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陸上特集
古豪復活への誓い・最終回
箱根予選会まであとわずか。そこで今回は、競走部を引っ張る藤森憲秀、河野隼人、宮城普邦の3人に予選会への意気込みなどを聞いた。
――今年の箱根駅伝から今季ここまでチームと個人を振り返ってください
宮城
:箱根で良い走りが出来ずに、全日本の予選会に絞ってた。でも落ちたので、もう箱根に全てをかけるしかないと。
河野
:今年9区を走ってああいう形になって、やっぱり自分の責任が大きい。すごく反省したし、後悔した。箱根は今年が最後のチャンス。後悔しないようにやってきました。チームとしては、全日本がダメだったので最後のチャンスが箱根。練習でも引っ張っていこうとして、役割を果たせてきてはいる。3月にマラソンをやったが、目標より遅かったが、いろいろな面でレベルアップできた。それを活かせたから関カレでも3位に入れて。チームで出るのは後は箱根だけ。目標に向かって残りの日をしっかりやっていく。
藤森
:昨年から故障して、シーズン前半は棒に振った。チームに迷惑をかけた。半年間も役割を果たせず、本当2人(宮城、河野)ががんばってくれた。助けてくれた。チームとしては機能している。全日本落としたから箱根しかないという気持ち。
――4年生になって変わったことはありますか
宮城
:上に引っ張るのがいないので、練習で引っ張ることが増えている。結果的にそれで良い練習ができている。
藤森
:特にはないが、3つの学年から見られるので模範と言うか、手本になるように取り組んでいる。
――藤森主将はどんな主将ですか
宮城
:自分にも他人にも厳しい。よくまとめて引っ張ってくれている。
河野
:今年前半走れなくて、しっかりまとめようとやっていた。誰にでも厳しく、よくまとめてくれている。
――4年生どうし、チーム内で役割を意識したりしますか
宮城
:今までは自分が底上げの位置にいたということで、自分が強くなればチームが強くなると思ってました。今は竹澤(健介・スポ2)が引っ張っているので、少しでも負担を減らしていければ良いと思って引っ張ってます。
河野
:年間を通して故障が少なく走れるので、選考会も出るし、そのなかでしっかり走ってチームの軸という存在でやっている。箱根ではエースの竹澤がいるが、自分もエースの走りをしたいです。
――全日本予選会では惨敗。ショックも大きかったと思いますが、主将はチームにどんな言葉をミーティングでかけましたか
藤森
:毎年というか、失敗するときは、主軸となるべき人が外れているというのが大きい。どうしてそういうことになるかと言ったら、本人の自覚が足りない。そのあたりをも っと人任せにするのではなく、責任を持ってやろうと。
――夏合宿では、チーム、個人ともそれぞれどういう目的意識を持って取り組みましたか
宮城
:チームとしては、まず目標は箱根予選会で、練習としては、昨年とほぼ同じです。昨年より弱点を克服して、距離を踏んだり。個人としては、昨年以上はやろうと。
河野
:チームとしては個人がしっかり目的意識を持って、やらされるのではなく、ジョッグとかを多めにして個人のレベルアップを。後半になるにつれて意識的に良くなったかなと。個人としては、昨年以上の内容とか考え、例年以上に距離を踏めた。そのわりにはダメージとか少なくて、体力はついてきたかなと思います。
藤森
:春は全体で足並みがそろわなかった。力のバラつきはあっても全員で練習をこなそうと考えてて、個人では春走ってないので一から土台作りをしていきました。
――チームとしても順調に練習をこなせましたか
宮城
:過去に比べれば質も量も上がってこなせたと思います。
――合宿をきっかけに伸びた選手はいますか
宮城
:1年の尾崎(貴宏=教)ですね。合宿中から練習つめてて、1年とは思えないです。(9月23日の)日体大記録会はあまり良くなかったですが、積極的ですし予選会も期待してます。
河野
:本多(浩隆=スポ3)がようやく調子が上向きになってきました。
藤森
:(2人の話しを聞いて)尾崎と本多です(笑)。
――今季は3年生がいまひとつ走れていませんが、4年生から見た3年生はいかがですか
藤森
:なかなか期待通り走れてなくて、本人たちの自覚もなかった。全日本出場を逃して、そこでしっかりと走れないことの責任の重さに気づいたと思う。落ちたことで危機感が出て。合宿は意欲的に取り組んで、駒野(亮太・教3)と本多が秋になってまずまず走れている。4年生が抜けたら引っ張らないといけないと周囲からも言われている。自覚していると思う。
河野
:本当結果が出ずに、気持ちも下がってた。もうすぐ4年だし、危機感というか芽生えている。練習にもそれが出ているかなと。駒野と本多は予選会でも良い走りをすると思う。竹澤の活躍も良い刺激になっているようです。
宮城
:今の3年は、毎年夏走れてそれからダメってパターン。勝負はこれから。授業とか始まって自分の意識の問題もある。これからがいろいろと正念場。
――2年生についてはいかがですか
宮城
:竹澤の学年と言われているが、阿久津(圭司=スポ)も力持っているし、高橋(和也=スポ)や天木(和広=人)や斎藤(太一=スポ)のように総体出場組は、もっと走れて良い。三輪(真之=人)は、比較的目立った実績が高校時代なかったが走れてきている。
河野
:早大でも層が厚くて、今の2年生では他大より良いメンバー。竹澤に続いて他の人ががんばって伸びてくれば良い学年になると思う。
藤森
:今の2年生のなかだったら、勧誘がうまくいったと思う。能力を持て余していてもったいない。あいつには負けないっていう気持ちでやってくれたら。もてあましている人が走ってくれたら、渡辺監督(康幸=平8人卒)が学生の頃のチームのときに匹敵する能力がある。
――1年生はいかがでしょうか
宮城
:今のところ、尾崎が走れている。自己推薦入試で教育学部だが、がんばっているし、神澤(陽一=理工)もいますので切磋琢磨してくれれば。2年生が良いので上の学年になる頃に、下で支えられるようになってほしい。
河野
:人数少ないが、良い特徴や力を持った集まり。もっと学年内で競争してもらえればと。今年も4人予選会エントリーに入っている。1年生頼みではいけないが、大事な戦力です。
藤森
:1年がエントリーに入っているので、コクではあるがそのことをもっと自覚してもらって当番や授業で大変だと思うが、1年だからという甘えをなくし自覚を持ってほしい。
――先月23日の日体大記録会では、宮城選手が28分台突入に藤森選手も自己ベスト。チームの雰囲気はいかがですか
宮城
:日体は、気候良くて走りやすかったにもかかわらず、(記録を)出せてない人がいる。層の薄さが出た。次やったら取り返しがつかない。失敗してはいけない。まだそういう失敗が出ている。
河野
:自分は出なかったが、2人が自己ベスト出してくれて下も刺激を受けたと思う。4年としてしっかり仕事をしてくれた。チームとしてはまだまだ力を出し切れてないのもいた。
藤森
:あの気候からしたら(自己ベストが)出てあたりまえ。物足りないというか、30分以上かかった人はもっと走ってくれないと。主軸としての自覚を持って走らないといけない。自覚持ってどういう目的で出るのか考えないとただレース出ました、ダメでしたってなるし、それじゃ意味がない。試合とかチャンスが少ないので、気持ちの面でもう少し大事にしてほしい。
――日体大記録会では、多少自信を取り戻せましたか
宮城
:タイム的には昨年も他大に劣るわけではなかった。自信がないとかではなくて、力を出さなくして負けている気がした。出せれば勝てる。とにかく力をだしていきたい。
河野
:これまで力不足もあるが、かみ合ってない。力を出し切れたレースがない。1つ1つの練習から(試合で)外さない能力をつけて集中して粘るというムードでやらないとかみ合わない。
藤森
:自信は結果を出さないとつかない。予選会や本戦でしっかり力を出せれば、チームとしてこれから良い軌道に乗れる。ダメなときにそこから抜け出すのはエネルギーがいる。
――さて、予選会のコースですが、一昨年のように平坦とも言われています
宮城
:タイムは個人としても狙っていく。チームとしては、10時間4〜5分で走ったら良いと。9分かかると本戦でもシード前後になってしまうと思うので。
河野
:上の学年がしっかり前で勝負して、1、2秒を稼ぐ。力をしっかり出し切って、1、2秒をムダにしない。
藤森
:タイム云々より、ここまでやってきたことを出す。タイムは気候とかもあるので。
――マークする大学や選手はいますか
藤森
:力があるのは神大、国学院大、城西大、明大あたりになる。予選会は通ることが重要。本戦を見すえた戦いをしないと。予選会のなかでは負けられない。
河野
:今回はあくまで予選会。一番重要なのは本戦。
宮城
:2人の言うように自分たちの力を出し切る。マークするのはむしろ本戦に出てくる選手。亜大だったり、予選会5位の山梨学院大が本戦で2位になったのでとにかく力を出し切る。
――宮城選手は、意外にも予選会で走ったことはありませんが調整など大丈夫ですか
宮城
:20km走っているのは同じ。朝も同じなので。予選会なので他の人は気になるかもしれません。最後の1、2秒を大事にしたいです。
――では最後に予選会でのチーム、個人の目標をお願いします
宮城
:チームはトップ通過で個人は2番で(笑)
河野
:チームはトップで、個人では本戦で9区68分台を狙えるように59分30秒くらいで。
藤森
:トップ通過で。個人は、宮城に負けないように(笑)
(取材・編集 飯田範行、藤田絢子)
河野隼人
(こうの・はやと)
1984年(昭59)5月20日生まれのO型。176cm、60kg。
愛知・中京大中京高出身。スポーツ科学部4年。
オフの日の過ごし方:昼寝か治療に行く。
藤森憲秀
(ふじもり・のりひで)
1985年(昭60)2月15日生まれのO型。176cm、56kg。
長野・佐久長聖高出身。スポーツ科学部4年。
オフの日の過ごし方:図書館で読書(笑)
※この答えに2人から絶対うそだろとすかさずつっこみが入ってました。
宮城普邦
(みやぎ・ひろくに)
1984年(昭59)7月26日生まれのA型。175cm、57kg。
沖縄・沖縄尚学高出身。第一文学部4年。
オフの日の過ごし方:自然の湯に行く、うまいものを食べる。
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