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竹澤が世界陸上で12位

「ワセダの竹澤から世界のTAKEZAWAへ」。竹澤健介(スポ3)が地元・大阪で行われている世界選手権(世界陸上)の10000メートルに挑戦した。順位こそ12位に終わったが、終盤の猛烈なスパートは世界の舞台でも健在だった。
長居陸上競技場にJAPANのユニフォームをまとった竹澤が現れると、「純地元なので」(竹澤)と以前に語った会場から「竹澤!」という声援がスタンドから飛び交う。7月のヨーロッパ遠征において5000メートルの日本学生記録を叩き出し、勢いに乗る男にとって、そのパフォーマンスを示すには最高の舞台であった。世界陸上大阪大会独自の、ほら貝による号砲とともにレースが始まると、いつもどおり後方につけ様子を伺う。序盤から集団が早くも割れ、国内では比べ物にならないスピードでレースは展開された。世界記録保持者のベケレ(エチオピア)らが引っ張るレースは、まさに世界最高峰。気温の影響で離脱者も現れるなか、竹澤と先頭集団との差はますます広がっていく。6000メートル付近では半周差をつけられてしまう。普段は顔色をあまり変えることのない竹澤が明らかに苦しそうな表情をしている様子からも、厳しい戦いに身を置いていることが見てとれた。だがレースも後半に差し掛かると日本のエースも意地をみせつける。6800メートル過ぎに順位を1つ上げると、その後もメキシコのスアレスにピタリとつけ、7300メートル付近ではさらに前の走者をとらえた。7800メートルにもなると、先頭集団に遂に周回遅れをとってしまう。だが終盤にはさらにスパートをかけ、最後のラスト一周となったところでスアレスをとらえるなどし、結果12位でフィニッシュ。ラストの粘りは、今後への期待を残すものであった。
ゴール後、トラックでうつむいた表情からは、悔しささえみせた竹澤の世界陸上。だが、この経験はまだ若い大学生ランナーにとって世界を肌で感じる絶好の場となったことには間違いはない。将来に日本を、いや、世界の頂点を究めようとするランナーにとって、世界への挑戦は始まったばかりなのだから。
(山田 豊)
◆結果
▽10000メートル 12位 竹澤 28分51秒69

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