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 関東大学リーグ戦・中大戦 11月13日 神奈川・横浜スタジアム



 プレーオフに向け不安残す連敗

鋭いカットバックを見せる古川
早 大 中 大
14 1Q 7
7 2Q 12
7 3Q 13
9 4Q 10
37 total 42

 クラッシュボウル(関東大学選手権)準決勝の法大戦はわずか10日後。「日本一」への第一関門に向け、ブロック最終戦の中大戦に勝利し、勢いをつけたい早大だったが、攻守がかみ合わず連敗。戦力に不安を抱えたまま、プレーオフに臨むことになってしまった。

 この日の早大の攻撃時間は29分9秒。古川大悟(商2)を中心としたRB陣のランとQB井上友綱(スポ2)のパスを軸に、時間をかけて攻める作戦に出た。試合開始直後の攻撃シリーズでは実に7分14秒をかけた末、RB新井竜雄(理工3)の14ヤードTDランで先制。直後のシリーズで1TDをかえされたが、9分52秒には古川が61ヤードを走りきって14―7。早大の作戦は的中したかのように見えた。しかし、その思惑は中大RB宮幸の前に打ち砕かれることになる。

 第2クオーターに入り、井上がインターセプトを喫すると、ディフェンス陣は宮幸のランを止めきれず、ずるずる後退。TDに繋げられてしまう。直後に古川が左サイドからエンドゾーン中央へと駆け込み、引き離しにかかるが、わずか20秒後には宮幸が75ヤードを独走しTD。中大のTFPが2度失敗に終わったためリードこそしたものの、守備陣が中大の攻撃陣をパントにまで追い込んだのはわずかに1度。終始おされ気味のまま前半戦を折り返した。

 後半に入ると、中大攻撃陣の猛攻はさらにその厳しさを増していった。第3クオーター30秒、わずか2プレーで宮幸にTDを許すと、8分24秒にも宮幸がTD。対する早大も井上の気迫溢れるダイブでのTDや、ルーキーながらキッカーを務める杉本勲央(スポ1)の33ヤードFG成功などで追いすがったが、中大の「速攻」の前に今季ワーストの42失点。大量失点が最後まで尾を引き、連敗でブロック最終戦を終えた。

 攻撃陣が時間をかけて攻めながらも守備陣がビッグゲインを許し、短時間にTDを奪われるという悪循環。負けパターンの典型的な形が中大戦で出てしまった。今季の法大は例年通り堅固な守備に加えて、攻撃陣も絶好調。リーグ史上2位のラッシング記録・1178ヤードをたたき出した丸田や専大戦で1試合4FG成功のリーグタイ記録を飯塚など、その名を挙げればきりがないほどのタレントがそろう。早大は昨季の関東大学王者に対し、攻撃に時間をかけてロースコアの戦いに持ち込みたいところだ。その成否は守備陣の双肩に懸かっている。

(小室洋平) 

【NEXT GAME】関東大学選手権・クラッシュボウル準決勝
 早稲田大学BIG BEARS VS. 法政大学TOMAHAWKS

日時:11月13日(日) 13:15キックオフ
会場:駒沢陸上競技場 (東急田園都市線「駒沢大学駅」下車  徒歩15分)
チケット:前売券・1500円  当日券・2000円  ※早稲田大学の応援席はバックスタンド側となります。
(詳しくは関東学生アメリカンフットボール連盟ホームページを参照して下さい)

◆コメント

朝倉孝雄監督(平3商卒)
(今日の戦いを振り返って)弱いね。現時点では弱いだけ。(大量失点を喫したが、ディフェンスも控え選手が多かったから、仕方ない面もあった?)ケガや負傷者でこういう状況になったが、出る以上は1本目。23日に出てもそれは同じこと。総合力のアップが課題。(今日の試合で出た修正点は?)プレーの理解度をしっかり上げないといけない。このままだと春以上の点差がついてしまいかねない。(中大RB宮幸に走られましたが?)とにかく宮幸を止めるようにしたんだけど、見事にやられた。(法政戦までに選手にはどんなことを言っていきたい?)特に4年生には23日負けてしまったら終わりなんだから、持っている力全てを出しきるようにと言いたい。

WR斉藤直人主将(商4)
(逆転負けという結果になってしまいました)とりあえず、反省点がいっぱい出て。それを挙げていったらきりがないんですけど…。気持ちの差が出たと思います。負けるのはプレーよりも気持ちの差っていうのが、持論というか、そういう風にいつも思っているので。(すでにプレーオフ進出が決定していましたが、そういう思いも出てしまった?)練習ではそういうことはまったく考えないようにしていたんです。中大には去年終わらせられたっていう借りがあって、それを返したかったけど、逆にまた借りを作ってしまった。後輩に申し訳ないことをしたな、と思います。(連敗でクラッシュ準決勝・法大戦に臨むという状況ですが)良くないけど、予想していた通りになってしまったというか。このチームには盛り返す力がないので、負けたらズルズルいってしまうと思っていたら、案の定…という感じ。もう、自分たち4年の気持ちを伝えていくしかない。中大戦ではそれができていなかった。試合後に4年生で話しました。プラスに考えていきたいです。法大とは差があるけど、何があるかわからないですからね。

QB井上
(法大戦に向けての意気込みを聞かせてください)ビデオを観ると守備が強いですね。また、僕自身も相手にそういうイメージを持っている。レシーバーのコース取りはもちろんですが、僕が投げるボール1個分の差でロングゲインとインターセプトが分かれる。意識を高めていきたいです。

WR・K木村洋(政経1)
(今日の調子は)レシーバーとしては本格的に出るのは今日の中大戦が初めてだったけれど、(斉藤)直人さんやQBの人に教えてもらっていることができた。キックは、今日はスクイーブが多かったので、距離を意識せず相手が嫌がることをした。(ここまでのリーグ戦を振り返って)今回初めてレシーバーとして出られたので、次も同じように出られるようにしたい。(法大戦へ向けて)残り1週間半、練習の中でどれだけ法大をイメージできるかが大事。

K杉本
(リーグ戦中盤から出場。試合は緊張しますか)少し緊張することもありますけど、ホルダーが(斉藤)直人さんなので、信頼してキックできてます。(斉藤さんとのコミュニケーションは取れていますか)はい。練習中からずっと直人さんとキックの練習をしています。(これまでのプレー振り返って自身の課題や目標は見つかりましたか)ホルダーの直人さんに頼ってばかりだし、大きな場面になるとまだ緊張してしまいます。どんな場面でも硬くなったりせずにいつもと同じように自分のプレーができるようになりたいです。(次の法大戦に向けて)キックでの得点は大事な加点になるしチームの勝ち負けを左右することもあります。だからしっかり決めていって自分の記録も残していきたいし、チームの勝利にも貢献していきたいと思ってます。







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