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それぞれの箱根路 〜1月3日 大手町で歓喜の「都の西北」を〜
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カウントダウンスペシャル!箱根インタビュー
第1回 駒野亮太
今回の企画、第1回目を飾ってくれるのはチームをまとめ、引っ張っている主将・駒野亮太選手(教4)。2年連続の山上りが濃厚な駒野選手に山にかける思い、そして主将の目からみたチームについてなど語っていただいた。(この取材は11月30日に行ったものです)
―全日本を終え、今の調子はいかがですか
練習も積めていますし、まずまずという感じです。
―チーム全体としてはいかがですか
全日本が終わった後に浮ついた感じになるかなと思ったんですけど、そういうこともなくまとまってしっかりやっていると思います。
―今の練習メニューは
足を作る練習なので、30キロとか40キロとか、あとは5千メートルのインターバルをやっています。とにかく距離を取って、我慢する練習が多いですね。
―トラックシーズンの話になりますが、関カレで優勝。今年前半の調子はいかがでしたか
全日本の予選会まで気が抜けないレースばっかりだったので、今年前半で絶好調っていうときは関カレの決勝ぐらいだったんですけど、でも他のレースもまずまずの調子で走れましたし、その点は良かったと思います。
―予選会を4位通過という結果については
とりあえず通ればいいと思っていました。というのも竹澤健介(スポ3)と加藤創大(スポ2)を欠いた状態で、他の大学からしたらナメてるのかと言われてもおかしくなかった状態だったので。でもその中で1位通過できたのは、チームの底上げができたということだと思うので良かったです。
―夏合宿については
みんな例年より練習を積めてたので、充実したものになったと思います。
―次に出雲駅伝がありましたが、チームとしての位置づけは
やっぱり3大駅伝の最初なので、箱根につながる走りをするっていうことですね。箱根に出てくる他大もたくさんいたので。そういうところとしっかり競って、戦えるかってことが大切だと思ってました。
―出雲の結果については
悪いというか、あまり良くなかったです。
―その後の練習は何か変化は
練習メニューは変わらなかったんですけど、気持ちの面ですね。出雲では戦える集団になっていなかったので。僕自身もそうかもしれないですが、夏合宿でしっかりと練習が積めた分、「今年はいけるだろう」という浮ついた状態で出雲に臨んでしまったのがいけなかったと思います。なので、練習どうこうよりも、そういうメンタル的な修正を全日本に向けてはやってきました。
―全日本では4区を走りましたが
最初は1区の予定だったんですけど、日体大記録会で風邪を引いてしまって。正直病み上がりで1区だと、出雲のようにコケられたらチームに迷惑がかかりますし、それは避けたいということで。アンカーとも言われたんですけど、それも気温のことや、病み上がりということもあったので、竹澤から来た流れをしっかり後ろに伝えるという意味で、4区で走ってくれと言われました。
―ご自身は区間4位。チームとしても5位でシード獲得という結果については
そうですね、欲を言えば3番以内に入りたかったです。ただ、箱根に向けて良いデモストレーションというか、良いイメージをつかめた選手が多かったので、収穫は大きかったと思います。来年のシード権も取れましたし。
―次に箱根についてですが、もう5区を走ることは決まっていますか
はい。
―去年も走りましたが、5区を走る上でご自身の中で意識していることは何かありますか
最長区間で、しかも登っているということで走っている時間が長いので、長い距離、長い時間走っていられる身体を作るっていうことが大事ですね。なので、ほかの選手よりも多く練習を積みたいという風には渡辺康幸監督(平8人卒)にも伝えてあります。そういうことは最後ですし、欲を出してやっていきたいなと思っています。
―山上り、山下りが結果を大きく左右すると思いますが、その点に関してはいかがでしょうか
ワセダは毎年、5、6区が鬼門と言われていますが、でも今年は二人とも去年も走っていますし、区間上位を狙えると思います。山でしっかり流れを決めつけられるって言うところが他大にはない、今年の強みだと思います。なので、その区間を任された以上、しっかり責任を持って自分の仕事をしなきゃいけないなっていうのがありますね。
―話は変わりますが、早実に入ろうと思ったきっかけを教えていただけますか
中学校の時からワセダで箱根を走りたいっていうのがあって、高校を選ぶ時に県内の進学校か早実の2つの選択肢があったんですけど、最終的にどっちがワセダで箱根を走れる可能性が高いかって考えたときに、早実の方が良いなと思いました。
―ワセダのエンジのWの重さは入ってからも感じますか
そうですね。伝統がありますし、エンジのWを着られる選手は限られているので、あれにそでを通すときは周りも注目しますし、それに恥ずかしくない結果を出さなければと思いますね。あんまりそういうのは感じないようにしてたんですけど。
―主将としてのプレッシャーはありましたか
気楽にやっていた1〜3年生と違って、周りを見なきゃいけないので、チームの方向性を自分で決めるという立場からも結果が求められましたね。この間の日体大記録会のようなことをしてしまうと、それだけで一気にチームの雰囲気っていうのは悪くなってしまうので、見られているっていう緊張感を持ってやっています。本当に良い経験ができていると思います。
―卒業後も実業団で競技を続けるということですが
そうですね、でも2年生ぐらいのときまではやるつもりはなかったんです。3年生の時に結構良い結果を出して声掛けてもらったことっていうことがあるのと、あとは身近に竹澤っていう存在がいたことですね。あのレベルまではいけないと思うんですけど、ああいう風に世界で戦っている選手がいる中で、自分でももっといろんなこと頑張れば、こういうところをやって、こういうところをやってというように一つずつクリアしていけば、足元に及ぶくらいにはなるんじゃないかなと思って、続けたいなと思いました。
―チームについて伺いますが、最後となる4年生の本多さん、石橋さんについては
最後なので、箱根で最後3人ともメンバーに入って走れたら最高だなって思います。一年生の頃から気ごころ知れてる人間ですし、一緒にタスキをつなげたら最高ですね。
―3年生については
元気で、自由奔放な子が多いですね。良く言えば自分を持っている、悪く言えば自分勝手ということになっちゃうと思うので、もう少しチームのことを考えてもらいたいですね。
―竹澤選手が来年は主将となりますが、何かアドバイスをしたりは
特にしてないですね(笑)。やっぱりそれぞれの学年に色があると思いますし、もちろん聞かれれば答えますけど、自分から言うことは特にはしないです。
―2年生については
2年生に関しては、夏合宿から期待してる面が大きいです。加藤もユニバに出ましたし、高原聖典(人2)も最近すごく良い。尾崎貴宏(教2)もベテランのような(笑)、安定した走りを見せてくれますし、神澤陽一(理工2)も自分の世界を持っている選手なんですけどただやることはやってくれてるので、2年生の影響力は大きいですね。
―最後に1年生については
僕から絡まないと絶対に絡んでこないですね(笑)。湯浅や伊藤に関しては高校の後輩ということもあって、ちょくちょく口出ししてたりはしましたね。中島とか高野も僕がからかったりしてます(笑)。まだ頼りないんですけど、でも爆発したらすごいと思うので、どこまで行くか分からないですし、期待してます。
―渡辺監督に関しては
自分たちで考えてやるというスタイルが僕らには合っていると思いますし、名監督だと思います。ワセダはまじめすぎる選手が多いですし、監督が良いスパイスを与えてくれていると思います。
―渡辺監督が「順大の今井が抜けちゃったから、駒野区間賞行けるよ!」というようにおっしゃっていたんですが(笑)
そうですね(笑)。でも僕自身も区間賞取りたいっていう思いはありますし、そのぐらい取らないと優勝とかって言うのは見えてこないので、自分自身でも意識してます。
―往路の成績がかなり重要ですよね
そうですね、選手層は厚くなってきてるんですけど、ガラっと流れを変えられる選手がまだ竹澤ぐらい、今は高原も少しできるかもしれないですけど少ないので。あるいは計算できる選手があまりいないので、往路で離されるとダメですよね。そういった意味でも往路に力のある選手が多くなってしまうのは仕方がないと思うので、もう往路で優勝するぐらいの意気込みでやっていきたいです。復路での挽回はなかなか難しいですし、それもワセダのパターンだと思うので。それも良いと思います。
―駒野さんの役割は
役割はもう…往路優勝のテープを切るだけです!
―箱根でのキーマンは
今年に関しては、2年生カルテットですかね。本当なら3年生って言いたいところなんですけど、その分2年生がしっかりやってくれているので。あの4人が全区間3番以内とか、そういう力を持った選手たちなので、力をしっかり発揮してくれたら、結構とんでもないことになるんじゃないかな、と思ってます。
―最後に箱根の目標をお願いします
目標は、個人としては5区区間賞。あるいは80分切りを目安としています。チームとしては、往路優勝。そして総合優勝、最低でも3番以内というのを目指していきたいです。
(取材・編集 石川祥子、坂本花織、水上大輔)
◆駒野亮太(こまの・りょうた)
1986年(昭61)2月18日生まれのA型。170センチ、57キロ。埼玉・早実高出身。教育学部4年。
自己ベスト 5000m:14分15秒35
10000m:29分17秒92
ハーフマラソン:1時間4分32秒
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