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【特集】リベンジの号砲 第2回 2区 平賀翔太

今季も大学三大駅伝全てに出場し、重要な区間を担ってきた平賀翔太(基理3=長野・佐久長聖)。箱根路においても各校のエース格が集う花の2区を2年連続で務めたが、思うような走りができず東洋大に先行を許してしまった。チームも駅伝無冠と、個人、チーム共に満足のいく結果を残すことのできなかった今季をどう振り返るのか。
※この取材は1月24日に行われたものです。
「完全にチームの流れを壊してしまった」
――箱根が終わった時の率直な気持ちは
優勝を目標にやってきて、結果は相手に大差をつけられて負けてしまったので悔しいです。
――ご自身は2年連続花の2区でしたが、昨年同様緊張しましたか
今年も多少は緊張しましたが、走りに影響するほど緊張はしていなかったです。
――いつ頃から2区を走ることに決まりましたか
最終的に2区って言われたのは一週間前くらいだったのですが、前々から2区を走る可能性があると伝えられていました。
――走りたい区間などはなかったのですか
与えられた区間ならどこでも、しっかり走ることができればいいなという感じです。
――2区を走るときに渡辺監督(康幸、平8人卒=千葉・市船橋)や相楽コーチ(豊、平15人卒=福島・安積)からどのような指示を受けていましたか
ことしも先頭でもらうというプランだったので、前回のように走れという感じの指示でした。
――2回目の2区でしたが前回の経験から気を付けていたポイントなどはありましたか
前回残り3キロくらいのアップダウンでペースを結構落としてしまったので、今回はそこでしっかり粘れるようにと思っていました。しかし、後半思うような走りができなかったです。
――後半脇腹を押さえていましたが、腹痛ですか
そうですね。
――昨年もお腹が痛くなったとおっしゃっていましたが、長い距離になると痛くなることが多いのですか
普段はそんなに痛くならないですけどね。前回の腹痛よりひどかったです。
――大迫選手(傑、スポ2=長野・佐久長聖)がトップで中継しましたが、前回ほど後続との差が開いてないことは予想していましたか
前回は本当にうまくいったという感じだったので、今回はトップで持ってきても前回よりは間がないだろうとは初めから思っていました。しかしやはりトップでは持ってきてくれたので、頼もしいなと思いました。
――当日のコンディションはどうでしたか
当日はそんなにコンディションは悪くなかったです。
――出雲全日本大学選抜駅伝(出雲)や全日本大学対校選手権(全日本)の時よりは調子が良かったのでは
はい。
――箱根の前には集中練習をすると伺いましたが、その出来はどうでしたか
集中練習は問題なくこなすことができました。
――当日のレースでは序盤突っ込んだように見えましたが、あの走りは設定通りだったのですか
そうですね。だいたい設定通りでした。
――後半、設楽啓選手(東洋大)に追いつかれたときはどのように思いましたか
簡単にここで離されてはいけないなと思ったのですが、最終的に10秒ほど差をつけられてしまいました。あそこの場面で最低でも同じくらいで3区に渡したかったです。
――やはり相手の追い上げに対して粘りが足りなかったと
はい。
――前回よりタイムが悪かったですが、今回の走りは自分で評価していかがですか
やはり本当は自分が2位以下との差をもっと広げて渡さなければいけなかったのですが、逆に抜かれてしまって、そういったところで完全にチームの流れを壊してしまったので2区の走りとしてダメだったと思います。
「準備不足だった」
――走り終えてから監督とは話されましたか
1年間を通してあまり走れていなかった時期があって、やはりそういったところもしっかり見直して練習していかなければならないと言われました。
――練習できなかった期間は自分の陸上人生の中でも長かったほうですか
そうですね。結構長かったほうだと思います。
――往路のみで東洋大とかなりの差ができてしまいましたが、そのことについてはどう思いましたか
自分のところで先頭で渡していたらもっと違う展開になっていたかもしれないと思って悔いが残りました。
――復路では駒大と明大と並走する場面が多く、ひやひやしたのではないですか
そうですね。
――復路の選手とは走る前に何か話しましたか
同じホテルに泊まっていた人には、頑張ってくれみたいなことは話しました。
――総合4位という結果についてはいかがですか
悔しいという気持ちが1番です。チームとしても準備不足の部分があったと思うので、そういったところを見直していきたいです。
――準備不足とはどのような点ですか
集中練習をこなしてから直前になって調子が良くなってきたという人が多かったと思うので、直前だけではなく、年間通して良くないとダメなのだという感じですね。
――今回同学年で新たに3人の選手が箱根駅伝に出走しましたが、アドバイスなどはされたのですか
アドバイスとかは全然ないです(笑)。箱根の話とかはしたりしましたけど。
――箱根駅伝が終わった後、ミーティングでは監督がどのような話をされたか覚えていますか
東洋大は前回20秒差くらいで負けてからいつも悔しいと思っていたために今回のようなすばらしい記録が出たのだと言っていました。負けた時の気持ちを忘れないようにして1年間やっていこうという話でした。
「チームをみんなで支えていきたい」
――来季はもう最終学年となりますが、どのような上級生になりたいですか
今回の箱根駅伝も僕たちの代が1番多く走っているので、やはり走りの面でチームを引っ張っていけるようになりたいです。
――佐々木選手(寛文、スポ3=長野・佐久長聖)が新駅伝主将になられたことについては
チームをまとめる役に向いていると思います。しかし寛文だけに任せないでみんなで支えていきたいと思っています。
――ご自身は中学時代に主将などの経験は
やったことないです(笑)。
――箱根駅伝が終わってからはどのように過ごしていましたか
一度疲れを取ってから、いまは普通に練習をやっているという感じです。
――今季は三冠を取っていたのでなにかと注目されていたと思いますが
注目はされていたと思いますが、僕自身はそんなに気にならなかったです。
――今後のレース予定は
青梅マラソンが最初だと思います。
――これからの抱負をお願いします
最終学年になるので悔いの残らないようにしたいです。トラックでも昨シーズンはひとつもベストを更新していなかったのでベストを更新したいです。
――ありがとうございました!
(取材・編集 西脇敦史)
◆平賀将太(ひらが・しょうた)
1990年(平2)4月10日生まれのO型。169センチ、50キロ。長野・佐久長聖高出身。基幹理工学部情報理工学科3年。自己記録:五千メートル13分45秒83。一万メートル28分41秒42。ハーフマラソン1時間2分08秒。2010年箱根駅伝3区1時間03分27秒(区間4位)、11年2区1時間07分50秒(区間4位)、12年2区1時間08分47秒(区間5位)。

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