wasedasports.com

記事一覧


速報掲示板


お知らせ


定期購読



Click Here!





wasedasports.com >  野球十六人の志士に訊く > 第4回・田中幸長


 ▽記事一覧



 ▽速報掲示板



 ▽野球



 ▽ラグビー



 ▽陸上競技



 ▽サッカー



 ▽アメフト



 ▽スケート



 ▽卓球



 ▽その他の競技



 ▽特集



Click Here!




読者アンケート
お名前

メールアドレス

コメント




 十六人の志士に訊く・田中幸長 



 田中幸長インタビュー


 「十六人の志士に訊く」第4回はWASEDAの背番号「10」を背負う田中幸長(スポ4)。田中幸は春季リーグ戦では最後まで首位打者の座を争い、全日本大学選手権でもその勝負強い打撃でチームを日本一へと導く。主将として、4番としてチームを牽引(けんいん)し続けた春のシーズンだった。さらに日米大学選手権では初めてJAPANのユニフォームに袖を通し、日本の4番として敵地での初優勝にも貢献する。秋は幸長ワセダの集大成のシーズンでもあり、自身としても「上でやるため」にアピールするチャンスでもある。新時代を築きしワセダの大将はラストシーズンを黄金色に染めることができるのか。

試合直前に気合を入れる  ―夏のオープン戦はどうですか
 中盤は暑さもあって疲れていた感じがしていましたが、最近は上がってきていい感じですね。暑いのもだいぶなくなってリーグ戦に向けまとまってきていると思います。

 ―まだチームにまとまりが足りないかなという声もありますが
 春のオープン戦でもこの時期はまとまっていなかったので、今のチームはリーグ戦になるとガッとまとまるのでそれは心配ないと思います。

 ―あらためて全日本大学選手権を振り返るといかがですか
 楽しかったです。そんなに4番らしい働きはしていないですけど。

 ―どこからいけるなという手応えがありましたか
 最初(九州国際大戦)勝てれば雰囲気に慣れていけるかなと思っていたので。最初にあんな形であってもなんとか勝てて良かったです。

 ―1回戦で勢いづいた感じがしましたが
 最初の試合はみんな硬くて、緊張していた。最初に勝てたという経験は大きいですね。

 ―主将として33年ぶりの日本一を成し遂げたというのはどうですか
 よく周りから言われて、うれしいんですけれど。あまり実感ないんですよね。本当に。年とってから感じるのではないですかね(笑)。全然実感湧かないですね。

 ―でも優勝したときはかなり喜んでいた感じも受けましたが
 リーグ戦で優勝したときは「ヤッタ―!」となって嬉しかったんですが、全日本優勝したときは「あ、優勝したんか?」みたいな(笑)。

 ―話はさかのぼりますがリーグ戦はどうでしたか
 毎試合毎試合苦しかったです。全カードが9回になっても終盤になっても勝っていても一発打たれたらどうしようみたいな。すごいそういうのがありました。

主将としてチームを引っ張る  ―左翼の守備でファインプレーもありましたが
 それはたまたまです(笑)。

 ―日米大学野球選手権では初めて日の丸を背負いました
 正直、代表というのは選ばれたときはすごく嬉しかったし、選ばれたからには自分のも持っている力を精一杯だしたいなと。でもだからといって硬さはなくて楽しめればいいかなと。

 ―日米大学野球選手権はどうでしたか
 2年のときにロサンゼルスにキャンプに行ったとき以来ですが、楽しかったです。アメリカの土地にいるのが楽しかったです。

 ―アメリカチームはメジャーリーガーの卵たち
 向こうのチームはみな1、2年生でした。こっちが年上なのに向こうのほうが大人だと思ったし、パワーもスピードも違いましたね。

 ―日米大学野球選手権では主将ではなく副将でしたが気持ちは違いましたか
 全日本終わるまで(早大の)主将の立場でしたが、あっちでは副将といわれ、気合を入れずに楽にやれました。大会前に格下の大学チームに2連敗して、主将の小窪(青学大)がすごく苦しんでいたので、同じく副将の荒波(東海大)と部屋でミーティングしました。

 ―早大から5人が出場しましたが
 いつものワセダの雰囲気で入れて、変に自分を変える必要はなかったですね。球場でも、ホテルでも。

 ―全日本の4番に座ってみて
 自分でいいのかなと思いました。その時の自分のもっているパワーがないのがはっきりしていて、よく考えたら向こうは1番から9番まで本塁打打てる選手ばかりでしたのでパワー、遠くに飛ばす選手になりたいなと正直思いました。

 ―他大の選手とは仲良くなれた
 小窪や荒波や近大の森、荻野(関学大)とは仲良くなれました。4年生とは結構。特に荒波は同部屋でしたし。

 ―3勝2敗と敵地における初優勝はどうでしたか
 その優勝も自分的には実感がなくて。自分的には副将という立場でしたがアメリカに「勝つぞ」という気持ちでいなかったので。それよりも自分個人の力を試したいという程度の気持ちでいきました。なので実感が湧かなかったです。

JAPANの4番として活躍した打棒が秋の神宮で爆発する  ―でも優勝の貢献度は大きいですよね
 活躍もちょくちょくした程度なので(笑)。

 ―優勝したときのコメントで「寿司パワーですよ」と言っていましたが
 寿司パワーですね(笑)。久しぶりにご飯食っていい気になりました。アメリカではハンバーガーばかりだったので。 自分の持っている力を出せました。

 ―どんな寿司だったんですか
 アメリカにあるキュウリが中に入ったやつですね。てかあれは寿司なんですかね?(笑)。

 ―多分……。何か他に良かったことはありましたか
 毎日が楽しく、新鮮でした。今日はなにがあるんだろうって。試合やってから、新しく出来たJAPANの代表の仲間と話すだけで楽しかったです。

 ―滞在したノースカロライナ州のダーラムとカナポリスにはなにかありましたか
 なにもなかったですね。

 ―田中幸選手はメジャーリーグをよく見ますか
 松坂(現米大リーグ・レッドソックス)投手の試合を結構見ますね。結構放送しているので。

 ―誰か好きなメジャーリーガーはいますか
 レッドソックスの右バッターです。名前は分からないですが、すごいですね。

 ―4番のマニー・ラミレスですか
 それです。なんていうかあれは格が違うなと。

 ―以前憧れとおっしゃっていた宇和島東高の先輩である岩村選手もデビルレイズで活躍していますね
 (デビルレイズの試合は)あまり中継していないんで見れないですよ。でもすごいですね。打率残していますね。2割8分とかで。(8月30日現在)

 ―アメリカ遠征などのためかオフはやはりないですか
 全然ないですね。体はきついですけれど、やるしかないなという感じです。文句言っても仕方ないのでやります(笑)。練習しながら休んでいます。

 ―疲れはありませんか
 自分はいまのところは順調に来ていますね。

秋の目標を書いていただいた  ―それが静岡でのオール早慶2回戦の最優秀選手につながった
 あれはたまたまですけれども(笑)。それよりも名古屋で打てなかったのがショックでしたね。

 ―慶大の中林投手が好投しました
 中林良かったですね。

 ―ナゴヤドームでやれたのはどうでしたか
 お客さんもたくさん入ったのでやりがいは出たんですけれども、結果が出ませんでした。

 ―静岡での取材にときに、賞には縁がないとおっしゃっていましたが
 首位打者とかそういう賞に向いていないものだと。

 ―細山田(武史=スポ3)選手と首位打者を最後まで争った末、結局首位打者にはなれず。細山田選手は田中幸選手に謝ったらしいですが
 まあ、形だけは許しましたけれどね(笑)あいつは可愛いんで許せます。

 ―次こそは首位打者
 今度は首位打者はあまり目標にはしていないですね。本塁打というか結果を出したいですけれども、結果にはこだわらずに一打席一打席長打力にこだわっていきたいですね。目標というか課題にしていきたいですね。

 ―それは本塁打を狙うということ
 本塁打を狙うというのはないです。ボールを上から強くしばいて、強いライナーを打っていきたいです。

 ―秋は右方向を意識していると
 自分自身、上でやっていきたいので。上でやるには左方向には誰でも打てるので、そのアピールとして右方向にも打っていきたいかなと。

 ―慶大の佐藤翔選手がワセダの気になる選手として田中幸選手を挙げていましたが
 自分も、春は全然長打捨ててを意識していなかったのです。ですがあいつと同じ考えならば狙っていたし、この秋は体が万全なので慶応の佐藤とメイジの行田を意識していきたいですね。負けたくないです、同じ4番として。

 ―佐藤翔選手ら慶大選手とはオール早慶戦のあと、飲み会があって仲良くなったとか
 聞きました? そうですね、仲良いというかあいつなかなかおもしろいやつなので。面白かったのはあいつ練習してんのかよってくらい、飲んでばっかいるんじゃないかと(笑)。

 ―以前打ちたいといっていた加藤選手とアメリカ遠征では同じチームに
 日米でしゃべったりもしましたし、日米2回戦では雰囲気の悪さを吹き飛ばすピッチングをしたのであらためてすごいピッチャーだなと。

 ―リーグ戦に向けて手応えはありますか
 いつもの伏見でやっているプレーができれば勝てると思います。

直筆の色紙  ―昨季の開幕前との違いはありますか
 常に「心の隅にある日本一というのを忘れろ」と監督(応武篤良監督=昭56教卒)から言われているんですけれども、そういうのはみんなかすかに持っている。自信というか過信している部分もあるかもしれない。自信ならいいんですけれども、過信となると悪い方向にいって負けると思うので、そういう面をうまくやっていい雰囲気作れればいけると思います。

 ―主将として迎える2シーズン目。春との違いはありますか
 自分が主将になってまず最初に考えたのが自分の代で優勝しなければいけないということ。とりあえず春優勝できたことはちょっとほっとしていますけれど。変わったことはそれくらいですね。あまりないです。

 ―早大の主将として報道陣からコメントを求められることも多いですが
 あまり気にしないです。取材されるのは嫌いじゃないですし(笑)。

 ―秋はワセダでのラストシーズンとなりますが
 早かったなと。1年秋から出してもらいまして、ここまできて。最後は優勝したいな、と思います。

 ―昨年の明治神宮大会リベンジもあります
 とりあえずはリーグ戦ですね。

 ―4年生は仲良いですよね
 はい、いいですね。

 ―この前、大人数でどこかへ出かけているのを見ましたがプライベートでも仲が良さそうですね
 それは宮本(賢=平19スポ卒、現プロ野球・日本ハム)さんと飯食ったときですかね。一個上の先輩が飯おごってくれるというので、細山田や松本(啓二朗=スポ3)とかも。去年卒業の先輩10人くらい、自分たちも10人くらいの大人数で。宮本さんにもいろいろ言われたりして。

 ―宮本さんはなにかおっしゃっていました
 「斎藤(佑樹=教1)、斎藤ってお前らに陽はあたらないかもしれないけれど、俺は何か聞かれたときにはおまえとか國府(潤士学生コーチ=教4)がよくやっていると答えるようにしている」と言われました。「早スポにはそういう風に載っていたらしいけど」って。「他の新聞にはそんなコメントは絶対載らないけれど、俺はお前らを評価しているから頑張れ」と。

 ―他にはなにかアドバイスは
 他にもいろんな人にいただきました。それで「ワセダは熱い」ということをいわれました。気持ちが熱いなと。ある先輩は社会に出たらあんな熱いやつらは一人もおらんって。ワセダにいたころはみんな尊敬できたけど、俺なんか社会に出たら尊敬できるやつは一人もおらんっていわれました(笑)。一般就職された方ですけど。

 ―それではそのワセダで迎えるラストシーズンにむけて意気込みを
 個人的にもチーム的にも最高の形で終えて、後輩につなげてもらいたいです。

(取材・編集 山田 豊)


◆田中幸長(たなか・ゆきなが)
 1986年(昭61)2月1日生まれのA型。178センチ、82キロ。愛媛・宇和島東高出身。スポーツ科学部4年。外野手、右投右打。
昨季成績 試11 打41  安16 本0 点12 率.390
通算成績 試70 打227 安67 本7 点48 率.295







wasedasports.comに掲載の記事・写真・カット等の転載を禁じます。
すべての著作権は早稲田スポーツ新聞会に帰属します。
なお学校長期休暇中のお問い合わせには応じられませんのでご了承をお願いします。
(c)2001-2008,waseda sports press