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USCコーチが来日
7月1日、南カリフォルニア大学(USC)のLBコーチ、ロッキー・セト氏(※1)が来日した。この来日は「USCにあこがれがあった」という朝倉監督(平3商卒)たっての希望が実現したもの。朝倉監督は今年3月、USCの春季キャンプを訪問し、基本を大事にしながら強い個々を育成する、名門校の中身の濃い練習に感銘を受けた。「ぜひ日本の選手を指導して欲しい」。早稲田大学を通してUSCへ依頼。そして今回のセトコーチの来日・クリニック開催が実現に至った。なお、今回の交流事業費用は堀田大介基金(※2
)から運用された。
来日翌日には、BIG BEARSの選手たちを前にセトコーチのトークショーやミーティン
グなどが行われた。昨シーズン全米大学王者に輝いたUSCチームのビデオを鑑賞し
、華麗なビッグプレーの連続に選手たちからどよめきが起こる場面も見られた。また
、「オフェンス、特にRBは受け取ったボールを死守しなければいけない。ディフェンス
は相手のボールをかき出たり、インターセプトを狙う。とにかくボールが全て」という
コーチの言葉通り、ボールをしっかりと受け取るテクニックも指導された。
セトコーチは、「まず、一番の基本である練習を見たい。特に選手たちの動き
や練習に対する気持ちの入り方を見たい」と話した。それに対し、朝倉監督は「集中
できる練習方法や有効なパッケージ、さらには、どうしたらトップに登りつめられるの
かを選手たちには学んで欲しい」と語った。USCの強さの秘訣は「良いプレーヤーと良い練
習」。良いプレーヤーをリクルーティングし、良い練習でさらに成長させることが大事
だという。「戦略的なスポーツと言われるアメフトだけど、それにかける情熱を教えら
れたらいいな」。BIG BEARSの選手たちを前に熱く語るセトコーチの全身からアメフト
への情熱が感じられた。その一方で、真剣な面持ちでセトコーチの話に聞き入る選手た
ち。アメフトに対する思いは世界共通だ。
セトコーチによるクリニックはディフェンスを中心に5日まで行われる予定。選
手たちは名門・USCのコーチに直接指導を受けられるこのチャンスをものにし、日本一に
向けてまた一歩前進してくれることだろう。
(内田陽子)
※1 ロッキー・セト氏
1976年3月12日生まれの日系アメリカ人。5年前からUSCのコーチングスタッフを
務め、現在はラインバッカー(LB)コーチ。現役時代はLBとしてUSCで活躍し、98年には
チーム内の年間最優秀守備選手に選ばれた。
※2 堀田大介基金
2001年、交通事故により31歳の若さで急逝した堀田大介OB(平成4年度主将)の
遺志に鑑み設立された基金。「いつかは母校を指導したい」という故人の夢に基づき
、早稲田大学米式蹴球部の指導者育成を目的としている。
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