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 秋季新人戦 11月2日 神宮球場



 新人戦4季ぶり勝利!優勝決定戦に最高のエール慶大に惨敗。賜杯の行方は優勝決定戦へ


1回戦
明 大
早 大
(早)〇森大、横山、小山田―地引
◇(二塁打)佐々木


現在、打撃好調の地引  あすの大一番を前に、景気づけの快勝だ。秋季新人戦1回戦が行われ、早大は明大を相手に5―2で勝利。先発の森大(教2)が明大を相手に6回1失点と好投し、後を受けた横山貴明、小山田拓夢(ともにスポ1)もリードを守り切った。打っては徳井翔一(教2)と地引雄貴(スポ2)が、ともに3安打猛打賞の活躍。新人戦では2008年(平20)に優勝して以来1勝もすることができず目下4連敗中だったが、攻守にはつらつとしたプレーで準決勝進出を決めた。

 「元気」。いまの早大に最も欠けているものだ。きのう早慶戦で連敗を喫したため、あすには慶大との優勝決定戦が控えている。その緊迫したチーム状況下、1・2年生はとにかく全力で戦った。「このチームには元気しかないので、とにかく元気出していこう」(杉山翔大=スポ2)。走者が生還すれば歓喜して迎え、守備に就く際には互いを鼓舞する声が飛び交う。「声を出すとか全力で走るとかは、調子が良い悪いに関係なくできることなので」(野崎将司新人監督=スポ4)との言葉通り、試合開始から終了までその姿勢を貫徹。目指していたものは新人戦4季ぶりの勝利だけでなく、「絶対に勝って(優勝決定戦に)弾みをつけよう」(杉山)という大一番を前にしたチームへのエールだった。

先発の役割を果たした森大  春季は1回戦の立大戦で9四球と3失策で好機を得ながら2安打完封負けを喫したように、1・2年生の課題は打撃だった。この日は春季に出場していなかった杉山を4番・遊撃で起用し、6番・一塁に高橋直樹(スポ2)を抜てき。野崎新人監督の用兵が当たり高橋直が初回に先制適時打を放つと、早慶戦から好調を維持する地引も続いて2点を先制した。2回にも佐々木孝樹(スポ2)、徳井の連続適時打が飛び出し、効果的に加点。今季リーグ戦6試合に登板した明大先発・関谷の速球に対し、各打者が力負けせずに振り切った。

 投げては神宮初先発となった森大が、7安打を浴びながらも6回1失点と先発の役目を果たす。直球の球速こそ140キロ前後だが、低めに制球されたカーブとの組み合わせが生きた。先制点をもらった直後の2回1死一、二塁、1点を返されて迎えた6回1死二塁のピンチを、いずれも連続三振で切り抜ける。リーグ戦で登板経験のある投手がいない1・2年生にあって、きょうの好投は希望の光となった。後を受けた横山は1点を失うものの、キレのある直球を主体に2奪三振。最後を締めた小山田は自己最速の152キロを計測するなど、投手三本柱(斎藤佑樹主将=教4、大石達也、福井優也=ともにスポ4)が抜ける来季に向けて収穫の多い試合となった。

 新人戦4季ぶりの勝利が呼んだ流れは、早大に同じく4季ぶりのリーグ優勝をもたらすことができるか。きょうの下級生たちのように「元気」を出して全力プレーに徹すれば、おのずと良い結果が生まれるはずだ。新人戦の準決勝は4日、決勝は5日に行われる。「アベック優勝したい」(森大)。あすの優勝決定戦も含め、早大がきょうからの『4連勝』を狙う。

(記事 田村航平、カメラ 谷口奈津希) 




早大打者成績
打順守備名前(学部学年)
(中)佐々木孝樹(スポ2).400右飛中安  ニゴ  遊失  中2  
(三)徳井翔一(教2).750右安中安  遊ゴ  四球  右安  
(左)大野大樹(社1).000空振四球  ニゴ  空振  空振  
(遊一)杉山翔大(スポ2).000死球一ゴ    空振左飛      
(一)高橋直樹(スポ2).250右安中飛    遊ゴ  右飛    
 東條航(文構1).―                  
(捕)地引雄貴(スポ2).750左安  ニ安  中安  ニゴ    
(右)若杉健太(人2).250右飛  捕ゴ  ニゴ  中安    
(ニ)深澤亮太(社2).000  三失三ゴ    三振三振    
(投)森大(教2).000  一犠ニゴ            
 酒松亮平(スポ2)1.000          中安      
 白澤俊輔(スポ1).―                  
 横山貴明(スポ1)                  
 荒谷健人(文構2).000              一ゴ  
 小山田拓夢(スポ1)――                  

早大投手成績
名前
森大1.50
横山貴明4.50
小山田拓夢0.00


◆コメント
野崎将司新人監督
(きょうの試合を振り返って)とにかくここまで来たら選手を信頼しようを思ったので、特にアドバイスはしませんでした。選手たちがよくやってくれたと思います。(早慶戦の合間で気持ち的に難しかったのでは)きのうは落ち込んでいたんですけど、監督(応武篤良=昭56教卒)には負けの流れを新人がしっかり勝ってあしたに勢いづけるようにと言われました。新人は新人で優勝を狙っているのですが、リーグ戦を含めて勢いをつけられたらと思ってきょうはやりました。(きょう活躍した選手の中にはリーグ戦に出場している選手も多くいました)ここ3季新人戦で1回も勝っていなくて、監督にも勝って来い、優勝しかない、と言われたので。レギュラーかレギュラーじゃないかは関係なく、本気で戦いました。(杉山選手の遊撃起用については)ある意味賭けなんですよね。ずっと一塁や捕手しかやっていなくて。でも、杉山は遊撃をできるセンスも持っているので。やっぱり勝つには打撃面が必要で、杉山を遊撃に置けば一塁にももっと打てるやつを置くことができるので。そういうことを含めて杉山を遊撃に置きました。(バランスを考えた結果ということでしょうか)春は打てなくて負けたので、杉山がいると全然圧力が違うと思います。(地引選手がとても好調のようですが)早慶戦から何か乗っているので、あしたも打ってくれればうれしいですね。(きょう活躍された選手があすの早慶戦に出場するということも)もちろん、あります。やっぱり、そこで勢いをつけてもらうためにこの試合があったとプラスに考えたいので。乗ってくれればと思います。(全体に声が出ていてベンチの雰囲気も良さそうでした)声を出すとか全力で走るとかは、調子が良い悪いに関係なくできることなので、それを新人にはしっかりやっていこうと言っていたので。あれは、いつも通りの結果かなと思っています。(次の立大戦に向けて)3季連続初戦で負けているので、立大のことを考えている余裕はなくて、とにかく初戦明大に勝とうって。それで勝てて、あした早慶戦があるのでまだでちょっと全然考えられないんですけど…当日考えようと思います。(では明日の早慶戦に向けて)早慶戦で勝ち点は落としたんですけど、そこはリーグ戦が終わったと思えと監督にも言われました。選手にとってはへこむこともあると思うんですけど、やっぱりおれらついてるんちゃうかってプラスにとらえようって。50年ぶりの優勝決定戦で、50年後も同じように決めるぞっていう気持ちです。(チームの雰囲気としては)悪くなっても仕方がないので、切り替えてって感じです。半世紀ぶりの優勝決定戦で優勝します!
杉山
(優勝決定戦が控えている状況でのゲームでしたが)ここまでの流れがすごく悪くて、新人戦でも最近はずっと勝ててなかったので、絶対に勝って弾みをつけようという思いで臨みました。(きょうは主将という立場でしたが)勝つことに最も重きを置いて引っ張っていこうと思っていました。(初めて遊撃手として出場したことについては)新人戦の2週間くらい前から練習していました。内野は中学まで守っていたので、落ち着いてプレーできました。(打撃では右方向への意識が見られましたが)最近、開き気味なので右方向を意識していました。右方向に打てれば最悪でも進塁打にもなったりするので良いかなと思います。(4季ぶりの新人戦勝利ですがチームの雰囲気は)このチームには元気しかないので、とにかく元気出していこうという感じでした。(明日の優勝決定戦に向けて)正直、心のどこかで、きのうまでの2日間で決まるだろうと思っていた甘さが出ての2連敗だと思うので、きょうの勢いも大事にしながら、もう一度気を引き締め直して一生懸命頑張りたいと思います。
森大
(試合を終えて一言)粘って勝てたのが良かったです。(緊張はしましたか)緊張というよりも責任感の方が強かったです。(先発はいつ言い渡されましたか)試合1時間前くらいです(準備はできていましたか)先発で投げる予定で調整してきたので、準備はできていました。(6回1失点という内容については)走者が出ても自分のピッチングができたので良かったと思います(球速は141キロが計測されましたが)球速というよりも自分の思い通りのピッチングができたので。(きょうの投球を自己採点すると何点ぐらいですか)80点です。(今後に向けて一言)あしたの優勝決定戦に勝って、続く新人戦にも勝ってアベック優勝したいです。
地引
(きょうの試合を振り返って)新人戦初勝利なので、率直にうれしかったです。(初回に適時打を放った時の気持ちは)やっぱりチャンスで自分が打たないと勝てない試合だと思っていたのですごくうれしいですし、1本出てほっとしています。(早慶戦で2安打、きょうも3安打と、打撃の調子は)ボールの見方が良くなって、見極めがすごく良くなってきているので、調子は良いですね。(好調の秘訣は)練習でひたすら打ち込みました。しっかり形をつくって振るということを意識しました。(きょうは3人の投手が登板しましたが、どのようにリードしましたか)各投手で特徴があると思うので、そこはやっぱり押さえてリードしたのと、みんなコントロールの良い投手なのでコースをしっかり意識してやりました。(小山田投手が152キロを出しましたが)いやー、びっくりしました。150キロ出ると思ってはいましたがすごくびっくりしました。(球は走っていましたか)はい。最高でしたね。(次の立大戦への意気込みを)きょうの勢いをそのまま立大戦に持っていって、また勝てるように頑張りたいと思います。
徳井
(きょうの試合を振り返って)チームの課題だった打撃で先制点を取ることができて、流れに乗ることができたと思います。(チームの雰囲気は)早慶戦2連敗していて、自分たちが勝ってチームを活気づけて、優勝決定戦で勝ってもらいたいと思っていました。(きょうの試合で3安打を打ちましたが)たまたまです。打撃のキャラじゃなくて、声を出すキャラなんで。(最後の適時打は試合を決める一打となりましたが)スライダーを狙っていたんですけど、チャンスだったので甘い球を積極的に打っていこうと思っていました。(今後に向けて)あしたの試合に絶対勝って、新人戦も連勝できたらと思います。
佐々木
(きょうは2安打1打点の活躍でしたが)良かったと思います。きょうはボールが見えていたかなという感じです。(2本目の安打はフェンス直撃の二塁打となりました。何らかの球種を待っていたのか)いえ、何か待っていたというよりかは反応で打つことができた感じですね。(きょうの先発メンバーは、佐々木選手の出身高である早実出身の選手が多くを占めていましたが)そうですね、高校時代自分と同じチームで戦ったメンバーが多かったので、やはり懐かしさとかやりやすさは感じました。(チームにどのような点で貢献したいと考えていますか)自分はとりあえず足があるんで、塁に出て次の塁をどんどん狙っていこうと考えています。要するに足でのチャンスメイクですね。(明日の優勝決定戦で出場する可能性もありますが)しっかりチームに貢献することができるように、出たら全力を尽くします。(慶大に連敗してしまいましたが、チームの雰囲気は)1日空いて新人戦で勝っていい流れができたんで、あすの優勝決定戦でもいい雰囲気で臨めると思います。(来年以降、チームのどのような役割を果たしていきたいですか)1つでも自分のいいプレーを出してチームの勝ちに貢献できるように打撃も守備も走塁も全部頑張っていきたいです。
大野大
(新人戦ということで、リーグ戦とは試合の臨み方にどのような違いがありましたか)2年生がこの大会に懸けていて、優勝というのを目標にやってきました。1年生は自分だけだったので、足を引っ張ることだけはしたくないという気持ちでした。(4季ぶりの新人戦勝利になりましたが)春は2安打完封されてかなり悔しい思いをしましたし、さっきと同じになってしまうんですけど、2年生がこの大会に懸けているので、勝てて良かったです。(自身は3三振と結果が振るいませんでしたが)まあ結果がすべてだと思います。でもあしたもあるので気持ちを切り換えて、課題もはっきり見つかったので帰って練習したいと思います。(森大投手の投球は見ていていかがでしたか)本人も緊張していて自分も少し不安だったんですけど、さすがは1学年上ということで落ち着いて投げられていて良かったと思います。(早慶戦を振り返って)自分もそうですし、野崎さんも杉山さんもすごく落ち込んだままきょうの試合になったんですけど、勝つことができて、あしたにいい流れを持ち込めると思います。(早慶戦でのスタメンは緊張しましたか)早くから準備していましたし、春は代打で出場して雰囲気も分かっていたんですけど、いざスタメンとなると打撃練習あたりからやっぱり緊張してきましたね。観客の多さとかは甲子園で慣れていたはずなんですけど。4回あたりからようやく落ち着いてきました。(竹内大投手(慶大)の印象は)ボールがすごく速いというわけではないんですけど、キレがあるし、チェンジアップの組み立てがうまいですね。何よりも落ち着いてるし、気持ちが強いと思います。(明日もスタメンが予想されますが)もちろん試合に出たいですし、(早慶)1回戦の失敗を繰り返したくないという気持ちが大きいです。1年生らしくがむしゃらにプレーして、勝って野崎さんを胴上げしたいです。
小山田
(自己最速の152キロを出された今の気持ちは)素直にうれしいです。(初球から150キロを出し球場はどよめきましたが、投げたときの感触は)どよめきとかは気付かなくて、手応えも特別にあったわけではなかったです。いつも通り投げました。(球速の自己記録更新の要因は)最近体幹のトレーニングをやっていて、その成果が出たのだと思います。腹筋などを鍛えています。(いつ頃から始めましたか)ここ1ヶ月くらいです。あと、最近カットボールを覚えて、それでピッチングが楽になったというものあると思います。(150キロ以上を出せるという自信は登板する前からありましたか)はい。ここ最近調子が良かったので。(この夏に強化した点は)夏は全体の練習で精一杯でした。(目標とされている大石投手に少し近付けたのでは)そうですね。ちょっと自信になりました。(先日ドラフト会議がありましたが、先輩方のドラフトを見ていて感じたものは)自分も3年後にはああいう風になれたらなと思いました。(現在、安部寮に入っている1年生が春に比べて減ってしまったそうですが、練習や普段の生活への影響は)いま寮にいる同期が大野(大樹=社1)と自分の2人だけで。練習への影響はそんなにないんですけど、1年生は色々と仕事があるので負担が増えたのは確かです。(目標としていた150キロを達成しましたが、今後の目標は)来年の春のリーグ戦で登板することです。そのときに155キロを出したいです。(目標達成に向けた取り組み方のプランはありますか)やっぱりウェイトトレーニングをしっかりしたいです。大学に入ってからはあまりできていなかったので。これから冬に向けてやっていきたいです。


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