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 春季リーグ戦 04月11日 神宮球場



 杉山が5安打!11得点で立大に圧勝


2回戦
早 大11
立 大
(早)福井優、○大石―杉山
◇(二塁打)松本


この日5安打の活躍の杉山  9回表。相手の失策などもあり、この回だけで4点を奪いスコアは11−1。ワセダが大きくリードしすでに大勢は決していたが、打席に入る杉山翔大(スポ2)の集中力は途切れていなかった。甘い球を見逃さず、2球目を中前に打ち返した。この試合自身5本目の安打を放った杉山はしかし、浮かれることなく一塁ベース上で悠然と構える。大差がついても気を緩めることのない、いわゆる『驕り』とは無縁のその姿からは、すでに中心選手としての風格すら感じられた。

 前日の劇的なサヨナラ勝ちから一夜明けて迎えた立大2回戦、投打の歯車がうまくかみ合ったワセダは11−2で大勝。開幕2連勝で早々と勝ち点1を獲得した。勝利の立役者は杉山だけではない。この日のワセダナインは、試合終了のその瞬間までそれぞれが全力を尽くそうという、強い精神力を持って試合に臨んでいるように見えた。

 初回、1死から中前安打で出塁した松永弘樹(スポ4)はすぐさま二盗に成功。前日無安打の土生翔平(スポ3)も、しっかりとボールを見極め四球を選ぶ。続く山田敏貴(社4)が全力疾走で凡打を内野安打に変える。彼らの得点への執念が、杉山と松本歩己(スポ3)の適時打を呼び込んだ。初回に3点を先制したワセダ。中盤こそ追加点が奪えなかったが、8、9回にも4点ずつ加え、終わってみれば15安打で11得点を挙げた。新核弾頭の渡邊侑也(スポ3)が猛打賞、不振にあえいでいた3番・土生にも適時打が生まれるなど、オープン戦から通じてやや湿り気味だった打線に活気が出てきたようだ。

早くも2勝目をあげた大石  先発投手はプロ注目の右腕・福井優也(スポ4)。その初球、いきなりの148キロという球速表示に観客からどよめきの声が上がる。初回からエンジン全開の福井優は、鋭いスライダーも効果的に織り交ぜて、3イニングとやや短い投球回数であったが1失点に抑えた。4回からは前日の勝利投手・大石達也(スポ4)がマウンドへ。ロングリリーフということもあってか、剛速球でグイグイ押す普段の投球スタイルは封印していたが、時折見せる150キロ超の直球と110キロ台のカーブを組み合わせて立大を翻弄(ほんろう)。6イニング1失点で、早くも今季2勝目を挙げた。

 守備においても全力プレーを見せる。3回裏の2死満塁のピンチに、三塁手の松本が腕を目いっぱい伸ばし、三遊間を破らんとする打球を好捕。開幕戦の殊勲者・松本の美技に、ワセダ側スタンドからは大歓声が上がった。

 『一球入魂』――。かつて早大野球部顧問を務めた故・飛田穂洲氏が野球に取り組む姿勢を言い表した言葉である。この日、選手たちは見事にこの言葉を体現していた。次なる相手は昨季の覇者・明大。今季も東大に圧勝して好スタートを切っている。しかし、恐れることは何もない。立大戦のように各選手が『一球入魂』を貫き、全力プレーを心掛ければ、結果はおのずとついてくるに違いない。

(記事 河野祐樹、カメラ 伊沢浩志、谷口奈津希) 




1年生で公式戦出場一番乗りの大野大 ★ルーキーが神宮デビュー!

 8回、大野大樹(社1)が代打で登場。今年の新入生では最初の公式戦出場となったが、一ゴロに倒れた。オープン戦から打力でアピールを続けてきた、期待のルーキー。今後の成長ぶりに、要注目だ。







早大打者成績
打順守備名前(学部学年)
(二)渡邊 侑也(スポ3).500空振三振  中安  投ゴ  右安右安
(遊)松永 弘樹(スポ4).400中安四球  四球    二ゴ死球四球
(右)土生 翔平(スポ3).125四球三振  投直    投ゴ四球中安
(左)山田 敏貴(社4).333遊安空振    中飛  四球四球  
 走左川西 啓介(社3).000                遊失
(捕)杉山 翔大(スポ2).667右安  三安  中飛  左安左安中安
(一)宇高 幸治(スポ4).000遊飛  三犠  中飛  中飛    
 大野 大樹(社1).000              一ゴ  
 後藤 貴司(社4).000                空振
(三)松本 歩己(スポ3).400左安  二直    右2  四球四球
(中)佐々木孝樹(スポ2).333遊安    空振  三安  投犠投犠
(投)福井 優也(スポ4).000三ゴ                
 桜庭 啓修(社3).000      遊ゴ          
 大石 達也(スポ4).000          中飛  投ゴ遊ゴ


早大投手成績
名前
福井優也3.00
大石達也1.13


◆コメント
応武篤良監督(昭56教卒)
(立大との開幕カードを制しました。その心境を教えてください)昨秋、法大、慶大と2大学から勝ち点を取れず、悔しい思いがあったので久々の勝ち点を取れたことは心から嬉しいです。(本日の試合の勝因は)福井のアクシデントにも関わらず、大石のロングリリーフが勝因の一つ。それと松本歩の三遊間のゴロをファインプレーして、流れを切ったこのプレーが全てです。(次の明大戦への意気込みは)全力で戦うのみです。
大石
(連勝で勝ち点獲得。今の気持ちは)うれしい!!(9回に1点を失いましたが、疲れの影響などはありましたか)最後バテてしまった。スタミナの面で課題が見つかった。(きょうは変化球が効果的に決まっていた印象を受けましたが、ご自身のピッチングを振り返って)ロングリリーフだったので、変化球を多めに使いました。決まっていたので良かったです。
松本
(きょうの試合を振り返って)大事な場面でしっかり守れて良かった。(攻守共に好調の要因は)冬の練習が今に出てきています。(次の明大戦への抱負と意気込みは)絶対に勝ち点を取り、チームに貢献します。


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