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 第87回東京箱根間往復大学駅伝競走(往路) 1月2日 東京・大手町〜神奈川・箱根町



 『3冠』へ…箱根駅伝展望【往路】

スターターを務める大迫  1月2・3日に行われる箱根駅伝の区間エントリーが29日発表され、1区には強力ルーキー・大迫傑(スポ1)が、そして、花の2区には平賀翔太(基理2)が抜擢された。5区での起用が有力視されていた佐々木寛文(スポ2)はコンディションの影響で7区に回り、山上りには猪俣英希(スポ4)が挑む。ここにきて佐々木、志方文典(スポ1)とケガ人発生と不安は残るが、依然として格段の選手層の厚さを誇っている早大。『三冠』へ向け、まずは芦ノ湖を目指す。

 1区にはすでに早大の主力へと成長した大迫傑(スポ1)。トラックでの強さは部内随一で、11月の上尾シティハーフマラソンでは1時間1分47秒で早稲田記録・アジアジュニア最高記録を打ち立てるなど長い距離への不安もない。今回の1区起用は名門・佐久長聖高時代、3年次の全国高校駅伝で1区を務め、区間賞を獲得した姿を想起させる楽しみな配置。スピードランナーの大迫がまずは1区でリードを作りたい。

 各校エース級のランナーが集う花の2区には平賀が登場する。今季の出雲・全日本はともに最終区を走りそれぞれ区間賞・区間3位と安定した走りを見せる。日本学生代表として出場した11月の国際千葉駅伝でも最長区間を任されるなど、長い距離に対しての信頼は厚い。他大では明大の鎧坂や東海大の村澤などが起用されており、エース対決にも注目が集まる。

 3区には、今季急成長を遂げた矢澤曜(教3)が出走する。今季は2度の海外遠征を経験。春先には5千メートルの自己ベストを大幅に更新し、日本選手権を経験するなど心身ともに成長した。全日本では1区区間9位と辛酸をなめたが、その後の国際千葉駅伝では復調した様子を見せ不安はない。今までの大学駅伝では全て1区を任され『不動のスターター』と呼ばれた矢澤。他区間ではどのような走りを見せるのか。竹澤健介(平21スポ卒=現エスビー食品)が09年に打ち立てた区間記録への挑戦にも期待したい。

山上りに挑む猪俣  最短区間の4区は前田悠貴(スポ2)がエントリー。全日本では7区を走り区間2位の好走。昨年の全日本では同区間で区間13位であっただけに1年間で確実な成長を遂げたと言えよう。前回の箱根でも4区にエントリーされながら当日のメンバー変更で走ることが叶わなかった。「今年は16人に入るのが目標ではない」と箱根路への思いはひとしおだ。また、4区には4区区間記録保持者の三田裕介(スポ3)の起用も考えられる。出雲・全日本では補欠に回っただけに、復活の走りを箱根で見せたい。

 天下の剣・5区に挑むのは、一般組からの叩き上げの猪俣英希(スポ4)だ。3月の日本学生ハーフマラソンで7位入賞を果たしたのを皮切りに今季は3種目で自己記録を更新。確実に力を蓄え、全日本では4年目にして遂に大学駅伝デビューを果たした。現在も安定した調整を続けているが、山上りの可能性は未知数。最終学年の意地を見せてほしい。

 『山の神』・柏原(東洋大)は今回も健在。そのため、1区から4区でどこまで山への貯金を作れるかがカギとなる。各校主力が往路に多くつぎ込まれているため「往路の順位が総合順位になる」(渡辺康幸監督=平8人卒)と、往路での戦いが『3冠』へ大きな意味を持つ。勝負の号砲は新春2日朝8時、大手町に鳴り響く。

(記事 堀彩香) 

早大・区間エントリーメンバー
 区間名前学部・学年出身校
往路 1区大迫 傑スポ1佐久長聖
2区平賀翔太基理2佐久長聖
3区矢澤 曜教3多摩
4区前田悠貴スポ2小林
5区猪俣英希スポ4会津
復路 6区高野寛基スポ4佐久長聖
7区佐々木寛文スポ2佐久長聖
8区北爪貴志スポ4早実
9区市川宗一朗スポ2岡崎
10区萩原 涼人2早実
補欠 中島賢士スポ4白石
大串顕史スポ3水戸一
三田裕介スポ3豊川工
八木勇樹スポ3西脇工
西城裕尭スポ2早実
志方文典スポ1西脇工






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