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第63回全日本大学選手権
11月23日 東京・墨田区総合体育館
鹿屋体大を下しベスト8入り
今試合攻守ともに大活躍した本多
前日、新潟医療福祉大を100点ゲームで下し勝ち上がった早大は鹿屋体大との全日本大学選手権第二戦を迎えた。外からのシュートと粘り強いディフェンスが持ち味の鹿屋体大相手に大差は付けられなかったものの、勢いにのまれることなくリードを守りきり勝利した。
第1クオーター(Q)開始直後から、F本多真実(スポ2=愛知・桜花学園)の的確なパスや1対1、C丹羽裕美(スポ3=愛知・桜花学園)の積極的なインサイドプレーで早大は良い流れをつくる。「きょうは走っている人数が多かったので、自分のパスも活きた」(本多)と語るように、序盤からうまくパスがつながりチーム一丸となって点をかせぐ場面が多くみられた。一方、鹿屋体大もアウトサイドからのシュートが決まり、突き放すことができないまま早大9点リードで第1Qを終える。第2Qに入ると得点源である丹羽に対するマークが強くなり、思うようにインサイドのプレーができない早大であったが、相手のシュートもゴールに嫌われ得点は伸びず50−36で前半を折り返す。
落ち着いたプレーでチームを支える傳田
第3Qに入り前半同様、本多、丹羽による積極的なプレーや、C傳田みのり(社3=神奈川・金沢総合)の安定感のあるシュートで得点を重ねる。相手の強いディフェンスにも果敢に立ち向かい、ファウルをもらう場面も見られた。第4Qもお互いに力強い攻めと守りで緊迫した流れが続く。途中、相手に連続で点を奪われる場面もあったが、要所で本多のスリーポイントシュートが決まり流れを相手に渡すことなく早大リードのまま試合が進む。最後まで粘り強いプレーで点差を守り抜き、89−73で勝利を収めた。
4年生最後の試合をここで終わらせるわけにいかない早大。チーム一丸となって粘り強く点差を守りきり見事ベスト8入りを果たし、勝利への執念が強く感じられる一戦となった。あすの相手はリーグ戦前半に一敗した白鴎大だ。「お互い特徴が分かっているから、分かっている部分は抑えていきたい」(G森仁美=スポ2、大阪薫英女学院)と語っているように、リーグ戦での敗北をばねにして、良い流れのままベスト4をかけたあすの白鴎大戦にも勝利してもらいたい。
(記事 嘉戸舞子、カメラ 福田士朗、梁瀬智帆)
第63回全日本大学選手権
早大
89
29−20
21−16
18−18
21−19
73
鹿屋体大
【スターティングファイブ】
G 藤生喜代子(スポ2=福井・足羽)
F 本多 真実(スポ2=愛知・桜花学園)
F 光山 慈能(スポ4=東京成徳大高)
C 傳田みのり(社3=神奈川・金沢総合)
C 丹羽 裕美(スポ3=愛知・桜花学園)
◆コメント
萩原美樹子コーチ(平17文卒=福島女子)
――きょうの試合を終えて
勝負はすごく怖いです。これまでの試合を見ていると、出てくるだろうと思われているところが負けたりしているので、何が起こるか分からないっていう中で私は本当にどきどきしながらやっています(笑)。きょうは勝ててすごく嬉しいです。安心しています。
――相手は実業団の選手が2人いるチームでしたが
そういうことは選手には伝えましたけれども別に特にそれで意識したからどうって話ではなく、相手チームの特徴っていうのを伝えて、それに対してどう守るかっていうだけですね。
――今日の試合で丹羽選手が第1Qに得点を量産しました
出だしは特に丹羽のところで点数が量産できたので自分たちのペースで試合ができたかなと思います。出だしは本当に良かったですね。
――後半は丹羽さんへのディフェンスも激しくなりました
自分のペースがなかなかつかめないでやっていて、シュートが入らないでイライラしたところはありますけれども、丹羽のところは前半あれだけやれば後半でマークが集中するのは当たり前ですし、想定の範囲内ですよね。
――きょうの試合で最も活躍した選手は
本多です。パスもそうなんですけれども嫌な雰囲気の中でスリーを決めましたよね。あれが大きかったです。
――あのときチームの雰囲気はどのようなものでしたか
私としてみればよくやってくれたって感じで、チームとしてもあの1本で突き放すことができたのでよくやってくれましたね。
――最終クォーターで2度追い上げられましたが
点差が10点以上あれば有利に進められるので、ディフェンスもそんなに悪かったわけではないですし、それについては途中で森がよく対処していたので大丈夫でした。
光山慈能(スポ4=東京成徳大高)
――きょうはどのような確認をして試合に臨まれましたか
ミーティングしたときアシスタントコーチの方が言われていたように、いままで練習してきたアジャストのことと、リバウンドは絶対にやろうっていう確認をしました。
――きょうのリバウンドは振り返ってみていかがでしたか
リバウンドは、何本かは取りにいけたんですけど…。ディフェンスリバウンドはちゃんと取れていたと思うんですけど、オフェンスリバウンドにもっとがつがついけば良かったかなと思います。チャンスだったので。
――鹿屋体大は実業団の選手が2人いましたが、そこの対策等は話しましたか
いえ、そこらへんは全然。
――光山さん自身のきょうのプレーを振り返って
うーん、どうですかね(笑)。
――リーグ戦の最終戦は「気負っていた」とコーチも仰っていましたが
そんなことはないんですけど(笑)。でもリーグ戦は監督曰く気負ってしまって上手くいかない部分があったかもしれないんですけど、今回は最後なので楽しんでバスケットをして、思い切りやりたいと思います。きのうは初戦だったのでみんなも固くなっているというか、会場の雰囲気にも慣れていなかったので相手のリズムに合わせているところもあったんですけど、きょうは相手のムードになりそうなときでも自分たちのバスケができていたと思うので、良かったと思います。
――出だし、丹羽さんがさえていましたね
はい!とりあえず中で攻めろということだったので、丹羽、傳田を信じて中に入れました。
――傳田さんはリーグ戦後半から復帰しましたが、いまのところプレーはいかがですか
大丈夫です。徐々にもっていくので!彼女は。
――髪も黒くされていましたね
そうですね!あれは決意の表れです(笑)。就活とかではないです(笑)。
――逆に、きょう見えた課題は
パスミスが多かったんですけど、そのパスをもうちょっと丁寧にパスし合えば、相手も受けやすいしいいプレーにつながるんじゃないかなということを監督にも言われたので、それを意識してやっていきたいです。
――最後に、あすの試合に向けて意気込みをお願いします
きましたね(笑)。でも勝ちます。
丹羽裕美(スポ3=愛知・桜花学園)
――きょうの調子はどうでしたか
出だしでインサイドをとれたのでスムーズに点は取れたかなという感じはします。
――きょうの点差についてどう思いますか
みんなを出すことを考えると、私たちがもっと点差を開かないと色んな人が出られないんですけど、開かなきゃいけない時にガツンとひらけなかったというのがあって…。4年生は最後の大会だし、ここってときに点差を開けなかったのが心残りです。
――きのうから修正した点は
きのうは結構小さいチームで、足元に入られるって言われていたんです。いまちょっとケガをしているところもあって、相手がどんな感じなのか警戒しながらやっていたんですが、きょうはタイトにあたってくるセンターだっだので、はじめの方はどれくらいか試しながらですけどガツガツやっていました。
――ローポストでのプレーが上手くできたということでしょうか
はじめはゴール下にガツガツいけたんですけど、3、4Qでアジャストされるとどうしてもそれを回避してしまって、自分のプレーじゃないプレーもやっちゃっていたので、アジャストされても自分のプレーを信じてやるというのがあしたの目標ですね!
――他になにか修正点はありましたか
きのうはコートの中で声を出してくれる選手が決まっていて、藤生さんだったり傳田とかが結構声を掛けてくれるんですけど、きょうはわたしが最初あたっていた部分もあって、自分に結構余裕があったので声を出すように意識しました。あしたも多分最初は自分のことでいっぱいいっぱいなんだろうけど、基本的に自分は声を出して盛り上げられるタイプのプレーヤーじゃないので、プレーで引っ張れるように頑張ります。
――あすの相手が松蔭大となった場合、松蔭大はリーグ戦で1勝1敗でしたが
2戦目くらいの感じでいけたらいいなって思います。あのときはガツガツいって差が開いたので。相手のエースが出てないのがあったのでいまはどうか分からないんですけど、会場が変わると雰囲気も客席も変わると思うので、早くなじめるようにしたいです。
本多真実(スポ2=愛知・桜花学園)
――今日の試合を振り返っていかがでしたか
チームとしては、入りがあまりよくなくて。最初何点か自分たちでパンパンって取れたところはいいかなって思ったんですけど、その後相手にスリーポイントとかを許してしまって1Q は苦しい展開が続いていて。そこで嫌にならずに粘れたのは良かったと思うんですけど、でも3Qの終わりあたりの一回点数が離れたときにメンバーが変わってバタバタってやられた、ああいうポカポカ抜けるところを少しでも無くしていければいいなと思います。
――テンポの早い試合でしたが
最初はピックアップが遅くてやられてしまっていたところが多くて、試合が若干荒れていたところもあったんですけど、それなりに自分たちのリズムで出来たかなとは思います。
――本多さん自身大活躍でしたが
きょうはなんかすごくやりやすかったです。自分は結構パスが好きなんですけど、丹羽さんとかが積極的に走ってくれていたので、選択肢がいつもより多かったです。自分で行くケース、速攻で1対1で行くケースもあれば、丹羽さんが走っているからそこにパスするとか、あと3人目が来たりだとか。きょうは走っている人数が多かったので、自分のパスも活きたっていうのはすごいあると思います。
――きのうに比べて緊張はとけましたか
そうですね。ちょっときのうはカッチカチで(笑)。カチカチというかいい意味でドッシリ構えていた部分があって。自分達に対して「やってやろー!」みたいな感じだったたので(笑)。でもきょうは、出だしはその雰囲気が漂っていたんですけど、それは打破できたかなとは感じます。
――チームの雰囲気としてはいい感じですか
そうですね。きょうは本当に速攻がよくでましたね。
――あすの試合に向けて
松陰大がきっと上がってくるだろうと思うんですけど、やっぱり向こうは1、2年生主体でやってるので、そこは負けたくないと。オーさん(萩原美樹子コーチ)が「インカレは4年生の大会だから」ってずっと言ってきていたので、それは自分らも身に染みて感じることなんですけど。やっぱ1、2年生に負けたくないっていうのは正直ありますね(笑)。
――意気込みをお願いします
やってくるのは相手の7番だけなので、そこをどれだけ抑えるかっていうのと、きょう同様に走れるか。相手が早いからきょうよりももっとトランディションが多くなると思うので、走り負けないっていうところですかね。
桂葵(社1=愛知・桜花学園)
――きのうに比べて競った試合になったと思うんですが、振り返ってみてどうでしたか
上手く離れるところを自分が交代で出たときにシュートを落としちゃって、流れをもう一回相手に行かせてしまったので、チーム的には楽にできた試合を私のせいで結構苦しい展開にさせてしまったという反省でいっぱいです。
――1年生ながら初戦から試合に出てますが、きのうと比べて緊張はどうでしたか
緊張というよりも…インカレは4年生の大会っていうのをコーチに言われていたけど、やっぱり試合に出るからには責任感を持ってやるようにしました。だけどできてなかったかな。
――あすの相手が松蔭大になった場合、いままで1勝1敗で負けたくない相手だと思いますが、ディフェンス、シュートなど気を付けていきたい点はありますか
松蔭戦に向けては、決めるシュートをしっかり決めることを徹底していきたいです。自分が出たときに交代選手だから流れを変えなきゃいけないのに今日は悪い方に流れを変えてしまったので、最悪、流れを相手に行かせないようにすることと、良ければ、それよりもっと上目指せるなら、自分が出たってことで流れが良い方向に行くように頑張りたいです。
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