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 大前佑輔インタビュー  



 #18

 #18。藤井秀悟(平12人卒=現プロ野球・ヤクルト)、和田毅(平15人卒=現プロ野球・ソフトバンク)ら、ワセダ史上に残る左腕が担った偉大なナンバー。入学時から大前佑輔(スポ2)は「18」を誇りとプレッシャーとともに背負っている。勝負をかける2年目のシーズンに挑む伝説の継承者とは?

 〜入部から早一年〜

 ―高校と大学の違いは実感していますか
 高校に比べて大学ではバッターのレベルが高いです。高校では低めの変化球を打ってくれたバッターでも、大学では振ってくれないというような違いがありますね。

大前は「みんなのために」その力を発揮してくれるはずだ  ―数少ないサウスポーですが、持ち味は
 ストレートと変化球のコンビネーションが自分の持ち味だと思っているので、うまくバッターをかわしていけるように、それを生かしていきたいですね。

 ―新チームの雰囲気はいかがですか
 チームは、元気があって、リーグ戦に向けてテンション高くやっていますね。

 ―昨年の4年生から得たものは
 宮本さん、大谷さん(平19スポ卒=現トヨタ自動車)という二本柱がいたので、どういうピッチングをすればいいのかとか、練習ではこうすればいいなど、全ての面で色々と教えていただきました。


 〜悔しい一年間を経て〜

大前の大きな体から繰り出される大きく曲がるカーブはまさに一級品だ  ―ケガはもう大丈夫ですか
 まだ完治はしていないですけど、ある程度はもう大丈夫ですね。

 ―春に登板するなど、昨シーズンを振り返っていかがですか
 昨シーズン、春には初めてリーグ戦で投げることができていい経験になったのですが、早慶戦で慶應にサヨナラ負けをくらって悔しかったし、夏にケガをしてしまい、秋には一度も投げることができなかったので、悔しい一年でした。

 ―オープン戦では様々な場面で使われていますが、それは期待の裏返しだと思いますか
 やっぱりどんな場面でも抑えられるピッチャーがいいピッチャーだと思っているので、どんな場面でも使ってもらえるようになりたいです。

 ―オープン戦で実際に投げてみて、何かつかめたことは
 ストライクがなかなか入らず、ボールが多いので、コントロールの大事さを改めて感じることができました。

 ―沖縄キャンプではどんなことを中心に取り組みましたか
 肩を痛めていて、投げ始めたのは2月頃からなのですが、それまで半年間ほぼ投げていない状態でした。沖縄はとても暖かくて、投げるにはいい環境でした。だからどんどん投げていこうと意識して取り組んできました。

 〜再び立つ神宮のマウンド〜

 ―背番号「18」のプライドみたいなものは感じますか
 「18」という意味のある背番号なので、重みはやはり感じています。色々な先輩方がつけてきた背番号で、それを汚すわけにはいかないというプレッシャーが一番ありますね。

偉大な先輩がともに歩んだ「18」を背負う大前  ―どういう場面で使われたいですか
 そんな贅沢はいってられないですが(笑)左投げということもあるので、左バッターのときのワンポイントリリーフでも使われるようになりたいです。目標だと、先発で出たいという気持ちはありますが、今の自分の状態を見ると厳しい面もあるので、まずはそういういう場面で抑えていけたらと思います。

 ―先発になにかこだわりは
 先発の役目は、試合の流れをつくるということが一番の仕事だと思っているので、その流れを意識してやっています。

 ―手本とする投手は
 プロ野球だと、横浜ベイスターズの工藤投手です。スピードというより、コントロール力が問われるカーブを40歳すぎても投げられるのはすごいと思うので。理想ですね。

 ―チーム内でライバルは
 今のところ特に意識してライバル視している選手はいませんが、いいピッチャーばかりなので、負けないようにしたいという気持ちはあります。やはり同級生にも負けたくないですし。

 ―有望な一年生も入部し、世間では騒がれていますが
 期待もかかってきますが、それが逆にいいことだとも思いますね。

 ―他大で意識している選手は
 六大学では特にいないですが、六大学以外だと、高校のとき同じ野球部だった先輩(=坪井俊樹)が、今筑波大学で左のエースとして活躍しているので、その先輩を意識しています。

 ―調子はどうですか
 良くないです。

 ―課題はありますか
 ピッチングのフォームを直していくことが今の課題だと思っています。

「みんなのために」と、チームへの思いを書いてくれたボール  ―リーグ戦への意気込みを
 自分がチームに貢献して、チームが優勝できればそれに越したことはないので、個人的な意気込みではやはり、「今年こそチームに貢献したい」ということを思っています。

 昨年は、即戦力の大型左腕入学とあって多くの脚光を浴びた大前。だが、ケガに泣かされ、チームに貢献することが出来なかった。今年は宮本、山本一徳(平19人卒=現プロ野球・日本ハム)の左投手が抜け、早大の数少ないサウスポーとして、大きな期待がかけられる。センバツ大会で1試合17奪三振を奪ったドクターKは、果たして今年神宮でいくつの「K」の文字を積み重ねるのであろうか。


(取材・編集 峰村晴香、山田豊)

◆大前 佑輔(おおまえ・ゆうすけ)
 1988年(昭和63年)2月4日生まれのB型。兵庫・社高出身。投手、左投げ左打ち。スポーツ科学部2年。大きく曲がるカーブは大前の大きな武器。それにストレートとチェンジアップと緩急つけたピッチングで打者のタイミングをことごとく外していく。今季は何人の打者に空を切らせるのか注目だ。
昨季成績 試合出場なし
通算成績 試2 勝0 負1 回3 責1 率3.00





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