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 第87回天皇杯 全日本総合選手権大会 1月1日 東京体育館



 天皇杯初戦負け。久保田の4年間に終止符

学生最後の大会を終えた久保田
 昨年の全日本大学選手権(インカレ)でベスト8入りを果たした早大は、元日に開幕した全日本選手権(オールジャパン)に出場。今季のチームをずっと支えてきたC久保田遼(スポ4=福岡大大濠)にとっては、これが大学最後の公式戦だった。しかし、1回戦で早大はまさかの敗北を喫し、早々と姿を消すことに。あっけない内容で、今季を終えた。  


 出だしから暗雲が立ち込めていた。相手のツースリーは社会人からなるチームで、一度も対戦経験がない。「自分たちで勝手に格下だと決めつけていた」(F河上宗平=人2、京都・洛南)と、試合開始後、気の緩みからかなかなかエンジンのかからない早大は次々に攻め込まれる。ターンオーバーを許しては速攻に持ち込まれ、あっという間に点差が開く。悪い流れは第2クォーター(Q)に入っても続いた。  


3年生の大塚。久保田と高校時代から組んだ6年間のコンビもこの日で見納めとなった

第2Q途中、今度は早大が追撃を試みる。F木村晃大(スポ1=京都・洛南)が積極的にゴールへ向かい得点源となれば、河上も高確率でアウトサイドシュートを沈めていく。第3Qに入ると一時は15点以上離れていた点差がぐっと縮まり、展開は激しいファールが飛び出すシーソーゲームへ。最後までどちらが勝つかわからない試合が続いていたが、結局早大は試合中のフリースローの取りこぼしが響き、惜敗。所々で精彩を欠いたプレーが仇となった結果だった。


試合後、久保田は「締めるとこで締められなかった」とあまりチームの士気が上がらなかった責任を強く感じていた。やや後悔の残るかたちではあるものの、久保田を大黒柱に据えた今季のチームは最後となる。「とても大きな存在だった」(G大塚勇人=スポ3、福岡大大濠)、「久保田さんありきというチームだった」(木村)と、部員が絶大な信頼を寄せていた久保田の抜ける穴は、早大にとっては想像以上に大きい。どうやってその穴を埋めるかが来季のカギとなってくるだろう。新しいチームはまだ始動したばかり。大きな期待を込めて春を待ちたい。

(記事 冨丘太朗、カメラ 穂積麻衣、福田士朗) 




第87回天皇杯 全日本総合選手権大会
早大
73
12−22
24−22
19−13
18−17
74
ツースリー
【スターティングファイブ】
G 大塚勇人(スポ3=福岡大大濠)
G 玉井勇気(スポ2=福岡第一)
F 河上宗平(人2=京都・洛南)
F 二宮弘憲(スポ2=福岡大大濠)
C 久保田遼(スポ4=福岡大大濠)



◆コメント
久保田遼(スポ4=福岡大大濠)
――学生最後の試合を終えて
非常に不甲斐ない負け方でした。チームの中で4年生は自分しか残っていないし、オールジャパンに向けて全員の意識が低かったと思います。今日の相手も山口の国体の選手とは聞いていたんですけれども、少なからず自分たちは勝てるだろうという思いがあったので、そういう相手を軽く見た面が裏目に出た試合だったかなと思います。
――今季のチームは楽しくバスケットをするチームという印象でしたが、この1年でそのことが少し裏目に出てしまった形になったと思うのですが
はい。それが裏目に出たのが今日の試合だったと思うし、その他にも自分たちは少しはそういうダラダラしたりだとかそういう気はあったと思います。締めるとこで締められなかったのは自分たち4年生がすごく責任を感じていますし、来年の後輩は自分がいなくなることで戦力もダウンするんですけれども、そういうところから見直して欲しいなと思います。
――インカレからオールジャパンまでの間に今後のチームの為に貢献していきたいとおっしゃっていましたが具体的にどのようなことを意識されましたか
結局は自分も考え直して、自分が4年生なので、自分がいるからにはこのチームを少しはまとめようかなと思っていたんですけれども、具体的に何をしたかと言えば自分はずっとバスケットで後輩を引っ張っていくタイプだったので、もっと練習からリーダーシップをもってやればよかったのかなと非常に後悔していますね。
――引っ張っていくとはプレー的な部分、精神的な部分とどちらを意識されましたか
精神的な部分ですね。
――それは久保田選手が1年間を通して悩んだ部分でもありますか
昔に比べると上下関係も薄れてきましたし、自分が最初はそれが良いと思っていたんですけれども、でも締めるところで締めないといけなかったのは4年生の責任かと思います。
――ワセダでの4年間を振り返って
今年に限ってだと、バスケットに関しては楽しかったですけれども、1、2年生のときは苦しくて勝てない時期っていうのは続きました。やっぱりその中で自分の役割を見出せたことは収穫になったし、これからバスケットを続けるんですけれども、それは倉石さんのもとでバスケをしてきてよかったなと思います。
――これからの目標は
もちろんまず試合に出ることを目標に。チームの勝利に貢献していきたいですね。プレー面もそうですし、雰囲気だったり1年目というのもあるんですけれども、下から底上げみたいな感じでやっていきたいですね。

大塚勇人(スポ3=福岡大大濠)
――きょうのゲームについていかがでしたか
もう、やらかしました…。気持ちが入ってなかったし、プレー面でも…。すべてぼくが悪いって感じですね。いつものプレーができずに何かふわふわしていたなと思います。
――後半では同点に追いつく場面もありましたが
それでも、最初からやっとかないと。リーグ戦のときの負けパターンと一緒なので。そういうところが、今季最後であり、ことし最初の試合なのに、精神的に弱いのかなって思います。
――久保田選手とのラストゲームになりました
本当に悔しいです。もっと一緒にやりたかったし、せめてbjリーグのチームとやって結果を残したかったので。JBLのチームとも試合ができる可能性があったので。そういう悔しさもありますし、久保田さんとの試合が最後になってしまったのは悔しいです。
――久保田さんの存在はどうでしたか
とても大きな存在でした。
――来季は最上級生になりますが
きょうみたいに悔いの残る試合をしないように、1試合1試合全力で勝ちを増やしていけるように、リーダーシップを取りながらやっていきたいと思います。

河上宗平(人2=京都・洛南)
――出だしが悪かったですね
こんなこと言ったらあれですけどあまりモチベーションが高くなくて。しかも全く知らない相手で多分勝てるみたいな感じで入っていて、自分たちで勝手に格下だと決めつけていたので。どんな相手でもチャレンジャーとしてやらなければこういう試合になってしまうし、来季は久保田さんが抜けて今季以上に厳しいチーム状況になってしまうので、今日の悔しさを忘れずに来季頑張りたいと思います。
――フリースローの確率も今一つでしたが
他のシュートのタッチは良かったんですけど、フリースローが入ってなくて。意識すると余計悪くなっていったという感じです。
――久保田さんとプレーするのも最後になりましたが
去年から一緒にスタメンでプレーさせてもらっていて、早稲田がここまで1部で戦えたのも個人的には久保田さんのお陰だと思ってますし、本当に試合だけではなくコート外でもすごくお世話になったので。こういう形でプレーするのが終わってしまったということで、どうしても追い付きたかったというのはありますけど、すごい選手なのでJBL でも頑張ってほしいと思います。
――今年の目標は何ですか
僕らみたいなのは精神的に強くならないと試合も勝てないと思うし、チャレンジャーとして一から出直して頑張りたいと思います。

木村晃大(スポ1=京都・洛南)
――相手チームが社会人チームであるなど、難しい試合だったのでは
ワセダにとって正月から試合をするということは(ここ最近)めったにないことだったので、そういう(コンディショニングの)難しさもありました。あと、社会人というのは大学生とはまた違うバスケットだったのでやりづらかったです。
――天皇杯には高校時代に続き二回目の出場ですがいかがですか
高校のときは先輩たちに出させてもらったというのが強く、3年生の先輩たちの引退試合だというモチベーションでプレーして無我夢中でした。今回はしっかり試合に出るんだという意識だったのでまた違いました。
――出場中は積極的に攻めていた印象でした
向こうのベンチが(ワセダの攻め手は)河上さんと久保田さんのところだけだといっていたので、僕や他のメンバーが攻めた方が相手も嫌だろうと積極的に行きました。
――チームとして反省点は
試合に入れなかったことですね。立ち上がり、ゲームに上手く入れなかったことが最後まで自分たちを苦しめた原因だったので、試合への入り方、臨む気持ちをしっかり持たなければならないなと思いました。
――最後のドライブの場面はバスケットカウントを狙いにいったのですか
いや、とりあえず早く2点取ってもう一回攻めようと思っていたんですけど、もう時間もなくて向こうもファウルしてこなかったです。ゴールに行かなきゃ点を取れないと思ったので2点を取りにいきました。
――これで久保田選手は引退となってしまいました
今年の僕らは久保田さんありきというチームだったので、久保田さんにおんぶに抱っこというところもありましたし、1年間ですけど一緒にプレーできたことはありがたかったです。これからも久保田さんは活躍してくれると思うので頑張ってほしいです。
――来季は2年目ですが抱負は
(久保田さんが)抜けて、僕らは久保田さん以外の人、というふうな括りにされていたと思うんですけど、そういう人たちが頑張れば上が見えてきますし、ワセダというチームはがらっと変わってしまうので頑張りたいです。








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