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 陸上競技特集



 【特集】箱根路のキーマン 第7回 神澤陽一

 第7回は過去に二度、箱根駅伝に出場するなど経験豊富な神澤陽一(理工4)のインタビューをお送りする。今季は全日本駅伝で6区区間5位、上尾ハーフで部内2位と徐々に調子を上げている神澤に、最後の箱根への意気込みなどを伺った。
※この取材は12月2日に行ったものです。


最上級生として、「チームのために」


神澤 ――現在の調子はいかがですか
 合宿を終えて試合が重なっていて、疲れがだいぶ溜まってはいるんですが、調子自体は悪くないですね。調子を崩さずに、故障しないように集中練習を乗り切れれば、調子を上げていけると思うので、しっかり頑張りたいと思います。

――具体的にはどのような練習をされていますか
 やってることは特に普段と変わらないですね。ただ質や量がいつもより強度が強くて、距離も長い練習をやってます。

――全日本駅伝(6区・区間5位)については
 全日本ではあまりいい走りができなくて、前田(悠貴=スポ1)君と三田(裕介=スポ2)君が復帰したばかりで調子がまだあまり良くなかったので、その間を走る僕がもっといい走りをしなければいけなかったなと思います。チームに迷惑をかけてしまったなという気持ちが強いです。

――下級生が多く走っていますが、4年生から見ていかがですか
 下級生は来年以降も走るチャンスがあると思うので、ことしから走れているというのはチームのためになると思います。

――弟・雄一(社2)については
今年14分台を出して、4年間のうちにエントリーを目指すというのが当面の目標になってくると思うんですけど、精一杯頑張ってほしいですね。自分は来年から大学院に進むので、あと二年間は一緒に家で応援できるので、期待してます。

――4年生としての自覚については
 尾崎君を中心に最上級生としてチームを支えて、しっかりと下級生を引っ張っていかなければいけないなと思っています。

――尾崎貴宏(教4)駅伝主将はどのような人物ですか
 多くの人が言っている通りのいい人で、顔も広くていろんな人と話してますね。みんなをまとめて、チームをいい方向に引っ張ってくれていると思います。


総合優勝へ向け「自分にできることを」


神澤 ――最後の箱根駅伝まで1カ月となりましたが、今の心境は
 まだ走るかどうか分からないんですけど、箱根がチームの目標であり、一番大きくて注目される大会なので、ワセダの一員として走るという自覚をもって、悔いのないように頑張りたいです。

――過去に2度、箱根を走られての感想は
 すごく観客が多いので、むしろ多すぎかなって感じなんですけど(笑)。でもやっぱり応援していただけるので嬉しいですね。あとは駅伝独特のタスキをつなぐということの重みをすごく感じます。

――小粒なチームだと言われていますが
 たしかに竹澤(健介=平21スポ卒、現ヱスビー食品)さんが抜けた穴は大きいと思うんですが、2年生が特に力があって総合力としては結構いいと思います。駅伝は一人で走るものではないので、みんなで団結して闘えば優勝につながるのではないかと思います。

――優勝に向けて必要なことは何だと思いますか
 チームのために個人がどれだけ頑張れるかということですね。個人個人が何をすればいいのかを考えて頑張っていくことに懸かっていると思います。

――箱根でのキーマンになりそうな選手はいますか
 (チーム内で)抜けた力を持っているのが尾崎君、矢澤(曜=教2)君、八木(勇樹=スポ2)君、平賀(翔太=基理1)君、佐々木(寛文=スポ1)君だと思うんですけど、この5人に続く選手全員がキーマンだと思いますね。

――同室でインタビューを受けている他の4選手(高原(聖典=人4)、八木、佐々木、平賀)については
 ここにいる他の4人は明らかに僕より力が上で、特に八木君、佐々木君、平賀君は今や主力だと思います。高原君は今、足の調子が悪いですが、調子が戻ってくれば僕より全然速くて、主力級に走ってくれるはずなので、みんな箱根で優勝するためには欠かせないメンバーですね。

――ご自身の走りの特徴はどんな所だと思いますか
 失敗せずに、安定した走りができることだと思います。そこまでいい走りができなくても、そんなに悪くならずに(好不調の)波がそんなにはないとは思いますね。

――他大学についてはどのようなイメージをお持ちですか
 あまり他大学についての情報は集めていないんですけど、どこが出てきても勝てるように頑張るだけだと思います。

――エンジのタスキをつなぐことへの誇りや特別な思いはありますか
 みんなが頑張ってつないできたタスキなので、その頑張りを無駄にしないというか、しっかりつながなければいけないという気持ちは強いです。

――ファンの方々へ向けて、意気込みを
 ワセダはいろいろな意味で注目されていて、沿道でも応援して下さる方も多いのでしばらく遠ざかっている総合優勝目指して、ワセダの一員として、そして最終学年として精一杯自分にできることをやっていきたいと思います。

(取材・編集 大賀慎也) 


◆神澤陽一(かんざわ・よういち)
 1987年(昭62)9月27日生まれのA型。172センチ、55キロ。埼玉・早大学院高出身。理工学部物質開発工学科4年。自己記録:五千メートル14分16秒46。一万メートル29分30秒97。ハーフマラソン:1時間4分38秒







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