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春季リーグ戦
5月15日 神宮球場
土生がV打!法大に3季ぶり勝利
1回戦
1
2
3
4
5
6
7
8
9
計
早 大
0
0
1
0
0
0
0
2
0
3
法 大
0
0
0
0
1
0
0
0
0
1
(早)○斎藤、大石―杉山
◇(本塁打)斎藤(三塁打)土生
バットがとらえたのは、抜群の球威を誇り、何度もチームを苦しめてきた直球だった――。両チームのエースが好投を見せ、緊迫した投手戦が繰り広げられる中で、早大は斎藤佑樹主将(教4)の本塁打で先制。その後同点に追いつかれたが、8回に四球から広げた好機で土生翔平(スポ3)が右越えに適時三塁打を放ち、2点を勝ち越し。継投でその点差を最後まで守り抜き、まずは今後に向けて大きな1勝を手にした。
優勝のためには、絶対に負けてはならない試合のマウンド。加えて投げ合う相手が昨年一度も勝利できなかった法大・加賀美であるからこそ、斎藤主将は冷静に自らの投球を貫いた。初回、先頭打者に出塁を許し、犠打で得点圏に走者を送られる苦しい立ち上がり。しかし、速球と変化球のコンビネーションで後続を打たせて取り、先制点は許さない。この日は4回まで同様に先頭打者を得点圏に進められたが、ピンチで見せる姿こそ斎藤主将の真骨頂。持ち前の制球が冴え、速球が走った。4回、2死二塁で迎えるは打者・加賀美。140キロ台中盤の直球で追い込み、最後は変化球で空振り三振に仕留める。早大の主将としての意地――。この日、同じマウンドで好投を続ける相手にはっきりと見せつけた。その後も表情を変えずに投げ続け、7回を被安打4で失点1。勝利へのあくなき執念の結果だった。
いかにして早大キラーを攻略するかに注目が集まった打撃陣。容易に点を取れない相手であることは分かりきったことであり、数少ない好機をものにするほかに手段はない。均衡を破ったのは、斎藤主将だった。ファーストストライクを狙った甘い直球を逃さずに振り抜くと、打球は一直線に左翼席へ。4年間で自身初となる本塁打で先制した。しかし、この後は球威で押す加賀美の投球に打線は沈黙。特に5回以降は三者凡退を繰り返す淡白な攻撃が目立った。試合が動いたのは、同点に追い付かれて迎えた8回。四球と内野安打でつくった2死一、二塁の好機に打席に立った土生は、迷いなく2球目の直球を振り抜いた。右中間へ伸びる飛球――。相手守備の頭上を越えた打球が外野に転がった。土生は生還した走者を見届けると、三塁ベース上で腕を高く突き上げる。斎藤主将と土生が打ったのは、いずれも甘めの直球。狙い球を絞ることで、ついに天敵の攻略に成功した。
勝ち越した直後から登場した守護神・大石達也(スポ4)は圧巻の投球。ここまで自慢の速球が痛打される場面が目立ち、復調が待たれていたが、この日の投球でその心配を見事に払しょくした。最速154キロの直球を軸に法大打線をねじ伏せ、何度もバットが空を切る。2回を投げ抜き、3者連続を含む5つの三振を奪った。大石が本来の姿を見せ、大一番で早大の求める形ができたのは心強い限りだろう。
主力が確実に役割をこなし、理想とする試合運びを見せた早大。この日見事にかみ合った投打の流れを明日に生かし、連勝での勝ち点奪取を狙いたいところだ。見据える先はただ一点。優勝という最大の目標へ向け、早大はまた一歩着実に階段を上って行く。
(記事 高畑章、カメラ 池谷優憲、菊池瑞)
☆1年半ぶり勝利
法大に対し、昨年の対戦成績は2分4敗。最後に勝ったのは2008年秋と、苦手にしていたことが分かる。あす勝って、すんなり勝ち点を手に入れることができるか。
早大打者成績
打順
守備
名前(学部学年)
打
安
点
率
1
2
3
4
5
6
7
8
9
1
(二)
渡邊侑也(スポ3)
4
1
0
.429
遊ゴ
二ゴ
左飛
遊安
2
(遊)
松永弘樹(スポ4)
4
0
0
.250
三振
遊ゴ
三振
空振
3
(右)
土生翔平(スポ3)
4
2
2
.296
右安
左飛
遊飛
右3
4
(捕)
杉山翔大(スポ2)
4
1
0
.346
二ゴ
中安
遊ゴ
三振
5
(左)
山田敏貴(社4)
3
0
0
.227
右飛
二飛
左飛
三
松本歩己(スポ3)
1
0
0
.133
空振
6
(三)一
宇高幸治(スポ4)
4
1
0
.238
三振
左安
遊飛
三ゴ
7
(一)
後藤貴司(社4)
3
0
0
.231
中飛
二飛
右飛
投
大石達也(スポ4)
1
0
0
.125
空振
8
(中)
佐々木孝樹(スポ2)
3
0
0
.154
三ゴ
空振
捕ゴ
9
(投)
斎藤佑樹(教4)
2
1
1
.286
左本
二ゴ
打左
川西啓介(社3)
0
0
0
.250
四球
早大投手成績
名前
試
勝
敗
回
安
四
振
責
失
率
斎藤佑樹
4
2
1
7
4
2
4
1
1
1.24
大石達也
6
2
1
2
1
0
5
0
0
3.60
◆コメント
応武篤良監督(昭56教卒)
(初球打ちが功を奏したように見えましたが、本日の打撃を振り返って)好球必打を指示したが、加賀美君の出来も良かったのでなかなか点を取れず苦しかったです。(快投を見せた大石投手でしたが、明日以降センターでの起用は考えていますか)やっと投球が戻ったところなので、まだ投手で専念させます。(勝ち点のかかった明日の法大2回戦への意気込みをお願いします)今日の勝ちも、明日勝たないと意味がなくなるので、全員総力で戦いたいです。早大の応援が一番力になるのでお願いします。
斎藤主将
(ご自身の投球を振りかえって)7回1失点は内容として満足していません。(法大相手に勝利したことに関しては)今日勝てたことはチームとして大きいです。(ナイスホームランでした!感想は)まっすぐを狙ってました。レフトフライかと思いましたが、風が運んでくれました。(主将として、明日への意気込みは)2連勝!!頑張ります。
土生
(一昨年の秋季以降の法大からの勝利となりました。昨年対応できなかった外角への攻められ方はいかがでしたか)甘い球を積極的に打てたので良かったです。(早いカウントから第1打席、そして決勝打の第4打席とヒットを打ちましたが、加賀美投手への狙い球やコースなどはあったのでしょうか)ストライクを取りにくるボールに力がないのでそれを狙いました。(今日は守備でも好捕球が目立ちました。守備で今季意識していることはありますか)あれは執念で捕りました。
大石
(チームが勝ち越した直後の8回からの登板でしたが、どんな思いでマウンドに上がりましたか)みんなが勝ち越してくれたから絶対に点をやらないつもりでマウンドに上がりました!(2回5奪三振という内容でしたが、調子は)今日は調子が良かったです。(明日への意気込みは)明日勝たないと意味がないので勝ちます!!!
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