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 第39回全日本大学駅伝予選会 6月23日 東京・織田フィールド



 チーム力は上々、4年ぶりの伊勢路へ!

快走をみせた阿久津(右)と、粘りの走りの湯浅  ついにエンジのユニフォームが伊勢路に戻ってくる。3年連続で閉ざされていた全日本大学駅伝への道。エース竹澤健介(スポ3)を欠いて臨んだ今回の予選会だったが、上級生が引っ張り、下級生が粘るという理想の走りで見事4位に食い込み、4年ぶりに伊勢路行きの切符を手にした。

 予選会では各組2名ずつの4組計8人のタイムの合計で上位5チームが全日本大学駅伝の出場権を得ることができる。1組目には決して経験が豊富とは言えない天木和広(人3)、高野寛基(スポ1)が出場。経験不足が不安視されたが、2人ともペース変動が激しいレースの中、好位置につけレースを進めていく。終盤になると高野が遅れをとってしまうが天木が3位でゴール。今までケガに泣いていた天木が自分の力を遺憾なく発揮する。高野は最終的に22位に終わるも、挽回可能なタイム差で、早大はまずまずの滑り出しを切った。

 2組目を走ったのは久々のレースとなる阿久津圭司(スポ3)とルーキーの湯浅義人(スポ1)だ。スローペースのレースで2人は序盤から集団を引っ張っていく。「自分で引っ張った所を褒めてやりたいし、引っ張れて楽しかった」と語る阿久津はペースを乱すことなく、そのまま2位でゴール。久々のレースとは思えない堂々とした走りを見せる。湯浅も終盤先頭集団からは遅れてしまうものの「チーム戦なので離されても差を最小限にしようとなるべく粘った」と言うように脅威の粘りを見せ14位と結果を残した。

 タイムの貯蓄を増やしたい3組目は予選会初参加となる本多浩隆(スポ4)と中島賢士(スポ1)が走った。苦しみながらも本多はなんとか9位。中島も最後まで粘り、13位に入る。3組目まで終了し、上位6チームのタイムが肉薄する中での3位。予選会突破は4組目のタイム次第となった。

 命運を握る4組目。各校のエースが集まるこの組を任されたのは主将の駒野亮太(教4)と尾崎貴宏(教2)だ。チームの期待を一身に背負った2人。エース竹澤を欠く中、他大からどれだけ差を詰められないかということが課題であった。高速で進むレースで駒野は必死に上位に食らいつく。尾崎は下位グループに落ち込んでしまうが、その中でも粘りを見せつける。厳しいレースの中、プレッシャーにも負けず自分のペースを貫き駒野7位、尾崎19位でゴール。他大の追い上げもあったが総合で4位となりチーム全員で見事4年ぶりの伊勢路行きを決めた。

 竹澤がいないことで「一人一人が逆に責任を持てた」(駒野)今回の予選会。層が薄いと言われてきた中で何とか結果を残した。さらに今回は3人もの1年生が起用され今後の活躍に大きな期待が持てる。しかし、予選会を突破したものの「優勝を狙うにはまだまだ力不足」(渡辺康幸監督=平8人卒)と課題は多い。また、層の薄さも解消されたわけではない。これから迎える夏合宿でみっちり鍛え上げ、万全の状態で秋シーズンに突入したい。

(千葉亮太) 


◆コメント
渡辺監督
(今大会に向けて)今まで3回連続で失敗しているので、弱点を補おうと練習を積んできました。(弱点とは)この予選はペースの上げ下げが激しいレースなので、スローペースから上げていくのに耐えられるような練習は積んできたんですけど…やっぱり甘くはないなと思いました。もちろん1位通過を狙っていたので。1年生3人使いましたし、エースがいないのは言い訳にはなりますが、もう少し上でいけると思っていたので、反省することは多いです。(オーダーの意図は)1年生を分散させたかったんですけど、上級生が上手く埋まって上手く行きました。去年は1年生2人を同時に起用して失敗していたので。(天木選手の起用は意外に思いましたが)天木は使うつもりでした。3年生ですし秋の駅伝シーズンで使うにはここで経験をさせてやりたいなと。インハイも入賞していますし、力はある選手なのでね。今回で自信つけてくれたと思います。(阿久津選手に不安はなかった?)故障明けでしたが、力はあるので。(尾崎選手は本当は最終組に起用したくなかった)そうです。本当は本多に出てきてほしかったんですけどね。(高野選手は誤算?)どうこういうより、1年生なのでね。これからです。夏合宿で力をつけさせたいと思います。(中島選手は関カレ、全カレと不調でしたが3組に起用しました)中島はロードに強い選手なのでね。1年生ということで今回は難しい面もありましたが、試合で使って育てていきたいと思っています。即戦力になる存在ですし、今回はいい経験になったと思います。(1年生3人の走りは)まあ合格点ですね。(通過を確信したのはいつ頃)もう最後の最後までドキドキしていました。(4年ぶりの通過ですが)ほっとしました。でも、優勝を狙うにはまだまだ力不足だなと思いましたね。(きょうの出来としては全員うまくやれた?)もうひと頑張りしてほしい選手はいました。誰かはご想像におまかせします。(加藤選手には本当は走ってほしかった)力的には入ってもおかしくないんですけど、ちょっともたもたしていたので、今回はあえて外しました。ユニバには出しますよ。(竹澤選手は日本選手権に向けてうまくいっていますか)順調ですね。(心は日本選手権よりも欧州遠征?)そうです。(チームとしては今後は夏合宿ですか)試合はもう終わりです。7月から9月にかけて走り込みます。

相楽豊コーチ(平15人卒)
(この大会に関しては出場経験の薄い選手達だったが予想通りの勝利か)このレースは組み合わせや組によって生き物のようにかわるので、予想はできなかった。とおることが目標だったのでそれはよかった。(このメンバーで勝てる確信はどれほどあったか)最終組はどこの大学もエースが連なる。うちはエースぬきでの戦いだったので、そこまでにミスをしないようにと話はしてきた。苦しいレースになるとは思ったが、3組めまでに失敗を最小限で抑えられる組み合わせを監督と考えた。展開次第でどうにでもなるのでみんなの我慢によって実った。(その中でもキャプテン駒野がねばった)キャプテンになってから練習でも試合でも引っ張ろうという姿勢がすごく見えて、結果も残して来ていた。安心して自信を持って4組めに使いました。彼に関しては心配していない。(阿久津のチームを引っ張る活躍は評価できる?)阿久津はもう少しあとの組で走るべき選手だが大分前から走っていなかったので。レース前には、2組めのペースが遅かったら遠慮するな、受け身にならず前に行けとは話していた。エースぬきということで1、2、3組めでいかに貯金を貯めるかが大事と話していたので、それを実践してくれたと思う。(選手にはそれぞれどう声をかけた?)天木、阿久津、本多、駒野という経験ある選手には特に何もいっていない。高野はインカレ出場したので、インカレよりはレベル低いレースだから積極的にいけと話した。湯浅には阿久津みて我慢を続けろ、中島には自信をもってねばれ、尾崎には厳しいが最後は秒差勝負だから一秒を大事に走れと伝えた。(その尾崎は最終組で健闘したが)本当は前の方で走らせて上げたかったが。最終組本多か尾崎かとなって尾崎の方が安定していたので。また本多にはなるべく貯金をしてもらいたかったので。苦しいながらもよく粘った。(3組めまでの成績4組めもレース前聞かされていた?)自分達で計測していたので7、8位辺りまではわかっていた。尾崎、駒野にも伝えた。秒差勝負になる、と話した。(あえてあげるとしたら勝因は)エースぬきということは、一人一人が借金したら負けのレース。全員が緊張感をもって戦えたのがよかった。エースをいれてどう戦うか11月までに作っていく。走らなかった人達もあげていかなきゃならないし、そういう意味では逆に今日の勝利でやらなきゃならないことが増えた。勝って兜の尾をしめろ、です。(4年ぶりの伊勢、感想は)長かった。新鮮な気持ちで挑戦者らしく行ってきます。(この後の流れは)トラックシーズン終了。合宿までの準備を7月かけてやる。3つの駅伝にかけて経験をつみ、本選にのぞむ。

駒野
(関カレでは調子いい選手、悪い選手がいて層は厚くないとおっしゃっていましたが今回はうまくまとまっていたように見受けられました。チームづくりはどうしていましたか?)とにかく毎日、これでもかっていうくらい全日本の予選会がメインだと言い続けていたのがいい意識づけになったのかなと思います。(今回竹澤選手抜きで戦うことでチーム状況は?)一人一人が責任持てて逆によかったかなとおもいます。(予選突破のためにどのような練習に取り組んできましたか)チームとしてはとにかくキツくなってから我慢できる練習をしました。(教育実習がある中で今回出場しようと思ったのはなぜ?)自分がNO.2と自負しているのと、竹澤いないならおまえしかいないと監督からも言われたので。やれるというところを証明したかった。(今回は序盤から先頭集団をキープしていましたが積極的にいこうと思っていましたか?)監督からレース前にひっぱるな、3、4番を維持して前の選手をうまく使えと言われていたのでその通りにできました。(課題は見えましたか)チームとしては層の薄さをなんとかしたい。まとまって練習させて集団から落ちないようにしたい。個人としてはトップねらっていて結果が7位だったのでひたすら距離を走り込みたいです

天木
(4年ぶりの全日本出場です)やはり去年、おととしと予選落ちをみて自分じゃどうにもならないという無力感を感じました。今年は走れて全日本取れたのでうれしいです。(1組ということでしたが)2年間見てきて、五千、六千までけん制していた。そこまでためてペースがを維持していこうと。(いつ走るといわれました)昨日ですね。心の準備はしてたがいざいわれると違いますね。(初めての大きな大会ですよね)入学したときから主力でやっていくといわれていましたが、やっとチームに貢献、恩返しできました。(いままで出られなかったですが一番辛かったのは)去年の全日本前に調子が上がっていたんですがそこからケガして。そこでズルズル箱根までいってしまい、2年のときは最悪でした。(今日竹澤選手なしでの挑戦でした)ひとりひとりが頑張らないといけませんでした。(夏の課題は)1、2年のときはケガしてしまったのでケガしないことです。(これからの意気込みを)これからチームのために頑張っていきたいと思います。

高野
(4年ぶりに全日本への切符を手にしましたが、どのような思いで取り組んだか)入学当初からこの大会にあわせて、自分もチームも取り組んできました。具体的には長い距離を走って、体力をつけたり、ケガをしないよう体のメンテナンスに気を付けました。だからレースの準備段階としてはは満足のいくことができたと思います。(今日の予選会は4組の合計タイムを競う大会なため、チーム一人一人がいいタイムを残さなきゃ、本選へいけない。その中でチームの流れを作る1組目をまかされたが、レース展開は)レース前にきいた話だと1組目はそんなレベルが高くないと聞いていたので、はじめからトップをねらいにいきました。ですが、前にいこういこうということを意識しすぎて、一人でペースの上げ下げをして一人で疲れてしまいました。無駄な動きが多かったです。レース経験が足りないことを実感しました。(秋へ向けての課題は)まずは夏合宿をふんで、体を作ることが目標です。そこでは今まで走ったことのない距離を走ると思うのですが、それに耐えて、経験を積み、次のレースに取り組んでいきたいと思います。

阿久津
(4位通過おめでとうございます)正直言ってうれしい。出るからには上のチームをどう倒していくかが課題です。(勝因は)勝因というより、今日は勝ってはないし、負けてもないって感じですね。関カレ終わって練習始めて、出れるか微妙だったんですけど間に合って。試合前になるとケガとかで出れなかったので、3年になって初めての試合でした。(竹澤選手抜き)抜きでも通らなきゃという気持ちだったし、やれるんだっていうところを見せたかった。1年生を3人も使ってしまったところに上級生としてふがいなさを感じた。三輪とか上級生にもっと走って欲しかった。(下級生と同じ組で意識は)意識してなくて、久しぶりのレースだったし不安で、自分のことで一杯一杯だった。いざ走り始めたら動いた。いつもの練習と変わらない感じで湯浅が隣に来てくれたから自分も頑張れた。引っ張ってってやろうって思いました。(レースは)気がついたら前にいて。監督からは5・6番目ぐらいで走れっていわれてたですけど、後ろがつまっちゃってて戻れなくて。行けそうな感じがしたので久々に行ってみた。ペースは自分でスローにして、あげたり下げたり何回かしてた。(ホームストレートの)最後は勝ちたかった。そこは練習不足でキックが利かなくて負けてしまった感じ。(良かった点)自分で引っ張った所をほめてやりたいし、引っ張れて楽しかった。 本戦ではシードを取れるような走りをしたい。

湯浅
(きょうは2組目、どんな走りを心がけた)なるべく先頭との差を最小限にしようと心がけました。(1年生ながら重要な役目を任されたプレッシャーは)すごく感じました。10人に選ばれてからすごいプレッシャーでした。昨日はプレッシャーでうまく寝られませんでした。(序盤から結構飛ばしていた)阿久津さんが前に出ていたので自分もと。(同組の阿久津選手の走りは刺激に)はい、阿久津さんの背中をずっと見ながら走りました。(終盤はトップ集団からは遅れてしまいましたがすばらしい粘りがありました)はい、チーム戦なんで離されても差を最小限にしようとなるべく粘りました。(苦しかった)はい。でも周りもきつかったと思うので。(4年振りの全日本はレース前どのように意識しましたか)監督にも前からこの予選会だけは落とせないと言われていたので自分の最高のパフォーマンスをしようと思っていました。(全日本に向け抱負を)まだメンバーに選ばれるか分かりませんが選ばれたときは1年生という学年に関係なく、積極的に走りチームに貢献したいです。

本多
(4年ぶりの本戦出場)決められてよかったです。浮かれた部分があったんで、監督から最後、これではまだ上で戦うの力不足。4組目の尾崎に負担がかかりすぎ。そのへんをもっと自覚を持てと言われました。確かにその通りだったと感じています。これから試合がないんで、やりたいことを思い切って練習できる。9月の後半まであと2ヶ月ある。今年が最後の年なんで合宿は燃えてます。昨年の合宿はいい日と悪い日の波があったがチームを引っ張っていく自覚をもってしっかりとやっていきたい。(自身のレースを振り返って)「いけ」と監督からレース前言われていたが、いける絶対の自信と実力がまだ自分にはない。レース展開としては後ろについていきながらはなされた。結果が9位ということでまとめたと言えばそうなるが、4組目で走る人に精神的に負担を与えてしまった。(全日本の予選会は自身初)通らないと始まらないと思っていた。初めての予選会で緊張するなと思っていたが、アップのときそんなに悪くなかったから、途中から駄目になるいつものタイプのレースにはならなかった。上げ下げが多くこれが予選会かと感じた。(これで3大駅伝全て出場決定)出るだけじゃ終わりたくない。最後なんで4年としてチームをうまく引っ張っていけたらと思います。

中島
(4年ぶりの全日本おめでとうございます。どのように取り組んできましたか)全カレが悪すぎたんですが、そこから一週間できるだけ距離踏んで、今週は調整という感じでした。(大事な選考会だと思いますが、気持ち的に違いましたか)自分のミスでチームに迷惑が掛かるので、失敗は絶対できないと思いました。(具体的な目標はありましたか)できるだけ上位と。2組目までいい流れできてたので、その流れを切らさないようにという感じでした。(実際レースはいかがでしたか)上げ下げが激しかったです。位置取りがダメですね。(終盤順位あげましたね)ラスト2000メートルくらいでいっきにスピードあがったんですけど、そこで行ったらヘロヘロになっちゃうと思ったのでラスト1000くらいで行こうと思って、それでうまく抜けました。(今後の課題、目標をお願いします)トラックでは位置取りに気をつけたい。ロードシーズンが始まるので夏しっかり練習積んで、ひとりで20キロおしていける体つくって頑張りたいです。

尾崎
(きょうのレースを振り返って)全然ダメでした。調整ミスです。体が軽すぎました。筋肉の張りを落としすぎてはねてしまったので。(その中でも粘りの走りでしたが)自分ひとりでそれまでの貯金をはきだしそうになってしまったので。きつかったです。(最終組での出場について)全カレ後に監督からチャンスをいただいたので、なんとか評価を上げたいと思いました。(竹澤選手の不在については)僕らは竹澤さんたちが抜けた後を引っ張る代だから、竹澤さんに頼ってばかりではいけないと思っています。とはいえ、竹澤さんの存在はでかいです。(4年ぶりの予選突破です)毎年この時期にチームの調子が落ちて、今年も不安だったのですが突破できてよかった。今日は他の人に助けられた。2年生で最終組を経験できたのは大きいと思います。(夏へ向けて)チームの核になれるうように、それに見合う走り、練習をしていきたいです。

加藤創大
(4年ぶりに通りましたがどのような気持ちですか)絶対に通過しなきゃいけないと思っていました。9人目で(予選通過とは)関係なかったのですが、自分が走って貢献することで、(予選)通過したいとは思ってました。(今日のレースを振り返ってどうでしたか?)目標タイムは29分30秒でした。先頭に出たのですが、(そのまま先頭を)走りきれませんでした。甘いところがでてしまいました。(伊勢路のイメージはありますか)スタートが熱田神宮と言うこともあり、愛知出身の自分としてはすごく出たい気持ちがあります。(全日本にむけて)予選は(4組目までに)出れなかったので、本戦では自分が走って、チームに貢献したいと思います。







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