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春季リーグ戦
4月9日 神宮球場
秋春連覇へ! 大野健の完封勝利で好スタート
1回戦
1
2
3
4
5
6
7
8
9
計
早 大
0
1
2
0
0
1
0
0
0
4
東 大
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
(早)○大野健―市丸
◇(二塁打)佐野、江塚
初先発初完封の大野健
球春到来――。2011年東京六大学春季リーグ戦が開幕を迎えた。連覇を目指すワセダは、東大を相手に4−0で勝利。打っては
佐野直音
(スポ4=埼玉・早大本庄)、
江塚諭
(スポ2=静岡・掛川西)、
佐々木孝樹
(スポ3=東京・早実)の適時打で4得点、投げてはこの日がリーグ戦初先発となった
大野健介
(社4=静岡商)が、東大打線に7安打されながらも要所を締めて9回無失点。自身の、そして
岡村猛新監督
(昭53年二文卒=佐賀西)の初勝利を完封で飾った。
9回裏、2死満塁。フルカウントから投じた124球目に、東大の主将・岩崎は手が出なかった。141キロの速球は
市丸大介
(教4=佐賀北)のミットに収まり、主審の右手が高らかに挙がる。見逃し三振。この日10個目の三振を奪った瞬間、腕を突き上げた大野健は『神宮未勝利』の殻を自ら突き破った。現有戦力で最も経験豊富な左腕が、「正直緊張した」と振り返る初めて上った神宮の真っさらなマウンドで見せた躍動は、他の投手陣に勇気を与えたに違いない。
試合を通じて、危なげない内容だった。初回、岩崎にいきなり初球を中前に運ばれるも、続く内海の初球、仕掛けてきたエンドランを見破り走者を刺す。3番・成瀬は全て直球で空振り三振。無難な立ち上がりを見せた。以降は自慢の速球を中心に、時折スライダーを織り交ぜて東大打線を手玉に取る。終盤に3死球を許しはしたが、最終回を除いてピンチらしいピンチは招かず東大をシャットアウト。テンポ良い投球は守備陣の無失策という結果にも表れ、抑えるべくして抑えたといえよう。
初スタメンで適時打を放った佐野
打撃陣では、上記の三人が存在感をアピールした。オープン戦からの好調を維持している佐野が3回表にリーグ戦初安打、初打点を挙げれば、4回表には1死一、三塁から江塚が東大・鈴木の甘い変化球を見逃さずに左中間に2点適時二塁打を放つ。7回表には佐々木が2死三塁から右前適時打。下位打線がつくったチャンスに、勝負強い打撃で期待に応えた。打点を挙げた三人はいずれも2安打の活躍。岡村監督の掲げる『打棒ワセダ復活』へ、脇を固める選手たちの働きは頼もしい限りだ。
「現役時代とは違う、感慨深い1勝」。試合後そう語る岡村監督にとって、『2011年4月9日』は忘れられない日となっただろう。この勝利の美酒の味を忘れずに、「一戦一戦を全力」で戦ってほしい。應武篤良前監督(昭56教卒=広島・崇徳)、野村徹元監督(昭36政経卒=大阪・北野)と、先代、先々代の指揮官は就任1季目で六大学の頂点に立っている。通算して11度の優勝を誇る両監督に続くことができるか。新たな歴史を紡ぐべく、岡村ワセダの長い旅が始まった。
(記事 河野祐樹、カメラ 伊沢浩志、近藤未佳)
初スタメンの江塚
☆初ものづくし!
開幕戦はまさに初ものづくしだった。リーグ戦初スタメンは初の先発マウンドを任された大野健と佐野、地引、江塚の4人。佐野は初安打初打点をマーク。佐々木、江塚が初打点を挙げた。地引は初盗塁。初陣を初勝利で飾った岡村ワセダが、明日以降どのような戦いをみせてくれるのか楽しみだ。
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当新聞会では今季より、ライバル慶大の試合結果記事も掲載することに致しました。下記のリンクよりご覧いただけます。 慶大情報は
こちら
早大打者成績
打順
守備
名前
打
安
点
率
1
2
3
4
5
6
7
8
9
1
(中)
佐々木孝樹
4
2
1
.500
左飛
中安
遊ゴ
右安
2
(遊)
佐野直音
4
2
1
.500
右飛
右2
右飛
三安
3
(左)一
地引雄貴
4
1
0
.250
遊安
中飛
右飛
遊ゴ
4
(右)
土生翔平
4
1
0
.250
空振
中安
二飛
右飛
5
(三)
杉山翔大
3
1
0
.333
遊ゴ
投犠
中安
空振
三
徳井翔一
―
―
―
.―
6
(二)
渡邊侑也
4
0
0
.000
空振
一失
二併
空振
7
(一)
江塚諭
4
2
2
.500
左飛
中2
右安
三ゴ
左
川西啓介
―
―
―
.―
8
(捕)
市丸大介
3
1
1
.333
中安
中飛
投犠
遊直
9
(投)
大野健介
3
0
0
.000
三犠
空振
二ゴ
二ゴ
早大投手成績
名前
試
勝
敗
回
安
四
振
責
失
率
大野健介
1
1
0
9
7
3
10
0
0
0.00
◆コメント
岡村監督
(まずは監督初勝利おめでとうございます)ありがとうございます!(岡村監督にとってこの初勝利はどんな勝利になりましたか)このワセダのユニホームを着て久しぶりの勝利でしたので感慨深いものはありますね。現役のとき(の勝利)とは違ってこれはこれでなかなかいいものですね。(終始引き締まる展開の試合でした)やはり東大のチームはなかなか攻守にわたってきびきびしたプレーをしていましたよね。こちらもなかなか気が抜けない状況でしたね。そういった緊迫感の中での試合だったと思います。(そんな中、佐野や江塚、佐々木などの期待の戦力が活躍してくれました)そうなんですよね。そういう選手が活躍してくれたのはかなり大きいと思います。こちらもほっとしましたよ(笑)。(先発の大野健にはどのような評価をしていますか)もうきょうは彼に尽きるでしょうね。やっぱりなかなか長いイニング投げた経験のない中で試合を作ってくれましたのでね。初先発でシャットアウトでしょう?大したもんですよ。(明日も試合がありますが、意気込みをお願いします)もうとにかく一戦一戦を全力で戦うというだけですね。
濱潤哉新人監督
(商4=鳥取・境)
(今日の試合内容を見ていていかがでしたか)普段どおりのことが出来ていたのでよかったと思います。(先発の大野健選手について)4回以降はテンポがよくなって守りやすいリズム、すぐ攻撃の形に移れて守りの時間も短くすますことが出来たと思います。(野手陣については)ランナーが出た時にチームで決定していたことが出来ていましたね。(佐野選手や江塚選手など新戦力の活躍が光ります)もともと実力はあると思っていたので、よかったとは思いますが、あまり気にしてはいません。(オープン戦で何か収穫があったりしたのでしょうか)守備からのリズムを大事にしていたのでその部分と、あとは9人全体で守っているというのを意識して、ベンチ全体で盛り上げるということですね。(昨年、東大の鈴木投手を相手に敗戦を喫しましたが今回何か対策などはしたのでしょうか)球も遅いですし、いい球があるわけではないので、普段どおりにやれば打てるだろうということでやっていました。(今日の試合で課題として見えたことは)細かい守備のバックアップミスなど、見えていないだけであるので、そこを確認していけたらと思っています。
土生主将
(主将として初勝利。いまのお気持ちを)勝てたということが一番最高なので、勝てて良かったです。(大野健投手の完封勝利について)そんなに完封するとは思っていませんでした。継投になるのかな、と考えていたのですが、大野健が最後までしっかりと投げてくれたので、彼自身もいい経験ができたと思いますし、チームとしてもこうして投手が成長してくれるので、あとは打線ですね。安打は出てますけど4点はちょっと少ないと思うので、もっと取れるようにしていきたいです。(自身の打撃について。1安打でしたが感触は)あのヒットは良かったですね。変化球を狙っていたんですけど、それをしっかり打てました。ただ打席の中での課題も見つかったので、修正していきたいです。(全打席、ファーストストライクを見送っていましたが)狙い球と違っていたというのもあります。ただ甘い球もあったので、手を出していかなきゃと感じもしましたので明日からはどんどん打っていこうと思います。(試合前の円陣ではどういった言葉を)やることをやるだけなので、自分だけがいい結果を出そうとか考えずに自分と、仲間を信じて思いきってやろう、って声を掛けました。(チームとして全て初球での犠打成功。スローガンが体現できていたのでは)そうですね。初球にしっかり決めれるというのはチームにとしてもいい雰囲気が作り出せると思うので、良かったと思います。(明日の東大2回戦に向けて、意気込みを)もうどんなかたちでもいいんで、勝てばいいと思っているので、自分たちらしい、泥臭い野球を接戦になっても自分たちの野球をしていきたいと思います。
市丸
(今日の試合を振り返って)今日はいい感じで粘れたと思います。大野も打たせて取るピッチングなんで、ヒットも結構打たれましたけど良かったと思います。(リーグ戦初先発の大野投手をどのようにリードしましたか)初先発にはなりますけど、神宮でわりと投げているほうなので、特別緊張もしていませんでしたし、普段通りに投げていました。(終盤のピンチの場面ではどんな声をかけましたか)一個一個アウトを取っていこうっていうだけだったので、力まずにいつも通り投げろっていうことをマウンド上では言いました。(昨秋一度負けている東大が相手ということで嫌なイメージもあったと思うのですが、配球面などで特別意識したことはありますか)特にないです。フォアボールなどが絡まなければ、普通に投げたら抑えられると思っていました。(打撃面に関してですが、オープン戦はなかなか安打が出ませんでしたが、どのように感じていましたか)よく知っていますね。まぁ自分の力はそんなものかぁって感じでした。(笑)(公式戦でいきなりヒットが出た時はほっとしましたか)はい。ほっとしました。(笑) 特に意識はしてなかったんですけど。(今季のワセダ初得点のホームベースを踏んだ時のお気持ちは)とりあえず先取点取れれば乗っていけると思っていたんで、先取点取れてほんと良かったです。(第2戦の先発は下級生が予想されますが、どのようにリードしていきたいですか)気持ちよく投げてもらって、持っている力を全部出して欲しいです。自分はそれを手助けするだけです。(市丸選手自身は今期どのような活躍をしていきたいですか)投手陣をしっかり引っ張って、守備面を特に頑張りたいと思っています。
大野健
(初勝利を挙げたいまの気持ち)だいぶヒヤヒヤしたんですけど、最後ストライクって言ってもらえて本当にほっとしました。(初めてのリーグ戦先発のマウンドに上がる時の気持ちは)正直けっこう緊張しました。中盤くらいからは落ち着いてストライクを取れたんですけど、ばらつきがあったのでそのあたりが課題かなと思っています。(立ち上がりは特に不安定だった)味方が点を取ってくれるまでは絶対に点を許してはいけないと思っていたので、ピンチになっても自分の良いボールを投げれば抑えられると思って投げていました。(要所要所で三振を奪っていたが)東大の打者は勝負強いところがあるので、やっぱりピンチの時は慎重に低めに投げようと心掛けていました。(合計で10個の三振を奪いましたが)三振を狙って取れる部分はある程度取れたんですけど、だいぶコントロールがばらばらだったと思うのでそこをもっと修正していきたいです。(終盤は3死球を与えるなど荒れ球も目立ちましたが疲れがあったのか)めちゃくちゃ疲れました。(9回まで投げきったのはご自身で投げたいと申し出たのか)いえ、監督が「いけるとこまでいってみろ」とおっしゃったので。監督が自分に任せてくれたということで、強い気持ちで最後まで投げました。(最後三振を奪いガッツポーズも出ましたが)素直にうれしかったです。やばいなぁと思っていたので、本当にほっとしました。(初勝利が完封完投ですが)結果としては完封できたんですけど奇跡的というか、だいぶ危ないシーンが多かったので、見ている人たちも不安を思っちゃったんじゃないかと思います。安心して任せてもらえるようなピッチングを次はしたいです。(きょう9回にMAXの143キロを計測しました)今までのMAXが142だったので、良かったかなと思います。(きょうの投球は何点ですか)30点です。(次の試合に向けて)きょうの課題を修正してもっとぽんぽんと投げられるようにしたいです。
佐野
(リーグ戦初安打が適時打、それも今年のワセダの初得点を自分のバットでたたき出したその時の気持ちを)去年はベンチ入りしてたんですけど、チームに貢献できなくて、悔しい思いをしたので、今年こそはチームに貢献してやろうという思いでやったので、その結果タイムリーが出てよかったです。(今日の打撃は4打数2安打、凡退した打席も相手の好守に阻まれるなど、オープン戦から打撃は好調を維持していますが)自分は大きいのは打てないんで、まあセンターから右方向にという打撃を意識しているので、それが今日はできたのかなあって思います。(守備では失策はつかなかったものの、危ない送球もありましたが)それが今の課題だと思うので、今日帰ってから、きっちり修正して明日につなげたいと思います。(まだリーグ戦は始まったばかりですが、今後に向けて)1試合1試合集中してやっていけたらいいなと思います。
佐々木
(今日の試合を振り返って、2安打1打点の活躍)初回力んでしまい打てなかったので悔しい。変化球を狙っていたので、それを打てたことは良かった(オープン戦から調子が良い)そうですね。学生コーチの荒谷からアドバイスをもらい、そのおかげで調子が良いです(4年生が抜けて変化した点)昨年よりも練習がのびのびできています(新監督になって)選手とすごくコミュニケーションをとってくれる方で、やりやすいです(1番という打順は)重要な位置です。初回、先頭で出ることが大事ですね(守備は)センターは守りの中心になってくるので、周りに声をかけながらやっています(今季の個人目標は)出塁率5割、盗塁王を目指します(チーム目標は)優勝、完全優勝します。
江塚
(開幕スタメンでしたが)オープン戦でもスタメンだったので、一応前日に明日スタメンあるんじゃないかって心の準備をしてました。(どのような意識で初戦に臨みましたか)チームの目標としてはやっぱり1のつくことを大事にしようということで、初戦でありますし、監督が代わってから、新チームになってから、本当に最初の試合だったので、何としても勝ちたいというのがありました。(4回の左中間二塁打、狙い球は)狙い球というか、監督さんから高めの球を打つようにと言われていたので、高めから甘く入ってくる変化球に自然と手が出ました。(4回の打席に入る前はここで打ってやろうという思いでしたか)オープン戦ではチャンスで1本がなかったので、リーグ戦で何としても打ってやろうと…打つと思ってます。(打ったときの感触は)多少詰まったんですけど、いいとこに飛んでくれたなと思いました。(4回裏には好守備がありましたが)普通に捕っただけです。もうちょっとうまい人がやれば普通に捕れたと思います。(7回の右前安打は)チームとして逆方向に打つということで、左中間二塁打より右前安打を打ったことの方が、チームの方針に従えたかなと思います。(あの打席も高めを待っていた)はい、高めの球です。(明日の試合に向けて)内容どうのこうのではなく、結果にこだわって、勝ちにいきたいと思います。
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