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wasedasports.com >  野球十六人の志士に訊く > 第11回・宇高幸治


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 十六人の志士に訊く・宇高幸治 



 宇高幸治インタビュー


 「十六人の志士に訊く」第11回は「伊予の怪童」と呼ばれた宇高幸治(スポ1)。宇高は高校通算52本塁打を放ち、昨夏の甲子園でも大暴れしたのは記憶に新しい。早大でも、春季リーグ戦から全日本大学選手権まで、精鋭の揃う1年生のなかで唯一、全試合出場を果たした。夏を経て、「周りがみられるようになっている」と己の成長を実感しているようだ。そこで秋に神宮での爆発を予感させる黄金ルーキーにインタビューを行った。

 ―オープン戦を通してここまで順調ですか
高校通算52本塁打を放った  春より余裕というか、周りが見られるようになっているので、打撃も守備も順調にきているなと思います。春は自分のことでいっぱいいっぱいだったんですけれど、今は周りを見ることが出来るようになって大学にだいぶ慣れてきたかなと。

 ―以前言っていた木製バットの適応はできていますか
 だいぶ慣れてきました。高校時代まではまだ戻っていないですが、だいぶ近いところまでは来ていますね。

 ―春はリーグ戦に全試合出場しました
 守備固めですけれど。自信にはなりましたし、いい経験させてもらいました。全日本も全部出してもらったんで。

 ―今は三塁を守っていますが、今治西高時代にやっていた遊撃をやりたいとかは
 いや、ないです。サードで本気で勝負しようと思っています。やれといわれたらどこでもやりますけれど、今はとりあえずサードで。

 ―春の打率は.273でした。打撃に関して振り返ると
 そうなんですか?数字はあんまり気にしていないです。自分としては全然実力を出し切れていないので。

 ―他大ですごい投手はいらっしゃいますか
 慶大の加藤投手です。横から見るより、打席に立つとすごいです。三振だったんですけれど、キレがあるっていうか。変化球もストレートも。対戦したピッチャーのなかでは全然一番という印象ですね。

 ―日本一の実感はありますか
 実感はまったくないですね。うーん…全然ないですね。

秋にその打棒は花開くか  ―リーグ戦の方が実感がある
 そうですね。あまりにも全日本はあっさり勝ってしまったので。

 ―今特に取り組んでいることはありますか
 全体的なレベルアップはもちろんですが、自分の課題としてはバッティングですね。

 ―高校通算52本塁打を放った宇高選手は本塁打をもっと打ちたいのでは
 それもありますけど。飛距離はおいといて、まずは打率から考えてやってきました。勝負強いバッターになりたいんで。ホームランはもちろん魅力がありますけれど。打点の多い、チャンスもつくれる、いろんな対応をしていきたいなと。

 ―昨夏の甲子園で勝負強い打撃を見せてくれました。昨年を振り返るといかがですか
 あれ本当に自分だったのかなって。あの頃は、どんな相手でも、どんなピッチャーでも打てる気がして、自分に自信があった。今はそこまで自信がないです。自信がないという言い方はおかしいですが、そこまで自分に自信に持てていないです。自分に自信を持って打席に入れるくらい、しっかり練習してやりたいです。

 ―ベスト16で延長の末日大山形高に敗れました
 今年の甲子園が始まったときに思い出しましたが、去年を思い出したらやっぱり悔しいですね。

 ―日大山形高に勝ったら優勝した早実高との対戦でしたが
 はい、対戦したかったですね。

1年生では唯一全試合に出場した  ―今、早実優勝メンバーがチームメイトとしていますが
 やっぱり、野球やっているときはライバルですね。チームメイトですけれどライバルで。お互い高めあってうまくなっていければ良いなと。普段は仲良いですけれど、グラウンドに出るとそうですね。

 ―今夏は今治西高の後輩・熊代投手が大活躍していましたが
 頑張っていますね。見ていました。去年より全然成長していますね。毎日どうかなーという感じですね。

 ―熊代投手とメールなどをするんですか
 来ますね。電話がかかってきますね、今日も勝ちましたって。7月にオフで帰ったときも2人で一緒に飯食いに言ったりしたので。かわいがっていますね。

 ―惜しくも広陵高に敗れてしまいましたが
 広陵に負けるのはちょっと嫌でした(笑)。他のところでしたら、まだいいというか。

 ―それは松永弘樹(スポ1)選手、上本博紀(スポ3)選手が早大にいるからですか
 松永と上本さんいるというのは、なんというか…。なんか嫌でしたね。

色紙に決意を書いてもらった  ―広陵高へのライバル心があるんですか
 負けるというのは弱いということじゃないですか。だから勝ってほしかったなと。そう考えるとあの2人が原因ではないですね(笑)。

 ―負けたくない選手はいらっしゃいますか
 原(寛信=文1)がすごい活躍しているので、自分も活躍したいなと。パワーというか、打ち方が独特なんですけれど、運ぶのがうまいというか。リーチを活かして。勝負強いですし、刺激になります。負けられないです。

 ―慶大1回戦と新人戦で原選手が三塁スタメン出場しましたが
 悔しかったです。サードに3人の選手がいるじゃないですか。でも3人とも打っていなくて。そしたら監督(応武篤良監督=昭56教卒)が「打てるやつを使う」といわれて、「原サードやれ」と。ちょっと練習して出ていました。

 ―話は変わりますがものすごく腕立て伏せ好きとお聞きしたのですか
 毎日30回を5セットしていますね。飛距離というか、なにをするにも腕の筋力は大事だと思います。それでやっています。

 ―大学に入っての初めての期末試験はどうでしたか
 前日に勉強したらできたので、単位は取れていると思います。

 ―今治西高は学業面でも名門校なのでそれが活きている
 そうですね。無理矢理勉強もやらされましたね。練習終わったら、ユニフォームのまま部屋に詰められてやらされたこともあったので。
直筆の色紙
 ―オフは何をしていますか
 寝ています。何もしないで寝ています。いまは疲れているので。1年生は仕事や色々先輩に気を遣ったりとかで。

 ―東京で遊びたいとかはありますか
 余裕が出来たらいきたいなと思います。

 ―秋に向けての意気込みを
 自分の結果をとりあえず置いておいて、チームのリーグ戦優勝というのに貢献できるように与えられた仕事をしっかりやっていきたいなと。チームが優勝することが一番なのでやっていきたいなと思っています。

(取材・編集 小島恭介、山田 豊) 

◆宇高 幸治(うだか・こうじ)
 1988年(昭63)4月5日生まれのA型。174センチ、75キロ。愛媛・今治西高出身。スポーツ科学部1年。内野手。右投右打。
昨季成績 試11 打11 安3 本0 点0 率.273
通算成績 試11 打11 安3 本0 点0 率.273






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