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 第187回日本体育大学長距離競技会 5月27日 神奈川・日体大グラウンド



 駒野が好結果も「チームは今、底の状態」

 第187回日体大記録会が行われ、今月23日に行われる全日本大学駅伝予選会(全日本予選会)メンバー選考の参考を兼ねて、10000メートルに11選手が出場した。駒野亮太駅伝主将(教4)が積極的な走りを見せて29分33秒50のタイムでチーム最高。尾崎貴宏(教2)もセカンドベストを更新する29分48秒34を記録した。しかし、30分切りを果たした選手は以上2名だけと、全日本予選会には不安を残す内容となった。

 オレについて来い。そう言わんばかりに、駒野主将が攻めのレースを見せた。

 3000メートル手前で先頭の本多浩隆(スポ4)から「つらいから前に出てくれ」のサインを受けてトップに立つと、みるみる独走態勢を築き上げた。あとは自分との戦い。1000メートル3分前後のペースを守り、大崩れせず走り切った。「風が強かったし、自分より力が上の選手が出ていないなか一人で走ってタイムが出たので、ある程度満足しています」。笑顔も出た。

 いつでも、攻めの姿勢が信条だ。4月の六大学対校大会5000メートルでは、「変に守りにいってもしょうがない」と序盤から積極的に集団を引っ張り、2位で自己ベストを更新。5月18日の関東インカレ3000メートル障害決勝でも、最初からトップに立ちそのままレースを制覇した。この日は、3000メートル障害の調整に専念していたため長い距離は踏んで来ていなかったというが、渡辺康幸監督(平8人卒)の「お前は28分台出る力あるよ」の言葉に後押しされ、“らしい”走りを貫いた。今季、失敗レースは一度もなし。文字通りの『背中で引っ張る主将』へと成長を遂げた。

 だがチームの話になると一転、表情から笑みが消えた。全日本予選会で中核を担うべき上級生がぱっとせず、尾崎以外の2年生3人も撃沈。チームの足並みが揃わない悪状況に「きょうが全日本予選会なら落ちていた。あと1ヵ月でどこまでもっていけるか不安」と一歩踏み込んだ言葉も発した。2004年・12位、2005年・8位、2006年・10位。過去3度の予選落ちを身をもって知るからこそ、誰よりも惨劇が繰り返されかねない現状を危惧している。

 「チームは今、底の状態。しっかり上げていかなきゃいけない」。

 本番まであと1ヵ月足らず。主将はチームメイトがついて来るのを待っている。

(石川祥子) 


◆コメント
駒野駅伝主将
(きょうの目標タイムは)28分台を狙っていました。(3000メートル障害の調整で、長い距離を走っていなかったと思うが)特に走ってはいませんでした。でも、渡辺監督からお前なら(28分台)出る力はあるよと言われていたので、狙っていきました。(3000メートル手前でトップに立ったのは作戦?)もっと後ろで待機して、力をためたかったんですけど、本多が先頭に立って、つらいから前に出てくれというサインをもらって、先頭に立った。後ろがついてこなかったので、そのまま行きました。(きょうの出来には満足?)風が強かったし、自分より力が上の選手が出ていないなか一人で走ってタイムが出たので、ある程度満足しています。でも、ラスト順大の選手に抜かれてしまったので、そこはまだ力が足りない。(関カレで優勝するなど、今絶好調ですか)そうですね。関カレでうまい調整方法を見つけられたので、それをこれから常に保っていけるようにしたい。(全カレは3000メートル障害ですか)教育実習があるので、一応エントリーはしますが、出場は微妙です。(主将として他のメンバーの出来については)今回のレースは全日本の予選会を視野に入れたレースだったんですけど、きょうが本番なら落ちていた。あと1ヵ月どこまでもっていけるか不安でもあります。でも今が底の状態なので、ここからは上がってきていくと思います。しっかり上げていかなきゃいけない。(全日本予選会に向けて)このチームは今年の箱根後から箱根総合優勝というのを目標にしてやってきている。全日本出場は箱根総合優勝のためには最低条件のこと。全員が箱根予選会と同じくらいの心構えで臨んでいかなければいけない。予選会では、順位どうこうより、何位でもいいから通ればいいです。

本多
(今日を振り返って)タイムはあまりよくないんですがバランス悪いのをなおすやつがうまくいっている感じがした。左足に体重が乗るようになってきた。(レース前気をつけていたこと)絶対左足がつぶれてもたなくなる。そこからどれだけ粘れるかわからないからとにかく粘ることを考えていた。(全カレは)出ません。全日本予選会にむけてあと3週間勝負。走る組の決定はこれから次第です。(今後にむけて)速くなりたい。今はただそれだけ。時間がないんで今以上に1日1日を大切に。今日よりは明日のほうが強い状態にしたい。

尾崎
(レースを振り返って)悪いなりにまとめた感じ。関カレの疲れが出て調子が上がらない状態が続いてたから、今日は自己ベストに出来るかぎり近いタイムで走ろうと思ってた。今日が全日本予選会前最後の走りだったので、1万をうまく走れるように。トラックに苦手意識があったのでそれをなくせるように走ろうと考えてた。(タイムは)これから来月に向けて練習するには評価できるというか、ほっとしたタイムで悪くはないです。(次に向けて)次は全日本予選会なので、練習を積んでチームのために走るだけ。1ヵ月ちかくあるので練習して万全の調子でしっかり走りたいです。

高野
(レースを振り返って)絶好調ではなかったんですけど自己ベストを切ることを目標としていた。8000通過が23分51秒くらいでこれならあとちょっとあげれば自己ベストをきれると思ったんですけどお腹が痛くなってしまった。監督からも体調管理面についても言われてるんですけどまだまだ見直しが必要です。(全カレには)出ません。全日本予選会までの3週間で距離をふんだりしていく。強くなければ勝てないので勝てるような練習を普段からしていきます。







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