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wasedasports.com >  東伏見発 神宮への切符 >  第3回・*一塁手*大西×泉


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 第3回・一塁手 大西玲治×泉尚徳



 ―武内の穴とは言わせない。左の大砲大西、新戦力の泉。―

 「東伏見発 神宮への切符」第3回は、昨年の主将であり、4年間不動の一塁手であった武内晋一(平18人卒)の卒業したあとを継ぐ、一塁手をめぐる争い、大西玲治(政経4)と泉尚徳(スポ2)をご紹介。武内にあこがれる左打者の二人。二人はそれぞれ独特の激励の声を投手に投げかけつづける。一進一退の一塁手争いを追う。

大西の打撃力は頼りになる  ―オープン戦もあと3試合ですがお二人の今の調子は
 大西:守備のほうが少し不安があるんで、その分バッティングをしっかりしないとっていう部分があって。で、そのバッティングが今まぁまぁいい状態なんで。それでまぁまぁもってるようなかんじですね。
 泉:今年からベンチに入ったので、最初は緊張して体も動かなかったんですけど、試合の経験を積んでくと少し慣れてきて体も動くようになってきたんですけど、まだまだ自分の力は出せてないと思うんで。今日もミスが出たので、できるだけ自分はミスを無くして、リーグ戦では絶好調で臨みたいです。

 ―今のチームの雰囲気は
 大西:あと1週間で開幕ってことで、チームとしてのやらなきゃいけないっていう気持ちはあると思うんですけど、今は少しから回りしてるかな、っていうのを少し感じます。
 泉:もともと個人個人はすごい実力あるんで、チーム一丸となって戦えば六大のなかでもトップクラスのチームだと思うので、あとはそのまとまりだけだと思います。

 ―普段お二人はお話はされるんですか
 大西:そうですね、同じ守備位置になってからは結構話すようになりました。

 ―お互いここがすごいっていう点は
 泉:バッティングはもう勝てないですね。それでもやっぱり学生コーチからは大西さんに負けないくらいの気持ちで、抜いてやるぐらいの気持ちでやってるので、その気持ちは無くさないように頑張ってます。
 大西:左利きってとこですかね。(笑)あと、バッティングにして右ピッチャー左ピッチャー関係なくすごく積極性っていう部分で自分が見習わないといけないなと。

 ―それではこれだけは負けられないっていう点は
 大西:自分はバッティングですね、やっぱり。ずっとそれで生きてきたんで。そこだけは泉だけでなく、他のメンバーにも負けたくないっていうのはあります。
 泉:元気を出すことですね。下級生なんで声だすことは基本なんで、先輩を盛り上げるくらいの気持ちで。それは誰にも負けたくないです。

 ―他のポジションを守ることもあると思いますが、一塁へのこだわりは
 大西:こだわりってのは無いんですけど。一塁を守らせてもらってるってことで、ショートバウンドが来たときも、それをしっかりすくって、他の野手や投手を助けられるようなそういうファーストでいたいと思います。
 泉:去年武内晋一さんっていう偉大な人の後ろで、同じ左利きで、ファーストやらせてもらって。グローブも今晋一さんからもらったグローブを使っているんで。すごい晋一さんを越えることは無理かもしれないですけど、できるだけ近づけるぐらいの守備をしたいと思ってます。けど、こだわりってのはないです。外野も守れるぞっていうところを見せたいので、使ってくれるならどこでもってかんじですね。

 ―いつからファーストをやられているんですか
 大西:もともと内野手なんですけど。サードとかショートを守ってて、でまぁ守備がヘタってことで(笑)、まぁそれでスローイングの少ないファーストを守ることもあったんですけど。いろいろ守ったんで、いつからってのは特に無いですね。
 泉:大学入った時は外野だったんですけど、高校2年生のときにファーストを少しやったぐらいなんで。それで、武内晋一さんのプレーを見て、背中を見ながらやりたいっていう気持ちもあって、自分から学生コーチに「ファーストやらせてください」って言いまして。…晋一さんのグローブをもらいたいな、っていう気持ちもあったんですけど。(笑)時期的には1年の夏ぐらいからですね。

泉は元気な声でチームを鼓舞する  ―お二人ともかなり又が柔らかいですよね?大開脚といいますか
 大西:いや、自分は固いですよ。もう体伸ばすのはいっぱいいっぱいですね。
 泉:僕も股関節は固いですね。

 ―そうですか。お二人ともすごい守備を見せますが
 大西:他の野手のカバーをするってことで、必死に伸びるだけ伸びようと。
 泉:体の柔らかさと動きの柔らかさは多分違うと思うんで。大西さんとかは動きの柔らかさがあると思います。

 ―ショートバウンドを捌くのは得意ですか
 大西:そうですね、苦手ではないですね。どんな打球でも取ろうと練習してるんで。そこは譲れないです!
 泉:ショートバウンドをとることによって、チームも盛り上がったり、自分も良いプレーをしたんだって気持ちになれるんで、来いとは言わないですけど、取った時は「しめた」っていううれしい気持ちになりますね。

 ―お二人とも副将の北崎さんに負けないぐらい声を出していますが、意識は強いですか
 大西:守備の負担が少ない分、周りの野手とか、特にピッチャー・キャッチャーには周りが見えなくなるっていうことがバッテリーにはあると思うので、そういうのを少しでも和らげてもらうために自分から声をかけて、少しでも楽に打たせて、自分達がアウトにできたらなってことで。声は少しでもかけるように最初からやってますね。
 泉:自分もピッチャーやったことあるんで、声かけられることがどれだけ助かるかってのはわかるんで、ファースト・サードはピッチャーに近い方なんで、声は極力かけるようにしてます。先輩ってのもありますけどそんなの関係なしに自分は声かけるつもりです。

 ―三塁手の北崎さんも一塁を守ることがありますが、争っているという意識は
 大西:こうなってきたら全員がライバル。100何十人いる全員で争うっていう、そういうところで全員で勝とうって言ってるんだと思うんで、泉だけじゃなく北崎だけじゃなく、周りに勝てるようにしたいと思います。
 泉:同じですね。北崎さんもファースト回れっていわれると危機感を感じるんで、それに負けずにファーストのままでいられるかっていう挑戦です。

 ―他に意識する人はいますか?
 大西:そうすね…ん〜…、やっぱり自分は泉が。
 泉:自分も上にいるのは大西さん、北崎さんがバッティングいいので(その二人が)。

 ―昨年を振り返っていかがですか
 大西:秋のリーグ戦でレフトで何試合かスタメンで出させてもらって、やっぱりスタメンで出ることで100何十人のなかの9人ってことでプレッシャーもありますしやりがいってのもあって。そういう気持ちがあるから練習もしないといけないし、今年も出してもらえるんだったらしっかりそういう気持ちを持ってでないとっていう使命感みたいなのはありますね。
 泉:自分は浪人して入ってきたんで、1年間野球をやってない時期があったんですけど、それでもその(去年の)1年間で、去年はリーグ戦のメンバーとかにも入ってなかったんですけど、メンバーにも寮にも入ることにもできて、うれしい気持ちもあるんですけど、それで終わりじゃないんで。それを自信につなげてもっともっと上を目指して頑張っていきたいです。

 ―浪人中に特別なトレーニングは
 泉:極力球に触るようにはしてたんですけど。あと、ムシャクシャするときあるんですけど、勉強してると。そういう時はスポーツしたり走ったりしてましたね。

 ―浪人中はワセダを目指してたんですか
 泉:そうですね。合格した時は泣きそうでしたね。

 ―大西選手は推薦ですよね?
 大西:指定校(推薦)です。

 ―ワセダを選んだ理由とかはあるんですか
 大西:自分は四国で、関西が近くて関西(の大学)に行こうって高校時代にずっと思ってたんですけど、たまたま高校の監督に「早稲田・慶応なんてのはどうだ」って言われて、自分は最初はあんまノリ気じゃなかったんですけど、たまたまその言われた時期に春の早慶戦をやっていて、それをテレビで見て、鳥谷さんとか和田さんとかプレーしている姿を見て、こんなにスゴいグラウンドですごい応援のなかで野球が出来るのはすごいなと思って。自分もここでやりたいなっていうのが最初ですかね。

一塁手・武内の信頼感は抜群だった  ―ずっと一塁手を務めていた武内さんから教わったことは
 大西:やっぱりキャプテンだったってこともあるんですけど、しっかり声を出してチームを引っ張ってってところですね。技術的な面ではゴロをとる姿勢だとかショートバウンドのとり方だとか、細かいところまで教えてもらいました。
 泉:技術的な面ではグローブを下からっていうのと、動き全体がやわらかいんですよ。晋一さんは。力を入れたら良いプレーはできないっていうのを晋一さんを見て思いました。

 ―理想の選手はどんな人ですか
 大西:やっぱり晋一さんですね。4年間ノーエラーっていうすごい記録があるんで。4年間もエラーせずに自分はいられるかな、って考えたら、ちょっと厳しいかなと思うんで。(笑)そういうところで、あの人はスゴかったなと今実感してますね。
 泉:同じく。

 ―アメリカキャンプはいかがでしたか
 泉:自分は行ってないです。
 大西:アメリカの選手は体が大きくて、パワーだけのような野球をすると思ってたんですけど、それだけじゃなくてバントだとか低めのボールの見極めだったり、自分達が想像してなかった細かい部分で意識が高いなとすごく感じて。そういうのを自分達にも取り入れられるだろ、と。アメリカに来たからには自分達にできることをしっかり学んで、行ってないメンバーにもしっかり伝えていこうと。1球に対する集中力だったり、1打席も無駄にしない精神力だったり、そういう野球に対する意識の高さを感じました。

 ―宮本選手が言っていたのですが、東伏見ではそうとう基礎を鍛えたようですが
 泉:正直アメリカ遠征(のメンバー)にギリギリで入れるかなと思ってたので、ショックはでかかったです。それでもそこでもうやる気をなくしたらダメだと思うので、オフの日にでも、普段練習はあんまり好きじゃないんですけど(笑)、グラウンドに来て、今頃アメリカでやってるんだなって(思って)。アメリカでは練習時間が限られていて練習時間はこっちのほうが多かったと思うので、少しでも練習して、アメリカ遠征のメンバーに負けないぐらいのプレーヤーになりたいと思って。その時期はやっぱり必死にやりましたね。

 ―その成果が今出てると思いますか
 泉:そうですね、あそこで頑張れたからっていうのがありますね。

 ―監督も一塁の争いはキーになるといっていましたがそういう意識はありますか
 大西:自分達がどちらか、…まぁ自分が出たいですけど、守りの要っていうんですかね、送球取ったり周りに声かけたり。そういう部分で去年の晋一さんみたいに引っ張っていけるような選手になることが第一だと思うので、チームの中でもカギになってくのかな、ってのは感じますね。
 泉:このままいけば、確実に大西さんがレギュラーなんですが、練習試合とかで自分がすごい出してもらったりしてチャンスをもらっているんで、スキあらば大西さんに負けないくらいの気持ちで。大西さんを抜くぞってくらいの気持ちでがんばりたいですね。(笑)(隣の大西選手を見ながら)

 ★最後に、両選手にこの言葉を心に今年を頑張るという言葉を書いていただきました。その言葉とは…?

何を書くか5分ほど迷うも、しっかり決めてくれた『夢叶うまで挑戦』 字ヘタなんですよと言いつつも達筆で残してくれた『謙虚さと自信』  

           大西選手『夢叶うまで挑戦』、泉選手『謙虚さと自信』でした!

(取材・編集 伊藤奈緒美、牧野賢志) 
大西 玲治
香川・観音寺一高出身。一塁手、右投げ左打ち、政治経済科学部4年
昨季成績 試27 打23 安8 本0 点4 率.348
通算成績 試27 打39 安11 本0 点9 率.282

泉 尚徳
東京・国士舘高出身。一塁手、左投げ左打ち、スポーツ科学部2年
昨季成績 出場なし
通算成績 出場なし







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