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 第194回日体大長距離競技会 5月5日 神奈川・日体大健志台グラウンド



 新入生の三田、矢澤が29分台で好走!

自己ベストを更新した三田  一万メートル2組に新入生2人が出場。三田裕介(スポ1)が関東学生対校選手権(関カレ)のA標準(29分30秒00)を突破する29分28秒01のタイムをマークし、一万メートル初挑戦となった矢澤曜(教1)も29分42秒32で及第点の走りを見せた。

 やはり、非凡な素質を秘めている。渡辺康幸監督(平8人卒)は新人2人の力を数字以上にとらえた。

 「記録の出る気候ではなかったし、1年生がこの時期に一万メートルを走るのは日程的にも厳しい。組トップも29分10秒。こういうコンディション的に厳しいときもこれだけまとめた。これまでの1年生の中でも力は本当に上の方だなと感じています」。

 この日の結果を見て、関カレの五千メートル、一万メートルに三田、矢澤を振り分ける構想が固まった。現在のところ、A標準を突破した三田を一万メートルへ、2週間前の同競技会で高原聖典(人3)に次ぐ好走を見せた矢澤を五千メートルへ、という陣容を予定している。軽度の故障で別メニューによる調整を進めている八木勇樹(スポ1)も関カレには間に合うといい、2007年(平19)国体五千メートルで外国人留学生2人を退けて優勝を縦にした同世代ナンバーワンの楽しみな大学デビューも近い。

 エース竹澤健介主将(スポ4)に関しては、北京五輪代表選考会である6月の日本選手権への調整に専念させるため、出場を見送るという。過去3年の関カレを振り返ると、五千、一万メートルにおいて竹澤以外の出場選手が獲得した得点はゼロという寂しい状況が続く早大。それだけに今回、2種目に起用するという準エース高原とともに、新入生への期待は例年以上だ。

 「滑り込みではないんですけど、メンバーは固まりつつあります。関カレまであと2週間を切っていますので、うまく仕上げていきたいですね」。

 思い描く関カレ躍進の青写真へ。就任5年目を迎えた指揮官は密かな自信を持って黄金ルーキーたちを送り出す。

(石川祥子、菅原輝波子)


◆主な出場選手の結果
【男子】
▽一万メートル2組
三田裕介 29分28秒01(7着)自己新記録
矢澤 曜 29分42秒32(10着)自己新記録


★三田、関カレ一万メートルに名乗り

 三田が高310月時に同記録会でマークした従来の記録(29分49秒85)を大幅に更新した。レース直後は、「関カレのA標準を切れなかったので、全然いい走りができなかった」と猛省しきりだったが、正式結果では標準記録を2秒弱上回り、きっちりとこの日の目標をクリアした。悩みの種だった慢性的な貧血も、「最近は全然大丈夫」。質の高い練習を順調にこなすルーキーは、「関カレではワセダとしてしっかりとプライドを持って走りたい」と意気軒昂だった。

★矢澤、初の一万メートルは粘り負け

 矢澤が自身初の一万メートルに挑んだ。前線で粘り記録を狙いたい矢澤は序盤から積極的な走りを見せ、4000メートル過ぎからの再三の揺さぶりにもピッタリ前についていく。しかし「それで体力を使ってしまった」と振り返るように終盤は失速。ペースダウンについて尋ねると「粘りですね」、「粘る時間が長い」と反省を口にした。初の一万メートルを終え、「粘り」の重要性を再確認したようだ。

水濠を越える斉藤 ★斉藤が三千メートル障害の全カレB標準突破!

 平成20年度第2回早大競技会が4日、織田幹雄記念陸上競技場で行われ、三千メートル障害に出場した斉藤太一(スポ4)が8分59秒18で自己記録を更新し、日本学生対校選手権の標準記録Bを突破した。 自力でたたき出した好記録だ。中盤から独走態勢を築き上げると、あとは自分との戦い。そばで見守るチームメートの「8分台出るよ」の声援を背に、粘走を続けた。最後の水濠をよろめきながらもきっちりクリアすると、射るような目線の照準はゴール地点へ。9分切りをめがけたこん身のラストスパートで、大台突破の千載一遇の好機をものにした。 4月の同競技会でも関カレのA標準を突破する9分05秒73で駆け抜け、今季のブレークの予感を漂わせた。過去3年間は日の目を見る機会はなかったが、04年総体千五百メートル8位入賞など、高い潜在能力を秘める斉藤。長く暗いトンネルを抜け、眠れる獅子がようやく春の息吹をうたい上げた。

◆コメント
渡辺監督
きょうは記録の出る気候ではなかったですし、1年生がこの時期に一万メートルを走るのは日程的にも厳しいものがあるんですが、その中で最低限の走りはしてくれたと思います。言い出したら28分台とかになってくるんですけど、そういう記録は秋に出してくれればいいので、もうこれはこれで。今回この2人の走りを見てインカレのメンバーを決めたかったので、あとは八木に関しては十分練習は積んでまして、インカレには間に合いますし、竹澤はもう出さない方向で日本選手権へ、という形で、もうそれでいきたい。滑り込みではないんですけど、メンバーは固まりつつあります。(きょう走った2人は関カレは)出します。五千と一万で2人を散らすので。多分、矢澤を五千に回して三田を一万という形にすると思います。そして高原を五千、一万2種目で出してという形です。(きょう欠場なさった選手は)高原は2種目なので、それに向けて練習してるんですよ。(中山)卓也(スポ1)は足の状態があまり良くないので、ちょっと今回は見合わせたんですけど。(去年の1年生はこの時期に29分13秒など一万で好結果を出していましたが)あれはコンディションが良かったんですね。きょうはトップが(29分)10秒ぐらいなので、こういうコンディション的に厳しいときも悪いなりにこれだけまとめられたっていうのは、これまでの1年生の中でも力は本当上の方だなっていうのは感じました。(関カレに向けて)あと2週間を切っていますので、うまく仕上げていきたいですね。

相楽豊コーチ(平15人卒)
(きょうの2人の結果について)あわよくば28分台、2週間前の五千とセットでいい記録を、と思っていたんですけど。後半失速してるのを見ても1年生で一万は厳しいというのが後半に出ていましたね。こちらも反省してます(笑)。(練習は順調だったか)2人はここまでは春からきちんとできています。(チーム全体の状態は)記録会に出てない選手でもインカレに向けて頑張ってる選手もいますし、斉藤太一もきのう三千障害で記録を出したりと、いい感じできていると思います。

三田
(きょうの位置づけは)きょうは関カレに出場するためにA標準を切らないといけなかったのですが、切れなかったので、全然いい走りができなかったなという感じです。きょうも2週間前の五千でも自己ベストは出たんですけど、まだ粘れないというところもありますし、最低でも関カレのA標準を切らないといけないと思っていたので、そこの面でも結果は良くなかったです。(調子は)悪くはなかったんですけど、気持ちの面で粘れないところがありました。次、また一万のレースを走る機会をいただいたので、しっかりそのチャンスをものにして、関カレのA標準をしっかり切って、関カレに出れるように頑張りたいなと思います。(走った感触は)大学入って初めての一万だったんですけど、まだまだ力不足の面が大きいと感じました。駅伝に向けてもこれからのトラックシーズンに向けても、先輩方にしっかりと付いていって、また自己ベストが出せるように。同級生や竹澤さんなど先輩方が速いので、しっかりと見習うところは見習って、自分の足りないところを補いつつ、上を見て練習したいなと思っています。(練習は順調ですか)はい、順調に積めています。積めているという面ではいいと思うんですけど、もうちょっと積み重ねて臨めばもっと結果も付いてくると思うので。とりあえずきょう自己ベストだったのを糧にして、また次に向けて修行したいですね。(貧血に悩まされているとお聞きしていますがいまは大丈夫ですか)はい、最近は全然大丈夫なので、しっかりと練習が積めている分、結果も出していきたいなと思います。(関カレへの抱負をお願いします)まずA標準をしっかりと突破して、ワセダとしてしっかりとプライドを持って走りたいなと思います。 ※三田は正式結果では関カレA標準を突破

矢澤
(初の一万メートルの感想は)粘る時間が長いです。心構えというか何を目指して走るかという目標確認をしなければいけなかったと思います。(目標タイムは)関カレのA標準を狙ってたので29分20秒を切りたかったです。(レースを振り返って)けん制しあって入りが遅かった。もっと速く入って、ちょっと落ちてもタイムが出るような感じにしたかったんですが、ずっとイーブンでした。(序盤から積極的にいきましたね)前で走ったほうが先頭も見えて自分の気持ちも前に行けるので。(中盤、前のペースが何度か上がったが)付こうと思って1回1回対応してたんですが、それで体力を使ってしまった気がするのでちょっとずつ前に行く感じにすればよかったと思います。(終盤は疲れが見えましたが)粘りですね。7、8000メートルまでは自分でも良かったんですけど。(終盤三田選手に前に行かれて意識してましたか)すごく意識しました(笑)。悔しいです。(関カレについては何か決まっていますか)まだ全然分からないですけど五千とは監督に言われました。









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