラッシュが甘かった。そういう部分を次の試合で修正することが法大に勝つことにも繋っていくと思う。(完封勝ちでした)こういう結果が出せたのは相手QBに良いイメージでプレッシャーをかけてパスを防げたことが大きい。うちは日本一のラインユニットをめざしている。1試合ごとに成長できるようになりたい。(次の試合に向けて)個人的には不調があってアピールをしてそれが監督に通ってきょうは試合にでられた。4年はきょう負けたら引退するくらいの強い気持ちで試合に臨んでいた。それで自分たちも相手を絶対止めなきゃいけないなと思った。そういうことがきょうのような結果になった。調子は上がっている。きょうの完封で波に乗って次戦も完封したい。内容で勝つことも大事だが、とにかく結果で勝つことを目指したい。そのためにも完封したい。





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