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 陸上特集



 古豪復活への誓い・第1回

 エンジのエース竹澤健介(スポ2)がまた進化を遂げた―。8月の欧州遠征で5000m13分22秒36の好タイム。自身初の欧州遠征は大成功のようだった。これから向えるは駅伝シーズン。昨年のリベンジの思いを胸に爆発してくれそうな竹澤にお話しをうかがった。

竹澤 ――今季ここまでのチーム、ご自身を振り返って
竹澤:僕はチームとして合宿に参加していませんので、チームのことは帰ってきてからのことしか分からないんですけど、いい方向に進んでいるとは思います。個人としてはぼちぼちいいシーズンだったと思います。

――欧州遠征へ行く前に渡辺康幸監督(平8人卒)から言われたことは
竹澤:1年目は経験なので、気負わずに一生懸命走って来いと言われました。

――欧州での練習は、佐藤悠基(東海大2年)、上野裕一郎(中央大3年)両選手とともに行なったのですか
竹澤:いえ、練習はジョグだけで、あとはつなぎでポイントも2、3回ぐらいだけだったんですけど。全部各自でやったので、皆で一緒にやるっていうことはなかったです。

――小5のハワイ以来の海外ということでしたが、環境的にはどうでしたか
竹澤:食事は日本食が好きなので、そういう部分は始めは困りましたし、お腹の調子も悪くなった時期もあったんですけど、いい勉強になったなと今は思います。

――時差や気候も気になりましたか
竹澤:気候はよかったんですけど、時差はすぐには抜けなくて大変でした。

――海外遠征ではレース以外の精神的な部分も鍛えられましたか
竹澤:そうですね。何事にも動じなくなったというか、こういうこともあるんだなっていう風に。日本のルールじゃなくて海外は海外のルールなので。そういう部分ではすごく勉強になりました。

――3試合への出場は最初から決まっていたのですか
竹澤:当初は7月に予定していたんですけれど、体調が思わしくなくて8月ということになったので。レースは出発の1〜2週間前に決まって、自分はこの試合に出るって分かってたので。

――3000mはいつ以来でしたか
竹澤:高1の国体少年B以来かな。

――マルメ、ラハティでは1位でした。今まで1位になる機会があまり無かっただけに嬉しさもありましたか
竹澤:1番になれたことに対してどうこう思ったっていうのはないです。良かったとは思いましたけど。別にそこまでこだわってなかったので。

――イタリア・ロベレートのレースでは体調はどうでしたか
竹澤:その前に体調の方が悪くなって、内臓が調子悪かったんですけど。でも上手いことレース前に上がってきてくれたので、上手く走れたなって。

――13分22秒36のタイムは予想外でしたか
竹澤:そうですね、ついていくことだけ意識したので。タイムは狙ってなかったといったら嘘になりますし、ある程度は2試合目の時に調子いいなって思えてたので、(13分)30切るぐらいはいくかなという感じはありましたけど、22がでるとは思ってませんでした。

――菅平での別メニューでのスピード練習では手応えは感じましたか
竹澤:僕は高地練習があまり合わなくて、始めのうちはポイント練習も苦しくてあまり出来なかったんですけど、よく苦しめたかなっていうのはあったので。スピード的にはそんなにいい練習は出来なかったんですけど、精神的に鍛えられたというか。そういう部分は良かったと思います。苦しめたので。

――ライバルの佐藤選手に3戦3勝でしたが
竹澤:1回も勝ったことがなかったので、勝てたっていうことは自分の中でも評価しています。

――記録より勝負へのこだわりはありますか
竹澤:そうですね。タイムはいずれ出るものだし、そんなに意識はしていないです。

――遠征中、佐藤、上野両選手と話す機会も多かったと思いますが、印象に残っている話はありますか
竹澤:これといってはないんですけど、でも2人とも高校から一線級で戦ってきている選手で、一緒に生活してみて、生活面であるとか、言動一つひとつが自分にとっては新鮮だったし、得るものも大きかったです。振り返ってみて、何が何だったかって言うのはわからないんですけど、何か彼らから得られたんじゃないかなとは思います。

――帰国後、渡辺監督から言われたことは
竹澤:休めって言われたぐらいですかね。箱根予選会もありますので。よかったじゃないかって、それぐらいですね。

――6月の全日本予選会では6位の国学院大から1分以上離されての10位でしたが、竹澤選手自身はチームの状態についてどう思いましたか
竹澤:まあ終わったことですので。その時は悔しいっていう気持ちよりも(ピークを)合わせられなかったっていうことに対して自分を悔やんだことの方が大きかったので。どう思ったかと言われたら、もっとしっかりした生活をしなきゃいけないな、ぐらいですかね。

――あの時は全カレからも日が経ってなくて、体調的にもきつかったですか
竹澤:そうですね。いっぱいいっぱいな部分もありましたし、それで作っていけなかったっていうのも自分の力の無さです。

――チームの2、3次合宿の様子というのは遠征中にも聞いていましたか
竹澤:いや、そんなに入ってこなかったんですけど、でも最後のロベレートの前日とかにはもうむこうに取材が来られてたので、その時に話は聞いたので。自分も頑張ろうかなとは思いましたね。

――先日の日体大記録会では、宮城普邦(一文4)選手が28分台、藤森憲秀駅伝主将(スポ4)も自己新を出し、4年生が合宿がいい方向に進んでいたという証明をしてくれたのではないでしょうか。また、最近チーム的にも低迷気味でしたが、これで自信を取り戻したのでは
竹澤:タイムはいずれ出るものなので、何にしても勝負だと思いますし、勝負で勝てない限り記録はいくらあっても役に立たないので。いい方向に向いていれば嬉しいですけど、まだ箱根予選会であったりとかに出ていないので。それは終わってから判断することだと思います。

――箱根予選会に1年生が4人エントリーされましたが、後輩には声をかけたりしますか
竹澤:あんまり声はかけてないかもしれないです。

――走りで見せる感じですか
竹澤:彼らにしてあげられることっていうのは別に僕自身には無いと思うので、僕自身が一生懸命やることで、いい刺激になってくれれば嬉しいですけど。刺激を受けてもらおうと思ってはやってません。自分が一生懸命やることによって刺激になるのならそれはいいことだと思います。

――今は夏の分の走りこみをしているのですか
竹澤:まだそこまでできていない。もう調整期間にも入りそうですし、まだそこまで意識していないです。

――スタミナに不安は
竹澤:やってみないとわからないので。そこまで不安はないです。

――駅伝シーズン開幕ですが、他大は気になりますか
竹澤:いや、そんなに気にならないです。

――箱根予選会のコースは昨年より平坦になりましたが、下見はしましたか
竹澤:中しか走ってないので、外は走ってないので分からないです。まあ去年よりは走りやすいんじゃないかなとは思ってます。

――今年は強い留学生がいませんが、どんなレース展開になると予想していますか
竹澤:それはレース始まってみないと自分でも分からないので。一生懸命僕は走るだけです。

――特に順位やタイムを狙ったりということは
竹澤:別に考えてないです。

――予選会でのチームと個人の目標は
竹澤:チームが目標とする順位に自分が貢献できればそれでいいと思います。



(取材・編集 飯田範行・石川祥子) 


竹澤健介(たけざわ・けんすけ)
1986年(昭61)10月11日生まれのA型。170cm52kg。
兵庫・報徳学園高出身。スポーツ科学部2年。
オフの日の過ごし方は睡眠と授業だそう。







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