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wasedasports.com >  陸上競技 それぞれの箱根路 〜1月3日 大手町で歓喜の「都の西北」を〜 > 第3回 本多浩隆


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 カウントダウンスペシャル!箱根インタビュー  



 第3回 本多浩隆

 3回目は本多浩隆選手(スポ4)が登場。4年生となり今回が最後の箱根駅伝となる本多選手。だがそれ以上に、昨年の箱根で4区区間14位という苦い経験があるからこそ今回の箱根にかける思いはひとしおだ。箱根にむけての話はもちろんのこと、4年生としての心境の変化などを語っていただいた。(この取材は11月27日に行ったものです)

本多  ―最後の箱根となりました
 最後なんでとりあえずいいカタチで走りたい。それしか考えていないです。

 ―もうすぐ箱根ですがこの時期になるといつも以上にカゼなどの健康面にも気を使いますか
 ケガのほうが過敏になるんですけど、カゼにもやっぱり気を使いますね。僕と高橋和也(スポ3)はカゼの常習犯なので。いつもじゃんみたく言われます。昨年の箱根前は平気だったんですけど、2年前にカゼひいてめちゃくちゃ怒られた。12月半ばくらいにひいて鼻声になって、話すの嫌だなと思っていたら、(当時)同部屋の竹澤健介(スポ3)がひき、高橋和がひいて全滅して。誰だ!? ってなった時に、あ、僕ですみたくなって。その時は各方面からいろいろなお言葉をいただきました(笑)。

 ―現在、寮では一人部屋ですか
 4人部屋です。来年から一人暮らしが始まるんであえて大人数の部屋にしました。大部屋っていうのはもうないことなので。最後はずっと4人部屋がいいと思っていて。普通は4年生になると大体一人部屋になるんですけど、僕は大人数のほうが面白いので、それを求めてあえて選びました。4人部屋は学年がかぶらないように振り分けられてて、色んな人がいるのが楽しいです。

 ―出雲、全日本にチームが出場し、例年とは違うシーズンとなりました
 振り返ってみればあっという間に終わりました。昨年まで予選会に出ていたけど、やっぱり予選会は予選にしかすぎない。出雲、全日本は本番のレースだったんで面白かったです。結果はどうあれ、大きい大会に出ることで、みんなでメンバー争いをしたりと面白かったです。

 ―監督やコーチなどは実戦でしかつかめないものがあると語っていましたが、本多選手が実戦でつかんだものとはどのようなものでしょうか
 強い人って本当に強いんだなってことを改めて感じました。それを知れたから出てよかったなって思う。自分のレベルが今どのへんかわかったので。実戦でいい走りをした人は自信にもつながりますし。

 ―4年生になって一番ご自身の中で変わったなと思う点はどんなところですか
 真面目になりました。僕、もともと、てきとー派閥だったんですけど、これはやっちゃだめだってことが多くなった。あとはポイント練習のときに一番上だから、調子のいい悪いに関わらず積極的に前に行くようになりました。昨年までは調子がいいときには前に出てって感じだったんですけど。駅伝は一人で走れないといけないので練習から前に行って引っ張るようにしています。自分は練習で走れないと試合で走れないタイプなんでそのへんしっかりやっていくようにしています。ジョグに関しても、1年のときはあほみたくただ走ってるって感じだったんですけど、今は体をみつつ考えながらできてます。試合でなかなか結果が出ないんですけど今はいい方向に向かっています。

 ―最上級生ということで、チームの中での役割などは
 4年になったことで、自分の考えを下にもいいやすくなりました。それでも自分はあまり言うほうじゃなくて、気軽にいろんなことをしゃべってもらえればいいと考えてるので。上の学年に誰も何も言えなかったら、下がのびのびできず縮こまっちゃう。はけ口になれたらと思ってます。自分は上下関係がありすぎっていうのが嫌いなので。めりはりがあればいいと思ってます。練習もめりはりが大切です。

 ―ワセダでの4年間はどのようなものでしたか
 きつかったようで…今もきついけど、いつかよくなった時にこの4年間があってよかったと思いたい。今は礒監督(繁雄=昭58年教卒)から言われた「苦しいけどいつか花咲くよ」っていうこのことしか考えていない。あとはワセダに入って言葉の重みを考えるようになりましたね。「ワセダは日本一でないとだめ」とOBの方々に言われますが、そういう方達の言葉も背負って走っていかなきゃいけないと思います。

 ―大学で競技をしてきた中で本多選手にとって忘れられない一戦はどの試合ですか
 昨年の箱根。あれはやばかった。人生最大級のやばさでした。お世話になった4年生に申し訳ない。一番はそこです。応援してくださった人にも申し訳なかった。校歌を聴いたらなぜだかわからないけど涙がでてきて。その時、自分には歌う資格はないと思いました。

 ―だからこそ今年の箱根にかける気持ちは強い
 今年は本当に最後ってことしか頭にない。この先も競技は続けるけど、1回くらい大学でいい走りをして本多も頑張ってるんだって思ってもらえたらいいですね。なんだやっぱりだめじゃんで終わりたくない。大学に入って自分が考えているような走りがなかなかないんですけど、自分の走りができればチームにもプラスになると思うので。厳しい中でもやっていかなきゃいけない。

本多  ―卒業後は中国電力へ
 そうなんです。大変なとこに行くことになりました。決まったとき、僕でいいんですか!? って聞いてしまいました。

 ―陸上をやっていてやめたいって思ったことなどはありますか
 やめたいというより、なんで陸上始めたのかなって考えます。基本前むきなんであまりないんですけど、悪いときは考えてしまう。もともと陸上は自分が好きで始めたわけではなかったんですけど、陸上をやってなかったら、ワセダにもいないわけだし。陸上が好きというよりかは走っているときの自分が一番素の自分に近いなって感じます。

 ―箱根に向けて抱負などお願いします
 どのくらいで自分が仕上がるか想像できないんで……自分はあんまり強く言うほうじゃないんで……。「楽しく走る」こんなこと言ってたら怒られそうですけど、いいレースが出来たら楽しいんです。だから、笑顔で楽しく走りたいです。

(取材・編集 藤田絢子) 

◆本多浩隆(ほんだ・ひろたか)
 1985年(昭60)7月30日生まれのA型。175センチ、59キロ。山口・下松高出身。スポーツ科学部4年。
 自己ベスト 5000m:14分04秒48
         10000m:29分12秒71
         ハーフマラソン:1時間3分47秒






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