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 第10回日本学生ハーフマラソン選手権 3月11日 東京・国営昭和記念公園



 快走!加藤がユニバーシアード代表ほぼ内定

加藤創大(左)  ユニバーシアード代表選考会を兼ねた第10回日本学生ハーフマラソン選手権大会が11日、立川駐屯地をスタート地点とした箱根駅伝予選会とほぼ同じコースで行われ、加藤創大(スポ1)が2位でゴールを果たす大活躍を見せた。タイムは1時間3分54秒。この結果、加藤は今年8月にタイ・バンコクで開催される第24回夏季ユニバーシアード代表の座をほぼ手中にした。その他早大からは19選手が出場した。

 とてつもない大物だ。悪天候により大半の選手が脚を鈍らせるなか、「雨だと集中できる」という加藤はひとり元気だった。序盤は先頭集団の後方で我慢に徹すると、15キロ過ぎで猛然とスパート。一時は先頭に立ってレースを先導するなど、ハーフマラソン初挑戦とは到底思えない堂々とした走りっぷりを披露した。無欲の快走に、思わぬご褒美もついた。3位で迎えた20キロ地点で、先行する中学大の選手が突然レースを中断。加藤はそのまま2着でフィニッシュし、「全然考えていなかった」ユニバーシアードの代表内定基準(2位以内)に滑り込んだ。レース後は「本当に自分が代表になれるのかな」と実感が沸かない様子だったが、「こんなにいい結果が残せるとは思っていなかったので、嬉しいです」と珍しく素直に喜んだ。

 加藤の活躍だけでなく、チームとしても収穫が散見される大会となった。最高学年となる駒野亮太主将(教3)、本多浩隆(スポ3)の2人が後半に粘りを見せ、それぞれ10、12位と及第点に値する内容。高原聖典(人1)、尾崎貴宏(教1)ら1年生も部内上位を占め、成長真っ盛りを感じさせた。一方で、「うまく走れなかった選手がいるのも課題」(渡辺康幸監督=平8人卒)と、課題の認識のみがこの日の収穫となった選手も多い。箱根後のロードシーズンを通じて浮上した反省点を補い、トラックシーズンではエンジの校旗を揚々とはためかせたい。

(石川祥子) 


◆コメント

渡辺監督
(きょうのレースの位置付けは)これからトラックに入っていくので1、2月走り込んできた集大成と言った感じでした。今の実力を見る上で時期的に考えてだしました。(きょうのレースをふりかえって)きょうのコースは箱根の予選でなれていたのでしっかりした走りをしてほしかったです。しかし、好走を見せる選手もいた一方うまく走れなかった選手がいるのも課題です。今年は予選会がないので堂々と走ってほしいですね。(総合2位とユニバの出場権を得た加藤選手らの好走が見られましたが4年生の穴はうめられそうですか)はい、いい1年生もくるし、2年生以上にも期待できます。加藤はユニバにだしますよ。(トラックシーズンも近いですが)今月の合宿でのスピード練習で速さをつけます。1万や5千で徐々に結果が出てくると思います。(13からの合宿では何を重点に)とりあえず息抜きの意味もあります。1、2月ずっと学校だったので。(最近1、2年生を実業団の合宿に参加させているらしいですが)すべて経験のためです。

相楽豊コーチ(平15人卒)
(悪天候の中でのレースとなったがチーム全体の評価は)1勝7敗4引き分けくらい。チーム2位の駒野以下本多、高原、尾崎は可もなく不可もないが、調子は悪くなかったのだからもっといってほしかった。後ろの選手はそれなりに頑張ったが、全体としては残念な結果。(加藤選手の飛躍ぶりは)練習は普通にこなしてきたのだが、きょうは予想を遥かに上回る出来。ここまでではないと僕も監督も思っていた。昨日も話をしたときは悪くはないが特別何もいってなかったし普段通りだった。ただきょうのレースは他大の選手と走るいい機会だったので平常心で試すという話をしていた。(ユニバーシアードは決定?)内定はいただいたようなので、行かせるつもり。(チームはまた合宿に入るが何に重点をおくか)トラックシーズンにむけての大規模で大事な合宿。前半はある程度休ませるが、もう一度すべての面を確認する。(士気はあがっているか)…。2月の合宿はいいムードだったし、上の方の子達は実業団に預けて勉強させてきました。そういう意味ではそれがあまりうまく花開かなかった。もう一度危機感を全員にもたせることが大切。6月の全日本大学駅伝予選会までに切り替えたい。

駒野駅伝主将
(きょうのレースはどんな目標を持って臨んだか)青梅で最悪の試合をしてしまったので、きょうはその調整を兼ねて臨みました。(悪天候でしたか)それはみんな同じなので自分の実力がなかったということです。(ワセダ内では2位、この結果については)主将として全然ダメでした。タイムも平凡ですし。コーチからは65点と言われたんですが、自分もそのぐらいだと思います。(新チームはどうですか)強い4年生が抜けて、誰についていけばいいのかわからない状態ですね。今はチーム基盤を作ることに必死です。新1年生も入ってきたのでしっかりやらないと。(今後について)チームとしてインカレに照準を合わせて、まとまっていきたいです。

小島将平(スポ3)
(きょうのレースの位置付けは)箱根のあとの練習の成果を示すことと、これからトラックに移行していくための調整です。(レースの出来と課題)前半は先頭集団で勝負できたのでよかったですが、後半集団から離れたときに自分の走りを見失ってしまいました。(合宿でのテーマは)トラックシーズンに移るのでスピードをつけることに重点を置いていきたいです。(今後の予定は)4月の記録会です。

本多
(今回のレースの位置付け・狙い)ユニバがかかっていたんでずっと最後まで先頭集団で勝負しようと思っていた。そこそこ積めていた1、2月までの練習の成果をうまく出していきたかった。出来は加藤に負けたので駄目です。(レース展開について)肝心な15キロからペースが上がってきて反応できなかった。でも後半粘れたのはよかったと思います。(悪天候について)寒かった。最初の5キロ、が風が強かったんで特に感じたんですけどその後は気にならなかった。(合宿は)ロードからトラックへの移行なのでスピードの切り替えをしていきたいです。(課題とトラックシーズンに向けて)体のバランスの話になるけど左足が弱い。ふんばれないところが課題。トラックシーズンまで1カ月しかないんで左足の筋力をつけて動かせるようにしていきたい。

阿久津圭司(スポ2)
(きょうのレースの位置づけは)1週間前に体調をくずしてしまって、体を動かしていなかったのできょうはペース走のつもりで走りました。(レース展開は)ペース走をしようと思っていたので、ペースをおとさないようにという感じでした。気持ちよく走れたと思います。(雨と風がひどかったが)少し気持ちがなえましたが(笑)やるからには気合いれて頑張りました。走り始めてからは気になりませんでした。(合宿では何をテーマに)動きのキレを取り戻すことがメインです。感覚の問題ですね。走りこみは終わったので。(トラックシーズンに向けて)キレをもどして、スピードを活かして頑張りたい。ユニバを目指したいです。

三輪真之(人2)
(きょうのレースの位置付け)合宿から引きずっていた疲労があって調子は絶不調。そのなかで、どれだけがんばれるかというレース。実際はそんな風に気持ちが弱いだけあって厳しい結果になった。弱い部分が出た。(レース展開を振り返ると)気合いは入ってたが2キロでこけて気持ちが切れてしまった。一度きれると上げづらいのが弱いところ。(悪天候も影響したか)雨は関係ない。スタートしてすぐ形がぐちゃぐちゃになってしまったのが響いた。(実業団の合宿に参加してみての感想)ワンランク上でついていくだけで精一杯だった。大学とは練習の質が違うことを学んだ。もっと厳しい。(13日からの合宿で何に重点をおくか)きょうの課題でもあった、悪いなりに粘るということを徹底しないと。精神を鍛え直す。(今季1番の抱負は)監督、コーチの信頼を得ること。

尾崎
(けがは大丈夫ですか)1月末から練習を始めて今はもう違和感ないです。(けがから復帰後初レースでしたが)練習を始めてよくなっているのはわかっていたので、不安もありましたがどれだけ走れるか楽しみでした。(きょうの結果については)まあまあよく走れたと思います。Bチームで調整してたのですが、ちゃんと走れるという自信はなかったので自信をつけたいと思っていました。64分台を出したかった気持ちはあります。(レース展開は)最初ゆったり入ってったんですが、10キロすぎで先頭の方が速くなっていって遅れました。あとは自分のペースを守って走りました。(雨と風がひどかったですが)走ってるときは気になりませんでした。(他の1年生もいい走りでした))あまり差をつけられないように頑張ってました。目標に頑張っていきたい。(合宿ではどんなことをテーマに)上のチームでできるようにしたい。まだ自分の力は上がると思います。(トラックシーズンに向けて)トラックのタイムがあまりにも遅いので…。5千、1万頑張りたい。苦手意識をなくしたいです。

加藤
(雨が好きということだが)雨だと集中できるので。チャンスかもしれないとは思っていました。(監督からの指示は)レース前に監督に会えなかったので、特になかったです。(目標順位、タイムは)考えていなかったです。17キロまで先頭についていければいいなと思っていたくらいで。(この好結果の要因は)調子は実はあまり良くなかったんです。でも、練習は積めていたので、いけるかもとは思っていました。(この結果については)こんなにいい結果が残せるとは思っていなかったので、嬉しいです。奇跡の奇跡が起きたという感じ。(ユニバーシアード代表内定だが)本当に全然考えてなかったので、まだ詳しいことを全く知らない状態です。(監督からはレース後声はかけられたか)「よくやった」とだけ言われました。(エスビー食品の合宿に参加するということですが)修業してきます。(早大の合宿もあって日程的にきついのでは)早大の合宿の方は練習量を落として、メインはエスビーの合宿という感じです。(次のレース予定は)4月の日体大記録会です。(今季を振り返って)成長したと思います。1年の最後の方にいい結果を続けることができてよかったです。

高原
(天候がよくなかったが)寒かったです。(走りに影響は)足が冷えて動きが悪くなってしまいました。(監督、コーチから指示は)特には言われていないです。(目標順位、タイムは)今の実力が発揮できれば良いと思っていました。(レース展開は)先頭についていって離されました。ラストスパートも上手く行かなかったです。(この結果については)最低限の結果は出せたかなと思います。でもまだまだ力がないと思うので、13日から始まる合宿で鍛えたいです。(加藤選手がチーム1位だったが)向こうはどうか分からないんですけど、加藤にはすごくライバル意識があります。絶対負けたくないです。(佐賀県内1周駅伝では区間賞を取ったが)箱根が終わってから練習が上手く積めていました。この結果は自信になりました。(加藤選手とともにエスビー食品の合宿に参加するようですが)実業団の高いレベルについていけるよう頑張りたいです。関カレに出られるように力をつけたいです。合宿は楽しみにしてます。(今季を振り返って)散々でした。来季は大ブレイクしたいです。





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