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第45回関東大学女子選手権
5月18日 神奈川・川崎市とどろきアリーナ
松陰大を下しベスト8入り
ゴール下で次々と得点を挙げる丹羽
関東大学女子選手権の第2戦、ベスト8を懸けた戦いで迎えた相手は松陰大。昨季の同大会で同じくベスト8を懸け、3点差で敗れた相手だ。早大は昨季の雪辱を果たすべく試合に臨み、結果は見事76−69で勝利。2大会ぶりのベスト8進出を決めた。
この日の試合、早大は序盤から松陰大と一進一退の攻防を繰り広げる。早大はゴール下にポジションを構えた丹羽裕美(スポ3=愛知・桜花学園)にどんどん高いパスを出し、相手とのミスマッチをついて着実に得点を重ねていく。一方松陰大もエースの個人技などでくらいつき、第3クォーター(Q)終了までにスコアを55−56とした。しかし第4Qに入った直後、望月桜子(人3=千葉・幕張総合)のミドルシュートで逆転すると、その後試合終了まで1度も松陰大にリードを許すことなく逃げ切りの形で勝利を挙げた。
心をひとつにする選手たち
「(勝因は)我慢比べで負けなかったこと」と藤生喜代美(スポ2=福井・足羽)が語るように、最終Qのディフェンスの粘りが非常に印象的な試合となった。特に活躍が目立ったのが最上級生となった光山慈能(スポ4=東京成徳大高)。「去年まではあまり絡まなかった」というルーズボールやリバウンドに積極的に絡みにいき、チームに流れをもたらした。「4年生はもっと泥臭いところも一生懸命やらないといけないなと思って、そういう小さいことも全部全力で頑張ろうっていうことは意識してやっています」と、体を張ったプレーでチームに貢献。試合後には「勝てて良かったです」と、ほっとした表情で勝利に喜ぶ姿を見せた。
次に控えるのは日体大との対戦。『一戦必勝』を目標に掲げる早大にとっては、どの試合も負けられない戦いとなる。カギとなるのは「今日勝ったことは忘れて、明日の試合に向けて気持ちを切り替えられるか」(藤生)。勝てば4大会ぶりのベスト4進出となる早大。着実に一つ一つの山を越え、その先に見える頂点をつかみ取るのみだ。
(記事 福田士朗、カメラ 小笠原芳)
第45回関東大学女子選手権
早大
76
24−22
15−20
16−14
21−13
69
松蔭大
【スターティングファイブ】
G 藤生喜代子(スポ2=福井・足羽)
F 本多 真実(スポ2=愛知・桜花学園)
F 光山 慈能(スポ4=東京成徳大高)
C 傳田みのり(社3=神奈川・金沢総合)
C 丹羽 裕美(スポ3=愛知・桜花学園))
◆コメント
藤生
――昨季の同大会3点差で敗れた松陰大との対戦でしたが、勝利したいまのお気持ちは
最低限だったんですけども、勝てたことはひとまず良かったです。絶対に落とせないところだったので。
――ほっとした、という感じですか
そうですね。また次が目指せるので。
――きのうの試合ではディフェンスが課題として挙がっていましたが
きょうやられたところっていうのは、ひとり向こうのエース選手がいたところで、それ以外の選手にはそんなにやられなかですね。交替で出たうちの選手がまたそれぞれディフェンスを頑張ってくれたので、とっても心強かったです。
――きょうの勝因は何だと思いますか
我慢比べで負けなかったところですね。
――藤生さん自身のきょうのプレーを振り返ってみていかがですか
今季入るにあたって、もう少し自分の攻めをやっていこうっていう自分なりの目標を持っていたんですけど、きょうは4点くらいしか取ってないですね。ただ周りが頑張ってくれてそれでチームが勝つならOKなので。そのときそのときの役割を瞬間瞬間で判断できていればいいんじゃないかと思うので、きょうは良かったと思います。
――今季のチームの特徴は何だと思いますか
正直、去年のメンバーから主力で出ていた選手は残っている状態なので、引き続きなんですが、インサイドにしてもフォワードにしてもガードにしても能力自体は持っている。ただそれを生かせるバスケットをチームとして作っていけるかっていうところが課題であって、やはり持っている能力があったとしてもそれを生かせなければただの持ち腐れなので。やっぱりバスケットのチームスポーツっていうのがおもしろいところで、もっとチームプレーや絡み合いが出てくればいいなとは思います。ポジションとしてはインサイドも外もある選手がそれぞれにいるので、不足はないと思います。
――ことし入った1年生の印象は
明るくて、1年生らしく元気いっぱいでやってくれるので、それが一番いいことだと思います。逆に自分たち上の学年は1年生が試合にでるときに「思いっきりやんなよ」って言ってあげるようにコートの中では意識しています。
――あすの試合に向けての意気込みを
きょう勝ったことは忘れて、この後はあしたの試合に向けて気持ちを切り替えられるかっていう、その辺も自分たちは試されていると思います。いまの自分たちにとっては経験を積めることがプラスになるからひとつでも多く試合をしたいので、何としても勝って、日曜日までやりたいなと思います。
小原みなみ(社2=神奈川・金沢総合)
――昨季の同大会3点差で敗れた松陰大との対戦でしたが、勝利したいまのお気持ちは
去年のリベンジを果たせたことは嬉しいですし、きょう負けたらもう終わりだったので、何とか勝ってベスト8に入って、次の試合につなげられたのは良かったです。
――きょう見えた課題は
チームとしては、ディフェンスの部分で相手のエースを止めきれなかったところと、オフェンスはインサイドを狙いつつ外の選手も1対1とかをしなきゃいけないんですけど、前半はなかなかできなくて…。周りが全然攻める姿勢じゃないってコーチからも言われました。やっぱりインサイドを狙いつつ外の人間も動かないとバランスが偏ってしまうので、そこはもうちょっと練習していきたいです。
――個人的な課題は
ディフェンスが寄ったときにインサイドに合わせろって指示されていて、それは動けたんですけど、後半2本くらいシュートを外してしまって、そこをきめれていれば後半の勝負所でもうちょっと楽な点差になっていたかな、というのが自分の反省です。
――後半逆転できた要因は
今日は、「まだだよまだだよ」とか「まだ何かあるよ」とか「もっと話そう」とか、そういう声をコートの中で出せていたし、シュートが上手くいかないときもリバウンドにからめていました。いつもは駄目になると雰囲気が暗くなっちゃって、そこはやっぱり課題だったので、きょうは全員で声を掛けながら粘れたところが良かったと思います。
――今季のチームの特徴は
上下関係はあんまりないんですけど、みんなで声を掛け合いながら上級生はまとめてくれるし、下級生でもちゃんとミーティングでは発言するし、普段はわいわいしていてすごく仲が良いんですけど、集中するときは締まれるところですね。集中したときも、今までは集中しきれなかった部分もあったんですけど、最近だんだん大事なときは締まれるようになったと思います。
――1年生の印象は
入学が決まってない時点でも各校のすごい子たちが来るって聞いていて、上手いし能力も高いので絶対チームのプラスになってくれると思っていました。それに対して自分たち上級生も1年生に負けられないっていう気持ちがあるので、そこで上手くやり合ってチーム力を向上できると思いました。あと面白い子たちなので(笑)。和ませてくれるときもあります。
――あすの試合に向けての意気込みを
まずは自分の役割であるリバウンドとディフェンスを頑張ることと、合わせのシュートとかそういう役割をしっかりこなせるようにしたいです。まだベンチスタートなので、きょうみたいに交替したときにちゃんと自分の役割が果たせるように準備して結果を残していきたいと思います。
光山
――今日の試合を振り返って
ずっと松陰大学に勝とうってみんなで練習してきたので勝てて良かったです。
――去年ベスト8入りを懸けて敗れた相手。やはり特別な気持ちはありましたか
そうですね。いつも松陰大学が立ちはだかってて、それを目標にやってこれたので良かったと思います。
――試合中意識したことは
相手はやっぱりスリーポイントで勝負してくるので、外のシュートのケアとあとはやっぱりリバウンド、ルーズボールが勝負だなと思ってやりました。
――今日の試合で光山さんのルーズボールに飛び付く姿が非常に印象的でした。4年生となり、そのようなプレーに対して意識を変えたということはありますか
かなりありますね。去年までは、あまりルーズボールとかリバウンドとかに絡まなかったんですけれども、4年生はもっと泥臭いところも一生懸命やらないといけないなと思って、そういう小さいことも全部全力で頑張ろうっていうことは意識してやっています。
――やはりそこが今日の勝因につながった
リバウンドとかを気を抜かないで出来たのも勝因の1つだと思います。
――今日の試合では1、2年生も多く出場しました。1、2年生にはどのようなプレーを求めたいですか
そうですね。のびのび点を取りにいってくれれば、別に小さいミスとかはいいので。元気に動き回って欲しいですね。
――トーナメントの目標は
最終目標は優勝なんですけれども、トーナメントでは自分たちのやらないといけないことを1つ1つやっていくことが個人的な目標であるし、チームの目標でもあるので。
――チームのシーズン目標は
インカレ優勝です。
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