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陸上特集
ワセダのエースが世界を体感 竹澤健介
競走部から世界へ――。今年度の部全体の目標をどの部員よりも早く達成した男がいる。竹澤健介(スポ2)は、選考レースでともに日本人2位の安定した戦いぶりで堂々の日本代表入り。4月2日に福岡で行われた世界クロスカントリーのシニア12000mに出場し、49位でレースを終えた。日本代表になって、世界と戦い何を感じたのか。竹澤に話しを聞いた。
――日本代表はジュニア時代も含めて初めてですか
竹澤
:そうですね。
――レース当日の体調は
竹澤
:あまり体調的には良いとは言えなかったんですけど、悪いなりにまとめられたと思います。
――走る前の目標は
竹澤
:順位的にはなかなか立てるのが難しかったんですけれども、50位以内っていう風に決めて、学生の中で50位を目標に走ったんですけれども、それがうまいこと同じくらいの順位で来られたと思います。
――作戦は?前半日本人で固まってるようにみえましたが
竹澤
:いや何も出てないんですけど、ただ日本人のスピードはあれくらいなので、どうしても固まってしまう形になったんですけど。
――ペース的にどうでしたか
竹澤
:初めからつけるペースではないので、とにかく落ちてくるのを一つ一つ拾ってっていうレースで。
――風は気になりましたか
竹澤
:気にならなかったと言ったらウソですけど、それにあわせて走らなければいけないので。
――選考会で走ったコースでした。実際走った分他の選手より有利な点はありましたか
竹澤
:他の人より曲がる角とかっていうのを意識して曲がれたので。やっぱりエチオピアの選手であったりっていうのは、直線走るのは速いですけどやっぱどうしても鋭角走ることになると、ペースが落ちるのでそういうところは有利だったとは思いますけど。
――個人49位という結果には納得ですか
竹澤
:初めてなので、49位っていう数字がどういうものを表すかっていうのがわからないんですけど、何ていうか良い経験ができました。
――団体は8位で、戦力になれました。振り返っていかがですか
竹澤
:やっぱり予選で実業団選手に勝ってきた部分もあったので、どうしても…経験の差って表して良いかわからないんですけど、多少つっこみ過ぎた部分とかあったし、力みというのもあったので実業団選手は経験してる分…。
――今回ベケレ選手など世界のトップランナーと走りましたが、肌で何かを感じましたか
竹澤
:そうですね、勝てないな…。勝てないというか、とにかく強いということです。
――他の日本代表選手や外国の選手と話ししたり、生活したりして何か得たりしましたか
竹澤
:やっぱり日本代表になる選手っていうのは、ただ適当にやってるわけじゃなくて、いろいろなプロセスを踏んでやってきてる部分もあって、話し聞いてても考え方もしっかりしておられるし、次に向かってとかどういうステップアップすべきかとかっていうところが良く見えておられる方ばかりなので、すごい自分にとっては新鮮で勉強になりました。
――日の丸を背負って走りたいとおっしゃってましたが、実際走ってどうでしたか
竹澤
:プレッシャーとかっていうのは…どうなるかとかってのはあまり考えてなくて、あまり感じなかったですけど、何て言うかどちらかといえば楽しかったなぁって感じがします。
――学生時代に世界を経験してる渡辺康幸監督(平8人卒)からは、技術的に精神的に何かアドバイスをもらいましたか
竹澤
:渡辺さんはあんまり技術的な部分とかではなくて、とりあえず思いっきり走ってこいよっていう風に送り出してくれて、それが良いアドバイスでした。
――箱根駅伝後は、都道府県駅伝に丸亀ハーフに、福岡と千葉のクロカンと安定してますが、ここまでの流れはどうですか
竹澤
:箱根失敗したことが逆に良い方向に向いてるんだと思いますし、やっぱり箱根だめだった部分を学習して次につなげてこれたので、その過程は良かったんじゃないですか。
――故障もなく
竹澤
:そうですね。はい。
――今後のレースは
竹澤
:関カレですね。
――目標は
竹澤
:学生では留学生もおられますけれども、とにかくやっぱり学生の中では勝ちたいって意識があるんで、昨年は離れてしまったんで前のほうでちゃんとレースを進めて戦える位置で走れるようにしたいです。
――世界を知ってより欲がでてきましたか
竹澤
:そうですね。何ていうか世界を見て日本の中に戻ると、どうしても日本人の弱さっていうものが目立つんで、日本人では何とかっていう気持ちは正直なくなりました。
――今年の目標は
竹澤
:今回日本代表っていうことで走れたんですけど、この後は、日本代表になるチャンスが来年の世界クロカンまでないと思うので、とにかく一試合一試合力ためて力つけることによって、何ていうかその良い準備にする時期にしたいんで、具体的にどうなりたいっていうのはあまり持ってないんですけど、少しでも良い順位少しでも良いタイムを出せるようにしたいです。
今回日本代表として走ったことは、竹澤にとって貴重な経験をもたらしさらに陸上競技に対する意識も高めたようだ。今年もワセダのエースとして活躍が期待される竹澤。昨年とは違った走りを見せてくれそうだ。
(取材・編集 飯田範行・山田豊)
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