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wasedasports.com >  野球十六人の志士に訊く > 第8回・原寛信


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 十六人の志士に訊く・原寛信 



 原寛信インタビュー


 昨季、入学早々に強打の早大打線の一翼を担った原寛信(文1)。その目覚ましい活躍は、まだ記憶に新しいところだろう。さらなる飛躍への足がかりとしたい今季。周囲からの期待、他校からのマークといった様々な重圧とも戦う現在の心境をうかがった。

マークが厳しくなるはずの秋も爆発の予感  ―春のシーズンを振り返っていかがですか
 正直試合に出られるとは思っていなかったので。結果を出せて少しでも優勝に貢献できて良かったです。春は本当に出来過ぎでしたね。試合に出してもらえるだけで幸せでしたから。

 ―春季リーグ、全日本大学選手権を通して残した成績を、どうとらえていますか
 リーグ戦で11打点も挙げられたのは良かったです。でも自分がこれだけ結果を出せたのも、前を打つ田中(幸長=スポ4)さんや小野塚(誠=社4)さんが塁に出てくださったおかげだと思っています。だから自分がどうしても打たないと、という責任は痛感していましたね。

 ―自信にはなりましたか
 自信というよりも、むしろプレッシャーを感じます。やはり監督(応武篤良監督=昭56教卒)にも期待していただいているので。春は自分の本当の実力がどうこうというより、相手投手が自分のことをまったく知らなかったということが大きかったと思いますね。苦手なコースを集中的に攻められることもなくて、好きな球を打てていましたから。だから最初のシーズンは、今後の参考にはなりません。秋はもちろん警戒されると思いますけど、そこで打ってこそ本当の力だと考えています。

 ―木製バットの対応はもう大丈夫ですか
 はい、もう金属バットなんかより、木製のほうがしっくりきます。

一塁の定位置獲得を狙う  ―夏場の練習で重点的に取り組んでいることは
 バッティングです。自分はオープン戦でもほとんどDHでの出場なので、人より多く実践的なバッティング練習ができていると思います。

 ―オープン戦での調子も良いようです
 ホームラン2本打ったんですけど、決してチャンスで思い通りに打てているわけではないので。春のオープン戦はまだ入部したばかりで、かなり気楽に打席に立てたんですけど、今は全然違いますね。期待されている分、しっかりそれに応えなければと思っています。

 ―ファーストの固定レギュラーへの思いはありますか
 春は泉(尚徳=スポ3)さんと2人でファーストを守ったんですけど、できればずっと出ていたいです。でも監督が、左投手には右打者とか、そういう相性を重視する方なので。自分は左投手の時には確実に打てるようにしていきたいです。

 ―新人戦では三塁も守りましたが、一塁以外のポジションの練習はしていますか
 監督は自分をサードで使いたいそうですけど、守りで神経使ってバッティングに影響しそうで。今はファーストに専念していきたいですけど、いずれ外野とかにも挑戦したいですね。

秋の東大2回戦で早くも1号本塁打を放った  ―秋はどのくらいの成績を残したいですか
 自分は打率は期待されていないと思うので、とにかくチャンスで打つということですね。具体的には10打点を目標にしたいです。上級生の代わりに試合に出していただいている以上、これくらいの数字は残さないといけないと思います。

 ―本塁打の方は
 まあ、それは結果としてホームランが出ればうれしいです。できれば打ちたいですね。

 ―他大のマークをはね返す自信はありますか
 苦手なコースを克服できれば、相手はだいたい1度は対戦したことがある人が多いので大丈夫だと思います。相手に合わせるのではなくて、自分本位のバッティングさえできれば、結果はついてくると信じています。

 ―話は変わりますが、来年2年生ということで、文学部のコース進級は考えていますか
 いろいろと考えたんですけど、文学部の先輩方にアドバイスとかももらって、今は日本文学のコースに進もうかと思っています。

 ―日本文学ということは、国語は得意なんですか
 昔から国語は好きで、特に古文・漢文は得意でしたね。

秋の目標は10打点  ―前期試験も終わって、成績の方は大丈夫そうですか
 土曜日に英語と中国語の授業が自動的に組み込まれているんですよ。試合があるから当然あまり出られなくて、最初のうちは全然ついていけなかったですね。リーグ戦が終わって6月から勉強の方にもようやく集中できるようになったので、まあ単位は大丈夫だと思うんですけど。

 ―では野球と学業の両立はなんとかうまくいったと
 1つだけ…土曜の英語が危なかったですね。

 ―英語というと、EGC(English for General Communication)の授業ですか。あれは曲者ですよね(笑)
 はい。先生が今年から来た外国人の先生で、全然相手にしてくれなかったんですよ。公欠の制度とかもまったく理解してくれなくて。連続して授業に行けない時があって、とうとう「お前はクビ、留年」とか言われてしまって…あの時はさすがにまずいと思いましたね。別の日に学校でその先生に会っていただいて事情を話して、なんとか別の課題をやらせてもらえるようになったんですよ。先生は日本語よくわからないみたいで本当に大変だったんですけどね。

 ―語学のクラスの人たちとは交流はあったんですか
 最初のうちはかなり浮いていました。やっぱり一人だけ学ラン着て教室に入っていくわけですから。でもだんだん野球部の試合に出ている人とか、周りが気づいてくれるようになったので、今は溶け込んでいます。結構話しかけてくれるんで、うれしいです。

目標を書いてもらった色紙  ―普段の学校での生活で、どこかに昼ごはんを食べにいくとか、ありますか
 あんまり外には行かないですね。自分は結構斎藤(佑樹=教1)と一緒に学校に行くんですけど、学ランですし、なにぶん目立つので。だから戸山キャンパスにこもっています。お昼は文カフェで済ますことが多いです。早稲田には安くておいしい店が多いので行ってみたいですね。

 ―練習がない期間は、どう過ごしているんですか
 自宅に帰ることも多いです。家が拝島の方なので、東伏見からは近いですから。地元の友達も応援してくれていて、よく会いますね。




(取材・編集 岡野宏美、千田幸平) 

◆原 寛信(はら・ひろのぶ)
 1988年(昭63)6月20日生まれのA型。184センチ、84キロ。神奈川・桐蔭学園高出身。文学部1年。一塁手。右投右打。
昨季成績 試8 打18 安6 本2 点11 率.333
通算成績 試8 打18 安6 本2 点11 率.333






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