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wasedasports.com >  東伏見発 神宮への切符 >  第2回・*捕手*笹沢×細山田


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 第2回・捕手 笹沢学×細山田武史



 ―「6」を巡る争い。先輩笹沢に、細山田が挑む―

 「東伏見発 神宮への切符」第2回は、山岡剛(平18社卒)という信頼感溢れる捕手がいた穴を競い合う、笹沢学(スポ4)と細山田武史(スポ2)をご紹介。ともにリーグ戦の出場経験こそないものの、その分を補うようにオープン戦にそろって出場している。2年離れた先輩と後輩が、ワセダの扇の要である、背番号「6」を狙う。

笑顔で語るふたり  ―新チームになってチームの雰囲気はいかがでしょうか
 笹沢:そうですね…良いのか悪いのか、ちょっとわからないですね。今の状態では。良かったり、悪かったり、何とも言えないですね。
 細山田:昨年と比べたら宮本さんがキャプテンとピッチャーを兼任してまとめようまとめようとしてて、それに他の4年生がついて行くって感じが見えるんですけど、それがまあ今は空回りしているかなって。雰囲気としては悪くはないって感じではあるんですけど。

 ―笹沢選手はピッチャーである宮本選手がキャプテンになったことについてはどうお考えですか
 笹沢:一番適していると思うんですけど、やっぱりピッチャーというポジションなんで荷が重いというか。助けてあげたいっていう部分もあるんですけど、それが出来てないっていうのが現状で、それが自分自身もどかしくて。イライラしている部分もありますね。

 ―出来ていないというのは具体的には?
 笹沢:具体的には、キャッチャーというポジションは、監督さんに言われるんですけど、活躍すればピッチャーのおかげで、打たれればキャッチャーのせいっていう風にいつも言われてて。それがいつもピッチャーはしっかり投げてるんですけどキャッチャーはそれが出来ていないって言うのがあって。キャッチャーがしっかりしないと、ダメだと思うんで、その辺がもどかしいというか。うまくいけばいいんですけど、なかなかうまくいかないですね。強いチームにあたると。

 ―昨年のチームと新チームでの一番の違いは何でしょうか
 細山田:昨年は武内晋一さん、山岡さん、梁井さんっていう各ポジションごとに絶対的存在っていうのがいたのが大きかったですね。実際試合に出ていた武内さん、山岡さんの4年生2人が抜けちゃったってことで、チームの士気が下がってしまうっていうことで。けっこうその3人の存在が大きかったですね。
笹沢:そうだな〜。

 ―同じキャッチャーとして、山岡さんが抜けたことで精神面では何か変わりましたか
 笹沢:そこまでは(変わらないですね)。
 細山田:はい。

 ―昨シーズン終了後は特にどんな点を強化してきましたか
 笹沢:どこですかね〜。
 細山田:全部。
 笹沢:全部?じゃ、全部で。まあ全体的にまんべんなく強化したつもりなんですけど。

 ―アメリカでのキャンプはいかがでしたか
 笹沢:自分は行ってないんですよ。
 細山田:あ、自分っすね。アメリカは…スゲ!環境がすごくて。グラウンド状態とか、プロの選手が使いそうなグラウンドがほとんどだったんで。

 ―オープン戦も残り3試合となりましたが仕上がりは順調でしょうか
 笹沢:やってみなくちゃ分からないって感じですね。正直な話。これといった自信はまだ正直なところないです。
 細山田:僕は仕上がりっていうか、これからリーグ戦入ってピッチャーの人達も状態とか良くなってくると思うんで、それをいかに引き出すかが自分はカギだと思っていますね。バッテリー中心の守りと。攻撃はそんなポンポン点が取れるもんじゃないし。守り大事っすね。法政とかもピッチャーいいんで。平野とか。バッティングもいいし。そこを抑えたら。打線を。核を。

 ―キャッチャーとしてのアピールポイントはどこでしょうか
 笹沢:キャッチャーっていうポジションは、監督にも言われているんですけど、目立っちゃいけないっていう風に言われてて。僕ら性格的にけっこう似ている部分があって、やっぱりガンガン行くタイプなんですけど、その長所をあまり出せていないっていうのが正直なところで。こいつにしても、入ってきた頃なんかもっとガンガンやってたのに、そういう良いところが失われてたり。自分にしても打たれてしまうと悩んだり、良いピッチングをさせてあげたいって思えば思うほど、歯車が噛み合わないっていうか。現実を見なければいけないんで、こういう取材とかは自信を持って言いたいんですけど、でもやっぱりそういうのはいけないと思うんで、しっかりとこういう風に現実を見つめて、練習していって、臨みたいですね。
 細山田:僕はやっぱ、マスクを取ったときの笑顔ですね(笑)プレーは見てくれる人が評価してくれるんで。やっぱ自信持ってやらなきゃいけないんで、プレーには自信持って。あとはやっぱり笑顔が大事かなと。暗くなっちゃいけないんで。
 笹沢:笑顔やってるか、お前?
 細山田:オープン戦ではムリです…リーグ戦入ってからで(笑)。

最終学年に賭ける笹沢  ―お互いをライバル視はしていますか?
 笹沢:いや〜2コも離れてるんでね。
 細山田:自分はガンガンしてます!
 笹沢:ハハ(笑)
 細山田:離れてる分してます!しなきゃいけないと思うし。
 笹沢:2コも離れてると、自分はどっちかっていうとこいつの良いところっていうのは認めてる部分いっぱいあるんで。それをもっとやった方がいいのになっていう風に思ったり。そういう部分は多々あるんですけど。

 ―それではお互いの良いところというのはどこでしょうか
 笹沢:こいつにしたら元気もあるし、本当に良いときは野性的な動きをするんですよ。「あー!」とか大きな声出したり。そういうのがある時はいいんですね。元気も出て。でもやっぱり自分が怒られて、こいつが代わりに出てってなると、やりにくいじゃないですかそういうのって。自分がもっとガンガンうまくやってれば、こいつももっとのびのびやれると思うんですね。こう、ライバル心向けてきて。だからやっぱり自分がもっと頑張れば、こいつももっと頑張ると思うんで。自分がカギですね。
 細山田:キーマンですね!
 笹沢:そうそう(笑)
 細山田:笹沢さんは信頼があるんじゃないですかね、ピッチャーの。けっこうそういうのを感じますね。自分にはそういうのが足りないんで、信頼とか、信用とか。あと技術的な事だと、止めるのがうまいっすね、ストップ。そういう風にプレーから信頼を得るっていうか。毎日の話とか。そういうところは見習っていきたいですね。

 ―逆に相手にここだけは負けないというところは
 笹沢:負けないところですか〜、こいつ体力ありますからね。負けないっていうと身長ぐらいじゃないですかね(笑)
 細山田:一生勝てないじゃないですか!ずるくないですか、それは(笑)
 笹沢:身長は負けねえよ、まだ伸びてるんだから。あとは…ないな。総合的に言ったらこいつの方が上っすよ。
 細山田:いや、そんなことないっすけどね(笑)でも自分は全部負ける気がしないですけど、逆に。やっぱなんか、気持ちだけですけど、気持ちは持ってた方がいいんで。そういう気持ちがないと自分がどんどん負けていきそうなんで。押されていきそうっすね。だから、気持ちだけは。

 ―お二人以外にも佐伯選手や渭原選手と言ったキャッチャーがいらっしゃいますが彼らを意識することはありますか
 笹沢:自分が下の時はやっぱそういうのあったんですけど、上の人に。まあ学年も一緒ですし、一致団結しているチームなんでライバル心ってのは無いんですけど、他校では、良いキャッチャーとかプロ注目のキャッチャーとかになると、負けられないなっていうのはありますけど。
 細山田:ライバルっていうか、心の先輩って感じですね。自分は良く話しかけてもらったり、頼りにしてますね。

 ―リード面ではどういった点に気を付けていますか
 笹沢:バッターを見てリードをしようって心掛けているんですけど、なかなかその余裕がなくて。取ったらすぐピッチャーに返しちゃうんで。バーンと取ってピュッと見て、どういう風に動いてるのかなって言うのをいつも心掛けているんですけど、なかなかできないですね。それさえ出来ればリード出来ると思ってるんですけどね。そこがカギですね。なかなか見れないんですよ。良いか悪いかはそこを見て欲しいですね。間があるかどうか。
 細山田:ピッチャーのその日一番良い球を中心に考えてやる場合と、バッターの打てないところ。実際リーグ戦になったらデータで出るんで、まあ自分で見て。そこが打てないから、そこをどんどんついていく。弱点を攻めるっていうのとピッチャーを中心にやるっていう、2つですね。あとは笹沢さんが言ったように、バッターを見て。自分もパパって投げちゃうんで。あとはできるだけ監督に怒られたくないんで、聞きながら。気にしちゃうと見ちゃうんで。見るときは悪いですね。
 笹沢:お前チラチラ見るよな。
 細山田:気にしちゃうんですよ。昔からなんですよね。そういうのが良くないのかなと思って。一球一球見ちゃうから、それでピッチャーのリズム崩しちゃったりっていうのが生まれてきちゃったりするんで。
 笹沢:監督見るときはピンチの時だけだよ。それとあと自分が困った時。あとは監督は見ない。
 細山田:最終手段ですか。
 笹沢:そうだよ。

 ―宮本選手、大谷選手、井上選手、それぞれ気に掛けていることはありますか
 笹沢:宮本はあいつの配球ってあるんですよ。それで実際3年の春に結果出してるんで。あとは調子が上がってくれば大丈夫ですね。大谷も配球があってなかなかキャッチャーと合わないっていうことがあるんで、それをいかに合わせて、彼の投げたい球を投げられるように。井上はアホなんで。とりあえず腕だけ回して、低めに投げろっていう風にすれば。(笑)
 細山田:僕もそうですね。まあ井上さんに関してはなんとも言えないですけど(笑)

 ―お互いに私生活やプレーにおいて相手の印象は
 笹沢:あんまりないですね。
 細山田:練習中の事ですね。自分の練習を空いている時間を利用して上手くやっているんで。時間の使い方が上手いっていうか。今後見習っていければいいな、と。私生活は分かんないですね。
 笹沢:分かんないよね。別々ですもん。2コも離れてるんで。
 細山田:2コも離れてますよね。
 笹沢:まだ19?
 細山田:もうすぐ二十歳っすね。
 笹沢:自分もう22なんすよ。
 細山田:そうだ!早いんすよね!
 笹沢:う、4月2日。今3つ離れてるからね。
 細山田:もうお兄ちゃんじゃないですか(笑)

 ―観客にこんなプレーを見て欲しいっていうのはありますか
 笹沢:とりあえずキャッチャーは見ないで欲しいですね。ピッチャーと打撃ですね。キャッチャーが活躍したらダメなんで。
 細山田:僕はもう全部見て下さい。特と御覧あれって感じですね(笑)けっこう感情の変化が激しいんで、そこらへんが多分楽しいと思います。ヘコんでるなとかすぐ分かると思うんで。そういうのはちょっとダメですね

強肩が武器の細山田  ―以前應武監督にインタビューしたときに「今季のチームのカギはキャッチャー」とおしゃっていましたが
 細山田:そりゃそうっすよね。そりゃどこのチームもそうっすよ。毎年ですよね。
 笹沢:毎年そうっすよ。

 ―ワセダは背番号6というのがキャッチャーの番号としてありますが、6番に対する憧れとかはありますか
 笹沢:6っていう数字は好きなんですよね、小学校くらいの時から。小学校で6って付けるとショートじゃないですか。自分もけっこうショート好きなんで。実際やりたくはないんですけど。でもワセダの6番っていうのがキャッチャーのポジションって言われてて、付けられたらいいなとは思ってますけど、そこまでの意識は無いですね。
 細山田:6っていう数字よりも、実力があれば自然に付いてくると思うんで。実力無くて6背負ってても逆に自分でもイヤだし。ちゃんとした実力が備わって自然に6が付けられるっていうのがベストですね。

 ―理想の捕手像はありますか
 笹沢:究極となると足が速くて、肩が良くて、リードも良くて、バッティングも良くて。全てそろったのがいいですね。
 細山田:理想の捕手像…應武監督じゃないですかね。
 笹沢:お前プレー見たことないだろ(笑)
 細山田:ないっす(笑)理想の捕手像はやっぱ勝負強いとか、直感があるとかじゃないですかね。

 ―他校の選手で受けてみたいピッチャーはいますかか
 笹沢:青山学院の高市ですね。高校の同期なんで、その時と今とどっちがいいのかなと思って。一度受けてみたいですね、本当に。
 細山田:自分はいないですね。

 ―ワセダのバッターの中でこいつが入って来たらリードしにくいっていう選手は?
 笹沢:前だったら3つ上の鳥谷さんですね。やっぱすごいオーラあったんで。すごかったですね。今だったら、いないんじゃないですか。自分のチームだからあんま良く見えないってのもあると思うんですけど…。お前いる?
 細山田:小野塚さんは入って何考えてるか分かんないんですよ。ど真ん中見逃したりとか。小野塚さんですね。あと最近の北崎さんとか。

 ―最後にお二人の今季の目標をお願いします
 笹沢:具体的に言うと、打率は3割。なるべく全試合出場。で、チームの優勝に貢献する。
 細山田:優勝ですね。負けない。負けたくないです。
 笹沢:最後は笑いてーな。
 細山田:負けたらソッコー帰って練習じゃないですか(笑)優勝しかないですよ、絶対。

 ★最後に、両選手に今年の目標を書いていただきました。その目標とは…?

『6』『優勝だぃ!!』  

    笹沢選手『“6”』、細山田選手『優勝だぃ!!』でした!
(取材・編集 中里顕、萩原ちひろ) 
笹沢 学(ささざわ・まなぶ)
1984年(昭59)4月2日生まれのO型。東京・帝京高出身。捕手、右投げ右打ち、スポーツ科学部4年
昨季成績 出場なし
通算成績 試4 打1 安0 本0 点0 率.000

細山田 武史(ほそやまだ・たけし)
1986年(昭61)4月29日生まれのA型。鹿児島城西高出身。捕手、右投げ右打ち、スポーツ科学部2年
昨季成績 試1 打0 安0 本0 点0 率---
通算成績 試2 打1 安0 本0 点0 率.000






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